ストレスを減らす方法を探したことがないだろうか。
自分にかかるストレスが大きいときは、少しでも減らして楽になりたい…と思うことがある。
ストレス反応が長く続くと、感情が不安定になったり…など、ストレス障害につながるためだ。また、ストレスホルモンが原因で、脳の働き(記憶力など)が悪くなる、ということもある。脳が上手く働かず感情的になってしまっては、成果を出すことができなくなり困ってしまう。
今回は、ストレスを減らす方法について書いてみたい。
目次
行動でストレスを減らす
無理にでも笑顔を作る
無理にでも笑顔を作ると、感情が変化する。
普通であれば、まず感情があり、その感情が表情を作る…ということになる。
犬が西向きゃ尾は東、という言葉があるが、感情が頭で表情が尾ということになる。だが、尾を無理やり西に向けても、(当初、多少の抵抗はあるかもしれないが)頭は東に向くことになる。
つまり、表情を変えれば、感情もそれに合わせて変わる、ということだ。
無理にでも楽しいことを考える
無理にでも笑顔を作ることと似ているが、楽しいことを考える…という方法もある。
ネガティブなことを考えだしたら、鮮やかな赤のストップサインをイメージし、その思考をストップする。そして、笑えることや楽しいことを考えればいい。笑えることのストックを、いつでも取り出せるように持っておけばいい。過去に大爆笑したネタを手持ちにしておけばいいのだ。
選択するときのルールを決めておく
選択肢がたくさんあって選べない…ということがある。
どう選択していいのかわからない、どの選択肢が最善なのかわからない…となると、もやもやイライラすることがある。この状況をストレスにしないために、選択の際のルールを決めておく。
たとえば、迷う・考える、情報を収集する時間を決める、松竹梅であれば竹を選ぶ、ということでもいい。口コミによる評価が何点以下であれば、選択肢にしない…という方法もあるだろう。
心配ごとや懸念事項を書く
心配ごとや懸念事項を書く、という方法も有効だ。
心配ごとや懸念事項が大きなストレスになっている、ということがある。
たとえば、体調が悪い状態が続くと、何か大きな病気ではないか…と心配になる。そんなときは、日付と症状、症状に対する自分の受け止め方などを書く。そうすれば、気持ちが落ち着く。
体調・症状の記録にもなるので、一石二鳥になる。
取り除く行動をする
適切な行動をすることで、ある種のストレスを取り除くことができる。
たとえば、むし歯によるストレスがあれば、治療すればいい。
ブルーライトによるストレスがあれば、ブルーライトをカットする眼鏡レンズを使用すればいい。満員電車のストレスは、住む場所を変える、早朝に通勤する、ということで、低減できそうだ。車の排気ガスや受動喫煙によるストレスも、自分の行動を変えることである程度対応できそうだ。
体調を整える
体調を整えれば、ある程度ストレスを減らすことができる。
そのためには、規則正しい生活をする、運動する、早起きして朝日を浴びる、うがいや歯みがきをしっかりする、バランスよく食べる、しっかり噛んで食べる、ということをすればいい。
体調がよければストレス耐性は上がるが、悪ければ下がる。
認知でストレスを減らす
ストレス=悪いもの…ではない
ストレス=悪いもの…ではない。ストレスはある程度ある方がいいのだ。
ストレスがあるから行動できる、ということがある。たとえば、作業の締め切りを決めると、それがストレスになったりするが、そうすることで自分にプレッシャーがかかり、作業がはかどる。
締め切りがないと、だらけてしまい作業が進まない。
ストレス反応を自分で選ぶ
ストレス反応とは、ストレスを受けたときの身体の反応のことだ。
呼吸がはやくなったり、心臓がどきどきしたり、血圧が上がったり、筋肉が緊張したり、アドレナリンが出たり…という体の反応があれば、不安や恐怖を感じたり…という心の反応もある。※身の危険を感じる場合は、「緊急反応」というものになる。
実は、このストレス反応を自分で選ぶことができる。
チャレンジ反応を選ぶ
具体的には、「チャレンジ反応」というものを選べばいい。
チャレンジ反応でも、呼吸がはやくなったり、心臓がどきどきしたり、血圧が~という体の反応はあるが、アドレナリンのほか、ドーパミンなども出るため、やる気も出る。その結果、恐怖を感じない…ということになる。
※この反応を選びたければ、最悪でも身の危険はない、と思えばいいだろう。
プレゼンやスピーチによるストレスを感じたときは、「チャレンジ反応」を選ぶ、とすればいい。この反応を選べば、集中力が高まり、最高のパフォーマンスを発揮することができるだろう。
※集中が高まりフロー状態にあるときは、チャレンジ反応が起こっている。
ストレスを減らす方法 - サマリー
まとめ
今回は、ストレスを減らす方法について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、
1)無理にでも笑顔を作る、2)無理にでも楽しいことを考える、3)選択するときのルールを決めておく、4)心配ごとや懸念事項を書く、5)ストレスを取り除く、6)体調を整える、7)ストレス=悪いもの…ではないと考える、8)ストレス反応を自分で選ぶ、9)チャレンジ反応を選ぶ、の9つだ。
7~9は、認知的にストレスを減らす方法になる。
認知的な方法は、便利かつ有効な方法だ。
ストレスって別に悪いことではない、と思っただけで、ストレスが減ったような気がする(笑)。また、最悪でも身の危険はないとして、チャレンジ反応を選ぶことで、 最高のパフォーマンスを発揮することができるだろう(そうすれば、集中力が高まりフロー状態に入りやすくなる)。
今回の記事:「ストレスを減らす方法9つ」