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焦らず・腐らず・おごらず…の意味を深く考え実践する

焦らず・腐らず・おごらず…という名言がある。

良品計画のトップを務めた松井忠三さんの名言のようだが、松井さんが創った言葉かどうかは存じ上げない。それはともかく、この言葉は名言としていいだろう。なかなか深い言葉なのだ。

焦らず・腐らず・おごらず…の意味を深く考え実践したい。

目次

焦らず・腐らず・おごらず…の意味

焦らず・腐らず・驕らず…を実践する会社員

焦らず・腐らず・おごらず…の意味だが、言葉どおりの意味だ。

焦ってはいけない、腐ってはいけない、おごってはいけない…ということだが、

注目したいのは、「焦らず」と「腐らず」はリンクしているが、「おごらず」は独立している、ということだ。焦りから腐る、ということはある。焦って何とかしようとするがどうにもならず、腐ってしまう…ということはある。焦っておごるとか、腐っておごる、ということはまずない。

 

焦らず

焦ることがある

仕事でもプライベートでも、焦ることがある。

わたしが今焦っていることは、ブログのPVが伸びない…ということだ。

PVは昨年の6月と変わらない。そこから150記事書いているのに変わらない。

一時的に17万+PVまで行ったが、そこからつるべ落としで現在は13万+だ。こういう状況ではさすがに焦りが生じる。焦りがエネルギーになることはあるが、焦りにはデメリットがある。

※同期や後輩が先に出世し焦るとか、結婚に焦る…ということもあるだろう。

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焦るデメリットがある

なぜ焦るとまずいのか…だが、

焦ると感情的になり、正しい判断を下せない…ということがある。

とにかく現状を何とかしなければ…という思いが強くなり、視野が狭くなり、長期的な視点というものを失ってしまう。その結果、ショートカットを狙い、長期的にはマイナスになるようなことをしてしまう。この場合は、高利の負債で一時しのいだ形で、後でツケを払わされることになる。

※感情的になると、グレーゾーンに踏み込みやすくなる。

焦らないようにするには…

焦らないようにするためには、どうすればいいのだろうか。

まずは、自分が焦っている…と認知することだろう。そして、焦りのデメリットを反芻する。

先に、長期的な視点を失い長期的にはマイナスになるようなことをしてしまう、と書いたが、それ以外にも、視野が狭くなっているため、まわりに気を遣えなくなるとか、普段ならしないようなミスをすることがある。これらのデメリットを反芻することで、とりあえずクールダウンしたい。

※先にわたしの焦りを書いたが、書くことも焦りを抑える手段になる。

 

腐らず

腐ることもある

焦りと同様に腐ることもあるだろう。

焦って何とかしようとするがどうにもならず、腐ってしまう…ということがある。

自暴自棄になり腐る、ということだ。わたしも、あと150記事書いた時点で、PVが今と同じか下がるようであれば、腐るかもしれない(笑)。そうなれば、このブログは終了すると思う。

※腐った状態で続けることはできない。

腐るデメリットは

腐るデメリットとして大きいのは、ダウンサイドが大きくなってしまうことだ。

仕事でもプライベートでも、アップダウンは必ずある。いい時があればそうでない時もある。

なので、成功しようと思えば、ダウンサイドを小さくして、アップサイドを大きくする、ということが必要になるのだ。そうすれば、後者から前者を引いても、アップサイドが残ることになる。

アップサイドが小さくなる

腐ると、アップサイドが小さくなる、ということもある。

このことは数学的に説明することもできるが、深く沈むと上がるのに時間がかかるとか、(浅いところで踏みとどまる場合より)上がるために労力を要する…という感覚的な理解でいいと思う。

腐らないようにするには…

腐らないようにするには、どうすればいいのだろうか。

焦らないことと同じで、自分は今、腐りそうだ…と認知し、腐るデメリットをよく反芻することだ。

外部環境や自分の状態の変化により、アップダウンは必ずある。トータルでアップサイドを残し成功するためには、ダウンサイドを小さくしなければいけない。そのために「腐らない」とする。

※仮に腐ったとしても、ほんの一時にすべきだ。

 

驕らず

おごることがある

人はおごってしまうこともある。

わたしがおごってしまったのは、ビジネスが上手くいったときだ。

そのときは、運にも恵まれて上手くいったのだが、運を引き寄せたことも自分の実力だ…と勘違いしてしまった(笑)。おごってしまった結果、気持ちが緩んでしまったことを覚えている。

※会社では、出世した途端(万能感が芽生え)おごりが生じる、ということがある。

おごるデメリットは

おごるデメリットは、アップサイドを削ってしまう、ということだ。

ビジネスが上手くいくことにしても、出世することにしても、いいことだし「いい時」である。

つまり、アップサイドを享受すべきときなのだが、そこでおごってしまうと、アップサイドを自ら削り取ってしまうことになる。わたしのように、気持ちが緩んでしまうこともそうだし、おごり高ぶり、まわりの人に対する配慮を欠く、不愉快な思いをさせる…ということもそうだろう。

※せっかくのアップサイドを、愚かにも自ら削ることになるのだ。

おごらないようにするには…

同様に、自分は今、おごっている…と認知し、これではまずい…と思うことだ。

せっかくのアップサイドを、自ら削ることほど馬鹿らしいことはない。

せっかく苦労して時間を要してアップサイドを得たのに、「自分にはそのアップサイドはふさわしくない」とばかりに、自分で削ってしまう…。言い換えると、せっかく手に入れたチャンスを自ら手放す…ということになる。

おごりそうになったら、こういう馬鹿なことをすることになる…と認識すればいい。

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焦らず・腐らず・おごらず - サマリー

まとめ

今回は、焦らず・腐らず・おごらず…の意味を深く考え実践する、ということで書いてみた。

先に、「焦らず」と「腐らず」はリンクしているが、「おごらず」は独立している、と書いた。

だが、「腐らず」と「おごらず」には、アップサイド・ダウンサイドの概念を使えば上手く説明できる、という共通点があった。このことは、書きながら気付いたことで、最初からそう思って書き始めたわけではない。わたしは書きながら考えるため、そういうことがよくあるのだ(笑)。

※「腐らず」と「おごらず」もリンクしていた。

話が逸れたが…

この2つについては、アップサイドを伸ばしダウンサイドをカットするため(限定するため)に、やめましょう…ということだ。そうすることで、成功に近づく…ということになるだろう。

今回の記事:「焦らず・腐らず・おごらず…を実践する」