不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自分が情けない…の本質的な対処法5つ

自分が情けない…と感じることがある。

自分の性格上の欠点を見て、そう感じることがある。

また、他人が普通にできていることが、自分にはどうしてもできない…ということでそう感じることもある。勉強や仕事で思うような結果が出ない、努力をしても結果が出ない…ということで「自分が情けない・不甲斐ない」と感じることもある。

同じような失敗を繰り返したときに、そう感じることもあるだろう。

そんなときは、どのように対処すればいいのだろうか。

 

情けないと思うことが…

自分が情けない

自分が情けない…と感じることがある。

自分が嘆かわしい、惨めである、不甲斐なく残念である、という思いだ。

妬みや嫉み、ひがみなどのネガティブな感情を抱いたときにそう思うことがあるし、他人が普通にできることを自分ができない、他人にすぐに流されてしまう…ということで、そう感じることもある。

※一時の感情に任せて嫌な行動をしてしまった…ということで、そう思うこともある。

さらには、自分が他人に軽く見られてしまう、自分のパフォーマンスが予想よりかなり悪い…ということで、そう感じることもある。同じ失敗をする、失敗を糧にできない…というときも、そう感じることがある。

※他人との比較・からみで、自分が情けない…と思うことがよくある。

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うまくいかないときに

勉強や仕事の成果が思うように出ないときもそう思う。

それなりに努力して頑張っているのに、成果が出ない…というときは気落ちする。

このときは、値そのものよりも、<変化率>が感情に大きな影響を及ぼす。

ブログでいえば、PVは少ないが書けばPVが上がる、という状況であれば楽しい。だが、PVはそこそこあるが、書いてもPVは横ばい・逆に下がる…という状況はかなり辛い。

そんなときは、ほかの順調な人と比べて「情けない…」と思うことがある。

 

情けない…への対処は

そうか…でいい

自分が情けない…と感じ、落ち込むメカニズムだが…

まず、わたしたちは考える。先に述べたようなことをぐじゃぐじゃと考える。

そして、感情を刺激しその嫌な感情を感じる。さらに、考えや感じていることに対する生理的な反応を起こす。この過程でホルモンが血液中に流れ込み、体内をめぐる…という現象が起こっているのだ。

生理的な反応というものは、ホルモンによるものだ。

だから、自分がだめな点を考え、自分が情けないと感じ深く落ち込むのであれば、1)だめな点を考えない、もしくは、2)「そうか…自分の課題だね」とすればいい。1はむずかしいので、2でいいだろう。

そうか…自分には課題があるな、じゃあ改善の努力をしよう…でいいのだ。

※最悪は、自分は情けない…を繰り返すことだ。

定義を変える

勉強や仕事の成果が思うように出ない…というときは、その時期の定義を変える。

当然、努力していることが前提だが、その時期を「ちからをためる時期である」とする。

会社員から将棋のプロ棋士に転身した瀬川さんが、「苦しいときに投げ出さず、冷静沈着にやるべきことをやる。そうした努力の蓄積が凄まじいパワーとなって、ウサギの跳躍を生み出す」と述べている。

 

 

 

この言葉は実に正しい。

この時期はモチベーション的には苦しくなるのだが、あきらめず・投げ出さず努力を続ければ、ちからをためることになる。その努力の蓄積が閾値を超えれば、エネルギーとして利用できるようになり、<うさぎの跳躍>になる、ということだ。

努力しているのに結果が出ないときは、「ちからをためる時期である」とすればいい。

楽観的になる

とにかく楽観的になればいい。特に根拠はいらない。

根拠が欲しければ、焦らず腐らず、地道に努力を続けているから、ということでいい。

状況はかならず変わるから…ということでもいいだろう。

なぜ、楽観的になるといいのか…というと、悲観的になることから生じるダウンサイドをカットできるからだ。悲観的になると、生産性やパフォーマンスが上がる、ということはなく、下がってしまうのだ。

将来に対する希望というものは、どんなときにも持っておいた方がいい。

自分の特長を活用する

この機会を利用して、自分の特長をしっかりと認識したい。

わたしたちには、欠点は気にするが、特長を見過ごす、という傾向がある。

欠点は特長の代償である、実は特長を支えている、ということも少なからずある。だから、自分の特長を洗い出し見直す。そして、どうすれば特長を活用できるか、伸ばすことができるか…とよく考える。

自分の特長がほこりを被って眠っていないか、よく見直したい。

※自分比で考えれば、だれでも特長はかならずあるはずだ。

自分の価値を高める

こういうときは、価値のあることをひとつひとつ行っていきたい。

たとえば、健康にいい習慣を取り入れる、早寝早起きの朝型に変えてみる、

名著を読む、TEDなどで専門家の話を聴く、部屋の掃除する、整理整頓する、集めた情報を整理する、また、ポジティブな感情を得ることができる行動をする、ということでもいい。どこかに旅行したり、旧友と会う、ということでもいいのだ。

 

 

 

さらには、ボランティアなど、社会的な意義のあることをしてもいい。

もちろん、ボランティアまでいかなくても、自分からあいさつするとか、自分の機嫌を良くしてまわりの人にいい影響を及ぼす、ということでもいい。※人脈を増やす、ということでもいい。

こういう価値のある行動を積み重ねることは、後の<うさぎの跳躍>につながる。

 

自分が情けない…の対処法 - サマリー

まとめ

今回は、自分が情けない…と感じるときの対処法について書いてみた。

そんなときは、自分にとって不利益しかないので、さっさと対処した方がいい。

その対処法だが、1)「そうか…自分の課題だね」とする、2)ちからをためる時期とする、3)楽観的になる、4)自分の特長を認識する、5)自分の価値を高める、の5つになる。

まずは、「自分が情けない」を「そうか…自分の課題だね」としたい。

自分が情けないと感じ、ストレスホルモンを血液中に流し込むことはない。「そっか、そっか、これが自分の課題なんだ…」として、<取り組むべき課題>に書き込んでおけばそれでいい。

また、自分の特長を認識して、最大限活用できるようにしたい。

そのためには、好きなことで特長を活かせることをするといい。特長というある種の才能に加え、好きが加われば、負担なく努力することができるためだ。その道を進めば、最強になるだろう。

だめなことを改善することもいいが、特長を活用することも考えたい。

今回の記事:「自分が情けない…の本質的な対処法」