不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自分に自信が持てない人はこの映画をみる

自分に自信が持てない…という人がいる。

このタイプの人が自信を持つことは、かなり大変なことだ。

「自信が持てない」という状態がその人の定位置なので、その位置から動いたとしても、(もとに戻るちからが働き)もとに戻ってしまうためだ。

このタイプの人には、徐々に定位置を変えていく、というアプローチが有効になる。

今回は、その一助となる映画を紹介したい。

目次

 

アイ・フィール・プリティ!

その映画とは、『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』だ。

簡単にあらすじを紹介すると、

自分の容姿に自信がなく、自己肯定感の低いルネイ(Renee)が主役。

※おそらく30代前半の女性、という設定。

彼女はコスメ会社(Lily LeClaire)で、自社サイトの管理をしている。

職場は(本社から遠く離れた)薄暗く陰気な地下室。さえない同僚(男性)がひとりいるが、ナードであり、彼とはルネイが望む会話ができない。彼女はコスメとは縁遠い職場環境で、不満を募らせくすぶっている。

 

 

 

ルネイは、華やかな本社の受付の仕事をしたいと考えるが、美貌が条件と知りあきらめる。

ある日、美しくなりたいと願う彼女に奇跡が起きる。

審美眼が変わったのだ。

ルネイは、自分が自分が望むパーフェクトな容姿になった、と思い込む(本当は審美眼以外は何も変わっていない)。

そこから言動が変わり、ルネイの人生が大きく動き出す…というプロットになる。

自分に自信が持てない人は

自分に自信がない人には、「自己評価が低い」という特徴がある。

だから、ほめると複雑な表情を浮かべる。何か思惑があってほめているのでは…、勘違いしてほめているのでは…と思ってしまい、素直に喜べず、ほめてくれた人に感謝することができないのだ。

また、自信がないので挑戦することができない。

ルネイは、(さえない現状を変えるべく)華やかな本社の受付の仕事をしたいと考えるが、美貌が条件と知ると簡単にあきらめている。

※扉をたたく前にあきらめると、チャンスを逃すことにつながりかねない。

自信が持てるようになると

自分に自信が持てるようになると、言動が変わり、物事の捉え方も変わる。

ルネイの場合は、一度はあきらめた本社の受付の仕事に応募した。

世の男性は、自分に興味を持つものだ…と思うようになった。その考えがベースにあったため、クリーニング店に居合わせた男性が自分に興味を持ち、アプローチしてきた…と思い、強引に電話番号を交換する。

※受付番号を聞かれただけだったのだが、電話番号を聞かれた…と勘違いした。

さらに、その男性とデート中に、ビキニ(ボディ)コンテストに出場する。

他のモデルのような参加者とは異なり、場違い感を醸し出すルネイだが、自信満々で楽しそうに踊り、徐々に観衆を惹きつける。結局、コンテストの勝者になることはできなかったが、めげた様子はない。

自分の価値は自分が知っているので、外部の評価は特に気にしない…ということだ。

自信過剰の弊害も

自信が過剰になると、溢れ出したものが弊害になることがある。

ルネイの場合は、友人に対する配慮を欠く(見下す)という言動になった。

自分に自信を持つことと、謙虚になったり、他人に対する配慮をすることは、両立する。だが、溢れ出した部分は、謙虚さや配慮とトレードオフになる。アクセルを踏みすぎると弊害が生じる…ということだ。

※自信のない人はブレーキを踏んでいる状態なので、そこまで考える必要はないが。

自信を失った先に…

あることをきっかけに、ルネイの審美眼が元に戻る。

そして、美貌を失ってしまったと思い、自信を失い萎縮してしまう。アクセル全開から、急ブレーキを踏んでしまった…という形だ。夢よもう一度とばかり、再度奇跡を起こそうとするが、奇跡は起きない。

そこからどうなるか…は、映画をみてのお楽しみだ。

ブレーキをゆるめよう

自分に自信が持てない人は、まずはブレーキをゆるめよう。

私は和太鼓人前で叩いてたけど、どれだけ上手に叩けても、気持ちが萎縮してちゃ全然ダメで、それに「うまく叩けた」みたいな自己満足だと、お客はしらける。けどヘタくそでも、たとえ間違えても無様でも。ずっと笑顔で、元気いっぱいで、気持ちで「みんな、楽しんで!」って叩くと、拍手がもらえる。それを、思い出した。元気で楽しい人は、顔とか表面的なことって、どんどん気にならなくなるんだよ。

出典:I feel pretty: Amazon customer reviews

萎縮=ブレーキなので、まずはブレーキをゆるめればいい。

それにはまず、自分の言動には価値がある、自分が存在するだけでも価値がある、と自分の価値を認めることからはじめればいい。※根拠があればいいし、根拠がなくてもいい。

そうすれば、ルネイのように、自分の価値は自分がよく知っているので、外部の評価は特に気にしない…という考えを持つことができるようになるだろう。

他人の評価に振り回されることなく、余裕を持つことができるようになる。

 

 

 

まとめ

今回は、自分に自信が持てない人を救うかもしれない映画を紹介した。

もちろん、映画だから…という<できすぎ>なところはある。

だが、それを差し引いても、現実に応用できる学びは多々ある。

自分に対する認知を変えることで、言動がいい方に変わる、表情が生き生きする、失敗から救われる…なんてことはあることだ。

※失敗をしたときは、今の自分に必要な失敗だった、今後の糧にすればいい…と思えば、さほど落ち込むこともない。

認知を変えれば、いい現実が後からついてくるのだ。

自分に自信が持てなくて悩んでいる…という人におすすめの映画だ。

今回の記事:「自分に自信が持てない人はこの映画をみる」