他人を操る人がいる。
このタイプの人は、人を操ることで自分の意に沿うような言動をさせ、自己の利益を手に入れようとする。自己中心的なエゴイスト…とすることができるだろう。このタイプの人にかかわると、ロクなことにならない。迎合しても反発しても、あまりいい結果にはならない。
今回は、人を操る人の心理と特徴について書いてみたい。
目次
人を操る人がいる
人の心理を上手く利用する人がいる。
わたしが「やられたな…」と思ったのは、高額商品を買ったときのことだ。
価格が高いな…と思って躊躇しているタイミングで、「ご予算はいくらですか?」と尋ねてきた。
このとき、買い物が上手な人であれば、その商品の価格以下の金額を予算として伝え、値引き交渉をするのだろうと思う。だが、わたしの場合は、商品の価格をアンカーとして意識してしまったことと、見栄を張る、という意識もあったのかもしれない。その価格を予算として伝えてしまった。
なので、「金額的には大丈夫ですね」ということになってしまった(笑)。
心理と特徴は
支配したい
人を操る人には、「人を支配したい」という思いがある。
自分の支配下に入る人には愛想よく接するが、支配を受けない人には冷たく接する。
後者の人を疎外しようともする。「うっかり間違えました…」という体裁をとって、自分になびかない人を仲間はずれにしようとする人がいるが(嫌がらせだが…)、このタイプの人になる。
※自分のグループを作り、トップに立ちたい…という気持ちがある。
脅しを使う
人を操ろうとし、脅しを使うこともある。
脅すことにより、相手の行動を(自分が望むように)変えようとする。
フィクションだが、あるドラマでは、「相手を脅す」というシーンがよくある。
相手の弱みを掴み、それをネタに相手を脅す。脅しに屈する人もそうでない人もいるが、それはさておき、人を操るために脅しを手段として使うのだ(ドラマのみならず、現実にもあることだ)。
平気で嘘をつく
このタイプの人は、平気で嘘をつく。
嘘をつくことで、自分の影響力を大きくしようとする。
たとえば、話を盛ることは当たり前で、やっていないことも「やった」とする。酷い場合は、学歴を詐称したり、職歴を詐称する…ということもする。自分の影響力を拡大することが目的だ。
巧妙に悪口を言う
人を操る人は、さりげなく人の悪口を言う。
自分の支配を受けない人(かつ気に入らない人)の悪口を、さりげなく言うのだ。
声高に悪口を言えば、自分の立場が悪くなる…ということを知っている。だから、チャンスだと思うタイミングでさりげなく言う。悪口を伝える相手には、自分の影響力を受けやすい人を選ぶ。
私利私欲に執着する
このタイプの人は、私利私欲に執着する。
私利私欲を求めるのは、ある意味当然かもしれないが、程度が突き抜けているのだ。
だから、卑劣な手段を使って人を疎外しようとしたり、脅しを使って相手の行動を変えようとしたり、嘘を使って自分の影響力を大きくしようとする。すべては、自分の私利私欲を満たすためだ。
不誠実である
このタイプの人に誠実さはあまりない。
誠実であろうとすると、私利私欲はひとまず脇に置かなければいけない。そういうことは、人を操る人にはできない。あえて言えば、自分の私利私欲に対し誠実である、ということかもしれない。
他者に共感しない
人を操る人は、他者に共感しない。
共感するふりはするが、共感しているわけではない。共感するふりをすれば自分の利益になる(この人を操れる)、と思うためそうするにすぎない。この「ふり」に決してだまされてはいけない。
他責思考である
このタイプの人は、他責思考である。
上手く行かなくても自分に責任がある、とは考えない。他者やとりまく環境に責任がある、とする。なので、失敗を糧とすることができない。「後悔をしない」という点はポジティブだが…。
実は自信がない
このタイプの人は自信があるように見えるが、実は自信がない。
自信がないから、自分のグループを作りたい…となる。
さらに、嘘をついて自分の影響力を大きくしようとしたり、悪口という劇薬を使い人を貶めようとしたりする。自信の欠落が、邪悪を引き寄せる。自信があれば、こういうことをする必要がない。
人を操る人の心理と特徴 - サマリー
まとめ
今回は、人を操る人の心理と特徴について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)支配したい、2)脅しを使う、3)平気で嘘をつく、4)巧妙に悪口を言う、5)私利私欲に執着する、6)不誠実である、7)他者に共感しない、8)他責思考である、9)実は自信がない、の9つだ。
冒頭でも述べたが、このタイプの人は、人を操ることで(他者に)自分の意に沿うような言動をさせ、自分の利益を手に入れようとする。自己中心的なエゴイストである…とすることができる。
このタイプの人にかかわると、振り回され心底疲弊することになる。
このタイプの人が上司になると最悪になる。我慢せず、さっさと異動願いを出した方がいいかもしれない。我慢していると、(適応の結果)自分もその上司に似てくるので注意した方がいい。
今回の記事:「人を操る人の心理と特徴9つ」