過去記事のリライトをすることがあると思う。
リライトでPVを増やしたい、過去記事の内容が時間の経過によりややズレてきた、
過去に書いた内容が気に入らない、今読むと明らかに稚拙だし不十分である…ということがある。さらには、内容がとっ散らかって読みにくい、読者のニーズに答えていない…ということもある。
今回は、ブログの過去記事のリライト(効果ややり方など)について書いてみたい。
目次
失敗がある
リスク大のリライト
過去記事をリライトして失敗することがある。
これまでで一番大きな失敗だな…というのは、PVを稼いでいる記事に手を入れたことだ。
PVを稼いでいる記事=ビッグワードで検索順位が高い、ということだが、
これに手を入れる、ということはリスクが高い。成功したときに得るものよりも、失敗したときに失うものの方が大きくなるためだ。こういう状態にある記事には、手を入れない方がいいだろう。
※下手に手を入れたために、PVが激減してしまった。
意味のないリライト
意味のないリライトも失敗になる。
たとえば、PVを稼いでいない記事に対し、<マイナーな>リライトをかけることだ。
この種の記事に対し、多少リライトをかけたところで、PV的には何も変わらない。もしかけるのであれば、タイトルの変更、内容の大幅な変更など、<メジャーな>リライトをかけることだ。
※キーワードや内部リンクを付加するだけのリライトも、逆効果になることがある。
リライトの効果は
PVが上がるかも…
リライトをすることで、その記事のPVが上がる可能性がある。
そうしたすべての記事のPVが上がる、ということはないが(下がる記事もある)、全体としてみれば、PVは上がる傾向にある。もちろん、適切な形でリライトすれば…という条件はつくが。
※手を入れることで検索順位が上がる可能性がある、ということだ。
効果は時期にもよる
ただし、リライトする=PVが上がる、ではない。
以前は、この関係が当てはまった。
以前は、記事を書いてもPVが上がらなくなったときは、過去記事をリライトすることで上げることができた。なので、PVの伸びが頭打ちになったときは、リライトすればいいと思っていた。
だが、3年書いて記事数が600弱の現在では、もはや当てはまらない。
リライトしても(PVに対する)+の効果を感じることができないのだ。記事数が増えれば、リライト作業のインパクトは相対的に小さくなる。そのために、この関係が崩れるのかもしれない。
※さらなる工夫が必要になる。
インプットにできる
過去記事の内容をインプットにすることができる。
数年前に書いた記事を見直すと、今書いても全く同じことを書くだろう…という部分と、そうでない部分がある。後者は、そのときの記憶(短期記憶)をもとにして書いた部分になるだろう。
そういう部分を再度、インプットとして取り入れることができる。
効果的なやり方は…
記事の状態を考える
先に述べたように、得るものと失うものを考えなければいけない。
成功したときに得るものよりも、失敗したときに失うものの方が大きくなる場合は、控えるべきだ。
具体的には、ビッグワードで検索順位が高い(1~5位)記事にはさわらない方がいいと思う。ダウンサイドリスクの大きい記事については、下手に触らない方がいい、ということになる。
※アップサイドが大きい記事を対象にリライトする。
PVを稼がない記事
アップサイドが大きい記事、といえば、PVを稼がない記事になる。
だが、この種の記事をリライトするのであれば、大幅な変更が必要になる。
支柱だけ残してリモデル・リフォームする、ぐらいのことが必要だ。なので、それぐらいのことをやる価値があるのかどうかよく考えなければいけない。気が乗らなければやめた方がいいだろう。
※無理にすると、時間の無駄になるだろう(機会コストを考える)。
この記事を対象にする
検索順位的に、2番手、3番手ぐらいに位置する記事を対象にする、という考え方がある。
あと一息、という位置にいる記事に手を加えれば、効率がいいのでは…ということだ。
この考え方は直感的には納得できる。だから、試してみればいいと思う。
ただ、2番手、3番手といっても、1番手から落ちてそうなるケースもある。上り坂にある記事にリライトをかけるのか、下り坂にある記事にリライトをかけるのかで、違いがあるかもしれない。
※リスクも変わってくる(上り坂にある記事は放置しても1番手に上がるかもしれない)。
現在試しているのは…
わたしが現在試しているのは、有意にPVが落ちた記事をリライトする、というものだ。
PVや検索順位はある程度振れるものなので、よくある変化に一喜一憂しても仕方がない。
だから、有意な変化にのみ注目する。そして、有意にPVが落ちた記事をリライトする。この効果は検証中で、どの程度になるのかはまだわからない。次の機会に、効果の有無を書いてみたい。
※このやり方であれば、ダウンサイドリスクを低減できるはずだ。
キーワードをどうする
その記事に対し、読者がどんなワードで検索しているのかはわかる。
※Search Console を利用すればわかる。
その検索ワードは作業の際利用すればいいが、クリック率の高いものを利用すべきだろう。
検索順位が高く表示回数も多いが、クリックされない…というものについては、検索ワードと記事の内容がマッチしていないのだ。その検索ワードを追うと、本来の内容との乖離が酷くなる。
※その検索ワードを追うのであれば、内容を変える必要がある。
経験・体験したことを
経験・体験したことを書けばいい。
新規の記事を書くときもそうだが、リライトのときもそうすればいい。
その記事を書いたときには体験していなかったが、その後に(記事の内容に関連したことを)経験・体験する…というケースもある。そんなときは、リライト時のコンテンツにすればいいだろう。
あらゆることから…
普段からインプットを心がけたい。
あらゆることが、インプットになり得る。たとえば、スポーツ選手のインタビューを聞くだけでも、この人は内向的な人なのか外向的な人なのか、どういうボディランゲージを発しているのか、何を重要だと思っているのか…ということがわかる。それらも、ある種の経験・体験になるのだ。
ブログのリライト – サマリー
まとめ
今回は、ブログの過去記事のリライト(効果ややり方など)について書いてみた。
この話題で検索をかけると、「リライトでPVが上がりました!」みたいな話が多い。
このブログにもそんな時期があったので、その手の話はよくわかる。だが、続けるうちに「リライトって奥が深くてむずかしい…」と思うようになる。イージーモードというのは、続かないものなのだ(笑)。
壁にぶつかったときは、基本に立ち返ることがいいだろう。
具体的には、自分の失敗から学びやってはいけないことをやらない(同じような失敗を繰り返さない)、筋がいいと思うことを試してみる、データをとって分析してみる、ということだ。
データの収集&分析は結構面倒なので、そこをキッチリやれば、リライトで差別化できるかもしれない。※いろいろやってみる、ときには失敗してみる…ということが必要になるだろう。
今回の記事:「ブログの過去記事のリライト – 効果ややり方など」