不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

攻撃的な人の心理と特徴8つ

一定の割合で、攻撃的な人がいる。

ちょっとしたことで、鉾(ほこ)を相手に向ける人がいる。

そんな人を見ると、どうしてそんなに攻撃的になる必要があるのか、攻撃的になっても、人に嫌われるだけでしょ、人間関係もコミュニケーションも上手く行かなくなるよ…と言いたくなる。

だが、このタイプの人には、それなりの理由があってそうなっているのだ。

今回は、攻撃的な人の心理と特徴について書いてみたい。

目次

攻撃的な人とは

攻撃的な人の心理を象徴するイメージ

攻撃的な人とは、どういう人だろうか。

ここでは、「相手に対し敵意のある行動をしがちな人」としたい。

相手に対し何らかの危害を与える目的を持ち、行動を選ぶ人のことだ。

その行動は、身体的な攻撃行動になることもあるし、言語的な攻撃行動になることもある。政治的な動きをして、相手を貶めよう、とすることもあるだろう。「敵意」がキーワードになりそうだ。

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攻撃的な人の心理と特徴は

好き嫌いが激しい

攻撃的な人には、人に対する好き嫌いが激しい、という特徴がある。

※感情的な人なのだ。

好きな人と嫌いな人をハッキリ区別する、という傾向がある。そのほかは、よく知らない人だ。

そして、嫌いな人を敵視する、ということになる。嫌いになる原因は、自分に対し敬意を払わない、自分ができないことをやってしまう(嫉妬)、自分が望まない言動をする、などになる。

※当然、自分に我慢を強いる人や少しでも損害を与える人は嫌いだ。

他者との境界線が薄い

攻撃的な人は、他者との境界線が薄い。

境界線が濃ければ、他人の言動がたとえ自分の気に入らないものであっても、その人は自分の責任においてそういう言動をしているのだ…と解釈し、感情的に一定の距離を置くことができる。

※ただちに敵視する、ということはない。

だが、境界線が薄ければ、他人の気に入らない言動に対し、イラッとし腹が立つ。それが高じると、相手を敵視するようになるのだ。他者との境界線が薄いと、腹が立つことが多くなるのだ。

恥ずかしい…と思う

このタイプの人には、「恥ずかしい…」と思いがちな心理がある。

※恥の意識を強く持つ。

恥の意識を強く持つ子供は、敵対心を持ちやすい、という研究の結果がある。

自分に恥をかかせた人がいれば、強い敵対心を持つ。自分が恥ずかしい言動をした…と思えば、強く萎縮する。その結果、「逆恨み」のような感情が生まれ、攻撃的になる、ということだろう。

※恥をかいた責任をほか(他人)に求める、ということになる。

心理的に余裕がない

攻撃的な人は、心理的に余裕がない。

余裕・遊びがないため、他人のちょっとした言動が癇に障る。

以前、誤って客に水をこぼしたウエイトレスをその客が怒鳴りつけた、という話をした。店中に聞こえるような大音量で怒鳴りつけたため、その場は時が止まったかのように凍り付いてしまった。

一方、同様の粗相をされても、平然としている客もいる(内心では迷惑だ…と思っているが)。

この差は、心理的な余裕・遊びの差だろう。怒鳴りつけた客にはそれがなく、平然としている客にはそれがあった。後者には、「たまにはこういうこともある」という心理的な遊びがあったのだ。

※前者は、「こんなことは決してあってはならない」と思っていたはずだ。

臆病で警戒心が強い

臆病で常に警戒している、という心理もある。

自分が攻撃されるのではないか…と思うと、警戒心が強くなる。

警戒心が強くなると、目つきや表情がキツくなる。「なめられてはいけない」と思うし、「自分を攻撃してもいいことはないよ」ということを相手に知らしめるために、自然と攻撃的になるのだ。

まわりが自分の敵だらけだ、と思えば、自然に攻撃的になるのだ。

認知のゆがみがある

攻撃的な人には、認知のゆがみがある。

そのため、他人のちょっとした言動にもイラッとする。

ここをこうした方がいいのではないか、と言われただけで、「お前は何様なんだよ」とか、「オレを見下しているのか」、「指図するな」とイラッとする。それが的を射たアドバイスでも、そうなってしまうのだ。相手の好意的な笑顔も、「ばかにしているのか」と捉えることもある。

※アドバイスに対し、マウントをかけてくるな、とイラッとすることもある。

相手を萎縮させたい

攻撃的な人は、相手を萎縮させたい、という心理を持つことがある。

相手に攻撃的に圧をかけることで、自分が優位に立つことができる、と思うためだ。

先の水をこぼされた客は、ド迫力で相手をどなりつけることで、相手を萎縮させた。この場合は、咄嗟のハプニングなので、自分が優位に立つため、ということではなかったかもしれない。だが、中には意図的にそうする、という人もいる。

相手を萎縮させることで、コトを有利に運べる可能性が高くなるためだ。

劣等感を持つことも

強い劣等感を持っている、という場合もある。

劣等感を持っていれば、その劣等感に触れてほしくない、という気持ちになる。

劣等感≒地雷なので、普通は誰も触れようとはしないものだが、誰かが触りに来るのではないか…と疑心暗鬼になり、かなり警戒してしまう。先に述べた、「警戒心が強くなる」ということだ。

※プライドを守るため、警戒心が強くなり、鉾(ほこ)を向ける、ということになる。

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攻撃的な人の心理と特徴 – サマリー

まとめ

今回は、攻撃的な人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)好き嫌いが激しい、2)他者との境界線が薄い、3)恥ずかしい…と思いがち、4)心理的に余裕がない、5)臆病で警戒心が強い、6)認知のゆがみがある、7)相手を萎縮させたい…と思う、8)劣等感を強く持つ、の8つだ。

このタイプの人を見ると、なぜそうなるの…と思うが、そうなる理由があることがわかる。

もし相手が攻撃的な圧力をかけてきた場合は、嫌われたか、単にこちらの言動が癇にさわったか、こちらを萎縮させたい、と思っているのか、劣等感を刺激してしまったか…ということになる。

※もちろん、相手サイドの問題も原因になる。

攻撃的になっている、ということは、(意図的な場合を除き)感情的になっているということなので、こちらが萎縮しなければ、論理で対抗することは可能だ(実は、こちらの方が有利なのだ)。

今回の記事:「攻撃的な人の心理と特徴8つ」