不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

いい声の出し方6つ – 声で印象を変える

声について考えることがないだろうか。

私生活でもビジネスでも、いい声を出すことができれば得するような気がする。

人はいい声に好印象を持つためだ。なので、普段から悪い声を出している人は、不当に損をしているかもしれない。悪い印象を持たれたり、軽く見られたり…ということがあるかもしれない。

今回は、いい声の出し方について書いてみたい。いい声を出し自分の印象を変えたい。

目次

 

声の良し悪しとは

悪い声とは

いい声の出し方を学び実践する男性

わかりやすいので、悪い声とは何か、から考えてみる。

1)小さい、2)震える、3)弱々しい、4)暗い、5)響かない・とおらない、6)不自然に高い、7)きつい・とげがある、8)不明瞭、9)くちゃくちゃとした印象がある、などだろうか。

何か言っても聞き返されることが多い…という人は、

声が小さいか、発音が不明瞭なのか、とおらないか…だろう。中には、声が小さく滑舌が悪くてとおらない…という人もいると思うが、各々について改善の努力をすれば、よくすることはできる。

いい声とは

いい声とは、悪い声の反対だ。

1)適切な音量、2)力がある、3)明るい・ご機嫌、4)響く・とおる、5)適切な高さ、6)やわらかい、7)明瞭、8)癖がない、といったところだ。感じのいい声、ということになる。

わたしがいい声でイメージするのは、谷原章介さんだ。

谷原さんの声は、今述べたすべての要素を満たす。落ち着いたトーンだが、明瞭で力や響き、明るさがある。優しさ・やわらかさに加え「品」もある。癖もないので、無難で好感度が高くなる。

※いい声が、MCとして活躍できる大きな要素になっている。

スポンサーリンク
 

 

いい声の出し方は

姿勢を正す

姿勢と声はリンクしている。

会社で電話を受けるときは、無意識に姿勢を正していると思う。

そうすることで、きちんとした受け答えになるためだ。背中を丸めたまま、ハキハキ受け答えするのはむずかしい。そうすると、声が小さくなったり暗くなったり…ということになりがちだ。

なので、姿勢を正すことは、いい声を出すための必要条件だと考えよう。

トーンを操る

声のトーンを意識したい。

同じアナウンサーでも、深刻なニュースを伝えるときはトーンを抑え、軽い話題では(明るさを演出するため)トーンを上げる、という話し方をする。これが「トーンを操る」ということだ。

自分は悪い声だ…と思う人は、トーンを抑えめにしているはずだ。

自分を出すのが恥ずかしい…などの理由があると思うが、いつもトーンを抑えていては小さめの暗い声になり、「いい声」にはならない。なので、意識してトーンを上げる必要があるだろう。

ひとりで、同じ文章をトーンを変え読む練習をするといい。

感情を込める

言葉にいい感情を込めると、いい声になる。

言葉に込めた感情は、よかれあしかれ相手に伝わるものだ。

先に、「悪い声」は「きつい・とげがある」とした。自分の悪い感情が相手に伝わり、「きつい・とげがある」という印象になるのだ。だから、自分の言葉にはいい感情を込める。相手に対する気配りや「やさしさ・思いやり」という感情だ。そうすれば、自然に「いい声」になるだろう。

腹式呼吸をする

呼吸には、胸式呼吸と腹式呼吸があるが、いい声とリンクするのは後者だ。

細かいメカニズムの説明は省くが、腹式呼吸の方が「喉」を上手く使えるのだ。

胸式呼吸だと仕組み的に喉に余計な力が入る(声帯を動かす筋肉が緊張する)、ということがあるが、腹式呼吸だとそういうことがなく、リラックスした状態で発声できる。だから、「いい声」になるのだ。

腹式呼吸では、空気を肺ではなくお腹に出し入れする、というイメージになる。なかなかできないという人は…、椅子に座り上体を前に倒し、指先を床につけて呼吸すると、腹式呼吸になる。

※この姿勢で声を出し、腹式呼吸による発声のイメージをつかみたい。

しっかり口を開ける

しっかり口を開けることが、いい声につながる。

日本語はしっかり口を開けなくても話すことができる。

だから、あまり口を開けないでいい声を出すMCや俳優さんがいる。

だが、わたしたちがその真似をすると、ボソボソ系の悪い声になってしまう。なので、わたしたちはしっかり口を開けて話す意識を持った方がいい。その方が、相手が受ける印象も良くなる。

共鳴を意識する

歌の上手い人たちを、共鳴を上手く使えているか否かで、分けることができる。

どちらも歌が上手いことには変わりないのだが、共鳴を上手く使えている人には迫力がある。響きがあり声量がすごい…と思う。一方、共鳴を上手く使えていない人は、上手いけれども小手先な感じがする。前者と比べると迫力の点で劣るし、声量の点でも劣るような印象を受けるのだ。

音を響かせる

音を響かせる、という意識が必要だ。

どうやって音を響かせるかというと、声帯から上にある体の空洞を使うのだ。鼻や口、喉にある空洞を使う。どういう発声が響くのかは、理屈はあると思うがトライ&エラーで導けばいい。

※隣室の人の歌が響いてくることがあるが、彼は共鳴を上手く使っている(笑)。

スポンサーリンク
 

 

いい声の出し方 - サマリー

まとめ

今回は、いい声の出し方について書いてみた。

その方法だが、1)自分の姿勢を正す、2)声のトーンを操る、3)声に感情を込める、4)腹式呼吸をベースにする、5)しっかり口を開ける、6)共鳴を意識する・利用する、の6つになる。

よく「腹から声を出せ」と言われる。だが、そう言われてもよくわからない。

腹式呼吸をして喉を上手く使える状態にする(リラックスした状態で発声できる状態にする)。そして、しっかり口を開けて共鳴を意識しながら声を出す、とすれば、わかるのではないだろうか。

声の出し方ひとつで自分の印象が変わるので、改善の努力をする価値は十分にあるだろう。

今回の記事:「いい声の出し方6つ – 声で自分の印象を変える」