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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

レジリエンスを高める方法6つ

自分のレジリエンスを高めると、人生がかなり楽になる。

元来、悲観的な人でも、楽観的な方向へ身を進めることができる。

ポジティブになることができれば、いい時は(足枷なく)素直に楽しむことができ、そうでない時はダメージを限定できる。アップサイドを残すことができるので、人生がかなり楽になるのだ。

今回は、レジリエンスを高める方法について書いてみたい。

レジリエンスとは

レジリエンスの意味から確認しよう。

レジリエンス」(resilience)は、一般的に「復元力、回復力、弾力」などと訳される言葉で、近年は特に「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」という心理学的な意味で使われるケースが増えています
出典:「レジリエンス」とは? - 『日本の人事部』

復元、回復、弾力と、いずれも元に戻ることを想起させるが、

わたしは、レジリエンスにはそれ以上の意味合いがある、と考えている。

元の状態が「1」だとすると、元の状態を超える弾力というイメージで、1.1とか1.2の回復を可能にする力のことだ。ゆえに、回復力というより「超回復力」とした方がいいかもしれない。

レジリエンス=「超回復力」というのは、あくまでもわたしの解釈だ。

自分を否定しない

まずは、自分を否定しないことが大事だ。

自分の劣等コンプレックスは、そのまま受け入れる。

そして、「どう活かすことができるのか」とよく考える。たとえば、自分の学歴にコンプレックスがあり、他者に引け目を感じるのであれば、実践からの学びを自分の学歴にしようと思えばいい。

実践からどんどん学びを得る人というのは、実際のビジネスではかなり強いのだ。

※大学や大学院での学びよりも、実践からの学びの方が大きいことが普通にある。

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行った選択でも同じ

人生において間違った選択をした…と悔やむことがある。

そういう場合でも同じだ。

その選択を活かすにはどうすればいいのか…とよく考える。

人生のおける選択というのは、選択した時点で人生の成否が決まる、ということではない。選択したあとに、どう考えどう行動するのか…で、成否が決まるのだ。選択を悔やんでも成功はしない。

選択後の考えや行動次第で、(遡及する形で)「最高の選択」にすることが可能なのだ。

自分の強みを理解する

あなたは、自分の弱みばかり気にしていないだろうか。

自分の弱みはすでによく知っているので、強みをしっかりと理解したい。

弱みと強みはコインの裏表なので、弱みがあれば必ず強みがある。自分の弱点ばかり気になる…という人には認知の歪みがあって、コインの弱みの面を常に表にして見ている、ということになる。

※自分がフォーカスしたものが成長する。ゆえに、強みを見た方がいい。

メタ認知ができるように

いつでも必要なときに、「メタ認知」ができるようにしたい。

メタ認知は、高次からの認知(高みからの知覚や思考など)ということだ。

いやな経験をしても、時間と空間という距離をとれば、それまでよりは冷静にその経験と向き合うことができる。それと同じで、高次から評価することで、認知の歪みをただすことができるのだ。

メタ認知ができれば、感情的・独善的な知覚や思考を正すことができる。

未来に希望を持つ

あなたの日々のできごとには、アップダウンがあるだろう。

それと同じで、(長いスパンで考えた)人生にもアップダウンがある。

下がった状態が延々といつまでも続く…ということはないし、その逆もしかりだ。右肩上がりとか下がりという大きなトレンドに乗ることはあるが、それでも平均への回帰というものは必ずある。

現在、どん底にいるのであれば、充電中だ、力をためる時期だ、と思えばいい。

どん底にいればいるほど、未来には希望があるのだ。

プランBを考える

ものごとが上手くいかないときは、柔軟に「プランB」を考えたい。

だが幸村は、すぐに気持ちを切り替えて「プランB」を模索する。そして、大坂城の弱点とされる場所に「真田丸」と呼ばれる三日月形の砦を築いたのだ。真田丸を拠点とした幸村の活躍は、周知のとおりだ。この話からも、切り替えがいかに大事か…ということがわかる
出典:自分に厳しい人は自分に優しくなった方がいい

真田丸を拠点とした真田幸村の活躍は、実は「プランB」だったのだ。

幸村は籠城ではなく(大坂城を出て)徳川勢を迎え撃ち勝利することで、様子見を決め込んでいた勢力を取り込もうとしていた。この目論見が幸村の最善策だったが、実現することができなかった。

そこで、気持ちを切り替えプランBに乗り換え、全力を尽くしたということだ。

※プランBもダメならプランCだ。このあたりは、あきらめず柔軟に考えたい。

良書を読む

良書を読んで、優れた先人の力を借りたい。

ノンフィクションでは、『夜と霧』、『奇跡の脳』がおすすめだ。

これらの本の読書では、先人を認め深く読み込むことで真実に肉薄し、その後抽象化する。抽象化のつまみを調節することで、今の自分に役立つ形に成形する。そして、自分に取り込めばいい。

そうすれば、優れた先人の力を借りることができる。ただの読書ではだめだ。

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レジリエンスを高める方法

まとめ

今回は、レジリエンスを高める方法について書いてみた。

レジリエンスを高めると人生が今より楽になる。その結果、成功にも近づくだろう。

今回の記事で書いたのは、1)自分を否定しない、2)自分の強みを理解する、3)メタ認知ができるようにする、4)未来に希望を持つ、5)プランBを考える、6)良書を読む、の6つだ。

辛い思いをすると、自分の欠点に焦点を当てたり、自分を否定したりしがちになる。

ネガティブモードになっているのだから、ある意味仕方のないことだ。

だが、そんなときは「認知の歪み」が強くなっているときでもある。なので、そのことを認識して(意識的に)ただしてやる必要がある。そのひとつの方法が、メタ認知をする、ということだ。

具体的には、仮想的に幽体離脱してみたり、未来の視点から今を考えてみたり、高層階から地上を歩く人を眺めてみたり、動画で自分を撮影して第三者的に見るという方法が有効になるだろう。

良書を読み込んで自分に取り入れることは、最高におすすめだ。ぜひ試してみてほしい。

※困ったときは、優れた先人に助けを求めればいい。

今回の記事:「レジリエンスを高める方法」