不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

繊細な人と相性がいい人と悪い人がいる

割合は少ないが、繊細な人がいる。

身近にいれば、「余計な気を遣わされる」、「面倒な人だな…」と思う人もいるだろうし、そんな人が気になる…という人もいるだろう。このタイプの人はどんな人と相性がいいのだろうか。

今回は、繊細な人と相性がいい人と悪い人について書いてみたい。

目次

 

繊細な人の特徴は

敏感である

繊細な人が驚く様子

繊細な人は敏感である。

高感度のセンサーを備えた人、というイメージだ。

繊細な人かどうかは、驚かせてみればわかる。予期せぬところから人が現れたとき、飛び上がるようにして驚く人がいる。同様に、急に犬に吠えられると、体がビクッとなる人がいる(頭よりも体が素早く反応する)。このタイプの人は、高感度センサーを備えた繊細な人になるだろう。

※一方で、ほとんど動じない人もいる。同じ「人」なのにおもしろいものだ。

境界線が薄い

敏感な人は、他人との境界線が薄い。

境界線が薄くなるとどうなるか…といえば、他人からの影響を受けやすくなる。

自分が認める人が、「こうだ」と言えば、「そうなのだろう…」と思う。ある意味その人に、盲目的に心酔してしまうこともある。また、他人の課題に善意で踏み込むこともある。必要以上に他人の面倒をみて、自分が疲弊してしまう…ということがある(課題の分離ができていないのだ)。

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苦痛を感じやすい

このタイプの人は、苦痛を人一倍感じやすい。

もともと人には「損」に強く反応する、という性質がある。

その性質が持ち前の高感度センサーにより、強調される…ということだろう。

そうなるとどうなるのか…というと、抑うつ的になりやすい。抑うつとはデプレッションというやつだ。気分が落ち込み、不幸感、ネガティブ思考が強くなる。その結果、行動ができなくなる。

反応的である

このタイプの人は、主体的ではなく反応的である。

主体的に自分から行動すると、苦痛を受けやすくなるので、なかなか主体的になれないのだ。

反応的になると傍系に追いやられるため、行動する人の足を引っ張ったり、愚痴を言ったり、「仕方なく嫌々やりますよ…」のような姿勢をとったりする。そして当然のように、他責思考になる。

 

相性が悪い人は

圧力の強い人が

繊細な人と相性の悪い人は、圧力の強い人になる。

このタイプの人には、圧力を感じる・受けること自体が嫌なストレスになるのだ。

たとえば、血の気が多く(?)非礼かつ好戦的な人だ。以前の職場にこういう管理職がいて、ある部下に対し(言葉による)パワハラをやっていたが、彼が「繊細な人」でなくてよかったと思う。

もしそうだったら、彼はどうなっていたかわからない。

権威のある人も

権威のある人も(自分がそう思えば)苦手になる。

その権威を「自分に対する圧力」と解釈するためだ。

先生と呼ばれる人がいる。

たとえば、医師や弁護士、政治家やプロ棋士などもそうだが、そういう人と相対すると緊張して上手く話せない…という人がいる。それは、権威を自分に対する圧力として捉え気圧されるためだ。

※先生と呼ばれる人=権威を持つ人…だと思ってしまう。

踏み込んでくる人は

土足で自分のテリトリーに踏み込んでくる人も苦手だ。

繊細な人は、パーソナルスペースを広くとる。よく知らない他人に心をかき乱されたくないからだ。

だから、親しくなるにしても、段階を踏む必要がある、と考える。

その段階をすっ飛ばして踏み込んでくる人には、「失礼だ…」と感じる。相手に悪気がない場合でも、「何でそんなに調子に乗っているのだろう…」と思い、不愉快な気持ちになることもある。

 

相性のいい人は

圧力のない人と

圧力の低い人とは相性がいい。圧力の低い人とは、

自分の圧力を低くして、相手を受け入れる…というタイプの人だ。

他者に理解がある、包容力がある、他人を受け入れる度量がある、というタイプの人だ。

謙虚で聞く耳を持つ、という特徴があり、いわゆる「よくできた人」になる。他者に安心感を提供できる人である。※等身大・自然体でカッコをつけない人、もそうだろう。

尊重してくれる人が

自分を尊重してくれる人は好きになる。

当たり前の話だと思うかもしれないが、繊細な人には、繊細さをバカにされたり、揶揄されたり笑われたりする…という経験がある。さらには、「面倒なやつだ…」と疎まれる経験を持つ。

なので、「自分のことを誰もわかってくれない…」という気持ちが強い。

そんなとき、自分を尊重してくれる人がいれば、その人のことを「砂漠のオアシス」のように感じる。なので、自分を尊重してくれる(レアな?)人に好感を持ち、かなり好きになるのだ。

同じタイプの人

同じタイプの人とも相性がいい。

敏感な人はそう多くないので、同じタイプの人を見つけると安心できる。

同じタイプであれば、自分の嫌がることを相手がする、ということはない。相手から圧力を受けることもない。恋愛になるとまた別になるが、友達であれば、同タイプの人が心地よいだろう。

※恋愛では、自分にないものを持つ人に魅力を感じる。

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繊細な人と相性 - サマリー

まとめ

今回は、繊細な人と相性がいい人と悪い人について書いてみた。

相性がいい人は、1)圧力のない人、2)自分を尊重してくれる人、3)同じタイプの人、であり、相性が悪い人は、1)圧力の強い人、2)権威のある人、3)踏み込んでくる人、になる。

これをみてわかるように、「圧力」がポイントになる

自分に圧力をかける人や(相手が)そうしなくても、自分が「圧力を受ける」と感じる人とは、相性が悪い。

高感度のセンサーを備えていることと、 他人との境界線が薄い、という特徴からそうなるのだ。

自分が勝手に「圧力を受ける」と感じる人については、認知を正すことで相性の悪さを改善できる。たとえば、偉い人が相手でも「使命・役割の違い」だと思えば、臆することはない。

今回の記事:「繊細な人と相性がいい人と悪い人がいる」