自分に失望した時の対処法7つ - 何もできないことはない
自分に失望することがある。
自分が思うようにできなかった…ということで自分に失望する。
これには、仕事で(ケアレスミスが原因で)大きめの失敗した、というレベルの話から、受験、就職、転職などで失敗した…というキャリアにかかわるレベルの話まである。レベルが違うと失望時の対処法も変わるのでは…と思うが、レベルがどうあれ基本的な対処法は同じだ。
今回は、自分に失望した時の対処法について書いてみたい。
目次
自分に失望することがある
人生の旅では、自分に失望することがある。
たとえば、努力しているのに結果が出ない、大事なところで選択ミスをする、勝負どころで失敗する、会議などでは、発言すべきところで発言できなくても、自分に失望することになる。冒頭で述べたように、レベルは様々だが、「自分に失望する」という点では同じことだ。
会議などでは、逆に変な発言をして失望することもあるが(笑)。
許容範囲から外れた時に…
事前に自分が想定する範囲、というものがある。
これぐらいの努力をすれば、これぐらいの結果が出るだろう、これぐらいの準備をすれば、失敗してもリカバリーできる、と考えるが、現実がその範囲から下振れすれば、がっかりする。
自分自身の不甲斐なさに失望するし、そこに他者の目がからんでくると、失望に輪がかかる。自分の評価が地に落ちてしまった、他者も(ある意味)失望させてしまった…と思うためだ。
失望した時の対処法は
現実を受け入れる
現実は拒否しても仕方がない。淡々と受け入れるしかない。
やらかした直後というのは、感情的になっているので後悔の念しかないが、時間をおけばある程度は冷静になることができる。そこで、否応なく現実は現実として淡々と受け入れる、とする。
最も大事なこれからのために、そうする必要がある。
失敗の原因を考える
失敗であれば、「どうして失敗したのか…」と考える。
大事な会議の場で発言すべきところで発言できなかった…ということであれば、発言する勇気が足りなかったのかもしれない。発言の内容自体に自信がなかったのかもしれない。
発言したあとに、詳しく説明を求められるのが嫌だったのかもしれない(詳しい説明をする自信がなかったのかも)。はたまた、発言を無視される(なかったことにされる)恐怖があったのかもしれない。
ほかにも理由があるかもしれないが、とにかく失敗の原因を自分で考えたい。
失敗を記録する
自分に失望するほどの失敗のときは、あえて記録したい。
記録すると、(気持ちの上で)その出来事に区切りをつけることができる。過去のことだ、とすることができるのだ。この効果は思うより大きい。そんなことを記録しても仕方がない…と思うかもしれないが、やってみればいい。
失敗の記録を見返すことにより、同じ失敗を防ぐことができる。
失敗を記録してある程度の数になると、自分はこういう場で失敗する、こういうパターンで失敗する、ということがわかるようになる。これらは、今後の失敗を防ぐ上での貴重な情報になる。
今後のために対策を立てる
失敗の記録&分析が終わったら、今後のために対策を立てたい。
会議の例だと、「発言する勇気をどう持てばいいのか…」、「発言内容に対する自信をどう持てばいいのか」、「詳しい説明を求められることが負担にならないようにするには、どうすればいいのか」、「発言をなかったことにされる(無視される)恐怖はどう取り扱えばいいのか…」ということを考える。
たとえば、「発言する勇気をどう持てばいいのか」については、自分には話す権利があるし、話さなければここにいる意味がない。何も話さないよりは、内容が薄くても話した方がいい…と認知することで、解決するかもしれない。発言しないなら会議に出る資格はない、と考えてもいい。
これまでより粘ろう…とする
自分に失望したときは、今後はこれまでより粘ろう…と考えたい。
粘りがきかずあきらめてしまい、それが失敗や後悔、自分に対する失望につながる…ということがある。
以前の記事で、「結果を出す人は粘り強い」と書いた。また、「粘り強さは結果を出すための必要条件だ」とした。結果が出ずに失望するときは、この必要条件を欠いていることがままある。
※もう少しうまく粘れば、上手く行ったかもしれない…ということがあるはずだ。
したがって、これを機に「これまでより粘ろう…」としたい。
自分を責めない
自分に失望すると、自分を責めたくなる。
こうしておけば、ああしておけば、こう考えておけば…という悔いが湧き上がってくる。
そういう後悔があれば、今後のための対策に回せばいい。認知がまずかったのであれば、今後はそいういう認知をしない…とすればいいのだ。そういう認知をした自分を責めても仕方がない。
ゆるく考えることも
自分に対し、ゆるく考えることも必要だろう。
ゆるく考え、自分にやさしく接すればいい。自分に失望する、という状況は、心に傷を負っている状態なのだから、まずは傷を癒す行動をした方がいい。自分で傷をえぐるようなことをしてはいけない。
※自分にやさしくできれば、他人にもやさしくできる…という良い効果もある。
今すべきことをする
ひと通り自分に失望したあとは、自分が今すべきことに集中したい。
※これまで述べたことをした後は、自分がすべきことに集中した方がいい。
これからのあなたにとって、最も大事なことは何だろうか。投げやりになり、その思考をすっ飛ばして何かをする、ということではなく、「最も大事なことは何か」についてよく考えたい。
そして、将来の利益に向かい今すべきことをすればいいのだ。
現状を活かす
そのときは、現状を活かす努力をすればいい。
たとえば、キャリアの選択で失敗したのであれば、失敗した現状を活かしたい。
失敗すれば、その分選択肢が狭くなる。選択肢が狭くなる、ということは、(ポジティブに考えれば)選択に悩まなくてもいい…ということだ。選択肢が多いと選ぶときも大変だし、その後も後悔しやすくなる。最善の選択をしたのか?あの選択の方がよかったのでは…と思いがちなのだ。
なので、何かに腹をくくって取り組める、ということになる。
自分に失望した時の対処法 – サマリー
まとめ
今回は、自分に失望した時の対処法について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)現実を淡々と受け入れる、2)失敗の原因を考える、3)失敗を記録する、4)今後のために対策を立てる、5)これまでより粘ろう…とする、6)自分を責めずゆるく考える、7)今すべきことをする、の7つになる。
自分に失望した時は、何もできない…と思ってしまうが、そんなことはない。
何もできない…とあきらめてしまうと、そこで終了だ。
だから粘りたい。
わたしも3年弱このブログを書いてきたが、自分に失望している部分はある(笑)。期待ほどの結果が出ていないためだ。だが、こんなときこそ粘りが必要だ、と自分に言い聞かせている。
今回の記事:「自分に失望した時の対処法7つ – 何もできないことはない」