うっかりミスや間違いを防止する方法5つ
うっかりミスをすることがある。
人である限り、そういうことはある。必ずしも、そうすることが悪い、というわけでもない。
ミスや間違いによるダメージが小さく取り返しがつく場合は、むしろ「いいこと」になる可能性すらある。そのミスなどの情報を有効に活用すれば、より大きなミスや間違いを防ぐことができる可能性があるためだ。
だが、同じようなミスを繰り返しては意味がないし、重大なミスは防がなければいけない。
今回は、うっかりミスや間違いを防止する方法について書いてみたい。
目次
ミスや間違いはある
ミスをすることがある
うっかりミスをしてしまうことがある。
たとえば、誤発注だ。
投資の話だが、わたしは「買い」なのに「売り」として注文を出したことがある。
そのときは、何か違和感があるな…と思いつつ注文を出したのだが、約定の情報を確認するまで気が付かなかった。わたしは今のところ数字を間違えたことはないが、金額や数量を間違えて発注してしまう人もいるだろう。かつてはプロがやらかして、社会的な事件になったこともあった。
ミスではなく間違うこともある
うっかりミスではなく、間違ってしまうこともある。
読み間違えた…という類のことだ。
これも投資の例になるが、株を買ったら下がり、株を売ったら上がる、という現象がある。当然、上がると思うから株を買い、下がると思うから株を売るのだが、この読みが外れる…という現象だ。
こういう間違いをすると、しばらくは砂を噛むような思いをすることになる(笑)。
ミスや間違いを防止する方法は
動作で確認する
うっかりミスの場合は、動作で確認して防止する方法がある。
電車のホームにいる駅員さんが、指さし確認をしているのを見たことがあると思う。
高校野球でも、走者が指さし確認をしている光景を見たことがある。
ボールの現在位置や相手の守備位置を確認しているのだと思うが、踏み忘れないようにベースの位置を確認する、ということもあるようだ。審判やコーチが指さし確認をする、ということもある。
※声を出してもいい。声出し・指さし確認は有効な方法だ。
3回チェックをする
ダブルチェック+1回、計3回チェックしたい。
先に、「わたしは今のところ数字を間違えたことはない」と書いたが、3回チェックするためだ。
4回以上チェックすると、(効果が上がらず)時間の無駄になる。なので、3回程度がいいと考えている。
3回目のチェックでは、あえて目先を変える。一度、集中力をリセットしてから再度チェックする。そうすることで目先が変わり(視野が広くなり)、見えなかったことが見えることがある。
違和感があれば立ち止まる
何か違和感があれば、そこで一度、立ち止まった方がいい。
先に、「何か違和感があるな…と思いつつ注文を出しミスをした」という話をした。実践では、何か違和感があるけれども、「まぁいいや」として流すことがある。これがミスにつながるのだ。
違和感は「警報」だと思った方がいいだろう(知らせてくれているのだ)。
間違いのパターンを知る
自分が間違うパターンを知っておきたい。
これを知っておくと、うっかりミスのみならず「読み間違い」も防ぐことができる。
自分にはこういう傾向がある、ということがわかれば、間違いを減らしたり、間違いによるダメージを減らしたりすることができる。そのためには、間違いを都度記録することが必要になる。
※間違うパターンに入っているのでは…と自重することができる。
既存の仕組みを見直す
仕組みを見直せば、ミスを防ぐことができるかもしれない。
たとえば、転記作業があるとしよう。
人が記憶して転記、という作業になっていれば、ミスをする可能性が増える。記憶&再現ミス、入力ミス、という可能性があるためだ。なので、転記をコピペにすれば、ミスを防ぐことができるだろう。
※仕組みの変更で防止できるのであれば、積極的にそうすればいい。
ミスや間違いに対する考え方は
忌み嫌う必要はない
ミスや間違いを忌み嫌う必要はない。
やらかすのは、人である限り当たり前のことなのだ。
忌み嫌う代わりに、情報だと捉える。今後のためにその情報をどう活かすか、ということを考える。情報がある程度集まれば、有効な対策を講じることができるようになる。情報は必要なのだ。
※誰にも迷惑をかけない間違いなどであれば、間違えたか…情報ゲット!、ぐらいの気持ちでいい。
隠さないようにする
なので、ミスなどを隠す必要はない。
会社であれば、「こういうミスをしました」と開示することで、ミスの情報を他者と共有できる可能性がある。ミスを開示することで、誰かにフォローしてもらうこともできるだろう。
ミスを隠してドツボにハマる…ということもよくあることだ。なので、ミスなどを隠す必要はないのだ。ミスで自分の評価が下がる…と思いがちだが、早めに開示すればそうならない。
※隠すと問題が大きくなったり、バレたときのダメージが大きくなる。
大きなミス・間違いを防ぐ
ただし、大きなミスや間違いをしてはいけない。
小さなミスや間違いの場合は、情報として有効になる。
積極的に行動していれば、必然的にやらかす回数が増えるため、情報も自然に増えていく。情報が増えれば、定量的な分析ができるようになり、有効な対策を講じることができるようになる。
大きなミスや間違いをすると、萎縮し行動できなくなるので、こういうことができない。また、受けるダメージも大きくなってしまう。ダメージを延々と引きずることも、普通にあることだ。
※将来にわたり、ダメージを延々と引きずることが一番まずい。
ミスや間違いを防止する方法 - サマリー
まとめ
今回は、うっかりミスや間違いを防止する方法について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)動作で確認する、2)3回チェックをする、3)違和感があれば立ち止まる、4)間違いのパターンを知る、5)仕組みを見直す、の5つになる。
目視確認だけでは不十分だ。そこに動作確認を入れることで、ミスに対し強くなる。
3回チェックも同じ。3回目のチェックでは、あえて目先を変えたい。集中力を一度リセットしてから再度チェックすることで、目先が変わり(視野が広くなり)、見えなかったことが見えることがある。
仕組みを見直したり、自分の間違いのパターンを知ることでも、ミスに対し強くなる。
小さなミスであれば、情報だと捉えればいい。
そして、今後のためにその情報をどう活かすか、ということを考える。情報がある程度集まれば、有効な対策を講じることができるようになり、大きなミスや間違いを防ぐことにつながる。
今回の記事:「うっかりミスや間違いを防止する方法5つ」