ドラマ「スーツ」シーズン3をまとめてみたい。
※ネタバレあり。ネタバレがまずい人は、ここでストップしてください。
シーズン2では、ハードマンとの社内抗争がメインだった。
シーズン3でも社内抗争はあるが、ハードマンのような難敵は登場しない。
ジェニーやトレバー、おばあちゃんとのエピソードもなくなる。その分、ルイスやハーヴィの恋愛がらみの話、意外なところでは、ドナの情事のエピソードもある。また、ハロルドもある意味活躍する。
余談だが、ハロルドを見るたびに、映画「ゴースト」のカールを思い出してしまう(笑)。
今回は、ドラマ「スーツ」のシーズン3について書いてみたい。
目次
あらすじ
法律事務所が合併する。
その裏で、ジェシカと合併を良しとしないハーヴィとのバトルが続く。
合併した事務所のトップであるダービーは、ヘシントン石油のエバの案件をハーヴィに任せるようジェシカに指示する。ジェシカは自分のオーダーであるとし、ハーヴィにその案件を引き受けるよう命令するが、ハーヴィはダービーのオーダーであると看過する。
エバの案件を引き受けたハーヴィは、(自身の利害で動く)相手の検事を外すことに成功するが、後任に元上司のキャメロンがついてしまった。
マイクの裏切りをハーヴィは許さない。
ルイスはそんな状況を見て、マイクを専属のアソシエイトにしようとする。マイクの機嫌とハーヴィの許可をとり、「welcome to TEAM LITT」と書かれたケーキを用意するが…
殺人容疑の裏で…
エバの案件は、キャメロンの意向があり、殺人容疑に変質する。
深刻なマーダーケースの裏で、ルイスの猫(ミカド)への愛着&執着がちょとした事件になり、模擬裁判で決着をつけることになる。その裁判で証人として呼ばれたのがハロルドだった。ルイスが猫アレルギーの自分に猫の世話を任せたことなどを証言する。ルイスは、ハロルドの振る舞いに激怒する。
※ドナのスティーブンとの情事も進行する。
合併解消へ…
ハーヴィは、ダービーと組んでジェシカを追い落とそうとしたことを告白する。
ジェシカは、ハーヴィの裏切りに対し心底落胆する。※ただし、本気でジェシカを裏切ろうとしたのか、合併を解消させるための策だったのかはよくわからない。後者寄りの気がするが…。
ダービーへの信頼を失ったジェシカは、合併解消を決断する。
マイクの学歴詐称が
シーズン2では、ジェシカに学歴詐称がバレたが、3ではルイスにバレそうになる。
ドナの言葉にしたがいマイクの成績を取り寄せたルイスは、不審な点があることに気付く。
マイクは、「A+」を決して出さない教授のクラスで、「A+」をとっていたのだ。ルイスは(念のため)アソシエイトから話を聞き裏を取る。ルイスは、そのジェラード教授を事務所に招きマイクと対面させようとする。ハーヴィの同教授に対する工作は失敗する。
マイク&ハロルドが逮捕される
マイクとハロルドが逮捕される緊急事態になった。
エバの案件において、ハロルドと共謀して証人を買収したのでは…という容疑だ。
ハロルドは取り調べの圧力に耐えきれず、マイクを売る可能性が高い。そこでハーヴィは、ハロルドと確執のあるルイスをハロルドの弁護士として送り込む。ハーヴィは、勝負師らしく賭けに出たのだ。
※ハロルドは、すでに事務所をクビになっていた。
小ネタ – ネタバレ
ハーヴィのスーツは、トム・フォードである。
ハーヴィには唾を付けて書類をめくる癖がある。ハーヴィは named partner に昇進する。
ハーヴィは、ハーバードローの模擬裁判で、3年連続同じ相手(ステンプル)に負けている。
ジェラード教授役のS.マクトは、ハーヴィ役のG.マクトの実父。S.マクトは元演劇の教師。
ルイスにとって子供を持つことは譲れない条件。
ルイスは折り紙フェスに自分のアソシエイトを連れて行きたい。ルイスは10歳まで在宅教育だった。カトリーナが「You just got LITT up!」の商標をとる。※マグカップ - リットする。
ルイスは punctual ではない(よく遅刻する)。ルイスは血圧が高い(多分)。
ドナはハーヴィの字体で、コーヒーの飲み過ぎがわかる。また、身に付けているシャツの色で、ポーカーの勝ち負けもわかる。
カトリーナは上司に忠実。潔いところもある。
ハーヴィがスコッティにマイクの学歴詐称をばらす。※またひとり秘密を知る人間が増えた。
レイチェルは、コロンビア、スタンフォード両校に合格した。
シーズン3の英語表現
The liability belongs on Edward.(自業自得だ)。
※belong to~ ではなく、belong on~ という表現。
Pros and cons (良い点と悪い点)。両校のメリットとデメリットをリストにして比較~(レイチェル)というところで出てきた言葉。
Speaking of which, (そういえば)。相手の話を受けて、「そういえば~」というときに使う。
Bullshit!(ふざけるな!)。よく出てくる表現。come after you (後を追う)。相手を傷つけたり罰したり奪ったりするために後を追う、というニュアンス。この表現もよく出てくる。
Smug face (どや顔)。ルイスがよく言われる(笑)。
ハーヴィの名言がある
I don't have dreams, I have goals.
夢は持たない。次の目標に向かって進むだけだ。
Guys like you, always think other people get lucky. I don't get lucky. I make my own luck.
君のような男はすぐに運のせいにするが、運は自分で作る(引き寄せる)ものだ。
敵対するさえない弁護士のクエリングに対し述べた言葉。他人の成功を「運」のせいにしたい気持ちはよくわかる。だが、運は自分の行動で引き寄せるものである…と諭している。
映画等へのメンション
Butch Cassidy and the Sundance Kid(明日に向かって撃て)、フォレスト・ガンプ、ザ・ワイヤー、ザ・ソプラノズ、L.A.コンフィデンシャル、アンタッチャブル、パルプ・フィクション、
ロー&オーダー、スタートレック2、ブレックファスト・クラブ、大脱走、ワーキング・ガール、ブラックホーク・ダウン、ダークナイト ライジング、プリティ・ウーマン、マッドメンなど。
映画もドラマもあるが、よくこれだけメンションできるものだ。
ドラマ「スーツ」のシーズン3 – サマリー
まとめ
今回は、ドラマ「スーツ」のシーズン3について書いてみた。
個人的には、ハーヴィの株がシーズン2に引き続き落ちている。
シーズン2では、ペンをなめて書類にサインする、というシーンがあったが、3では、唾を付けて書類をめくろうとするシーンがあった。さすがにこれは、おやじの仕草ではないか…(笑)。
マイクの裏切りは絶対許さん、としながら、自分はジェシカを裏切ろうとする、という行動も矛盾している。「ダブルスタンダードか、自分さえよければそれでいいのか…」となってしまう。
マイクをあれだけ守ろうとしながら、スコッティにマイクの詐称をばらしてしまう。スコッティには、「友人の人生にかかわることなので言えない」とすればよかったのではないか。それで納得しないのであれば、それまでだ。
※マイクの身を危うくしている。自分の身やジェシカの身もだが…。
かつてマイクに対し、頭に銃を突きつけられても146通りの対処がある、と言ったが、マイクにそのことを指摘されても、「I do not know what to do…」と、ヘタレてしまったこともある。
※もしドンコルレオーネがその場にいたら、頬を引っぱたいて気合いを入れるだろう。
今後、イケているハーヴィは戻ってくるのだろうか。ハロルドの今後も気になる。
今回の記事:ドラマ「スーツ」シーズン3 – ハロルド、買収…