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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

仕事が苦痛でしかない…楽しくない仕事を片付ける方法4つ

苦痛を感じる仕事の取り扱いに、苦労していないだろうか。

仕事が苦痛で仕方がない…というときは、楽しくない仕事であるはずだ。楽しい仕事ばかりできればいいが、現実はそう甘いものではない。楽しい仕事があれば、そうでない仕事もある。楽しい仕事は誰だって上手くやる。楽しくない仕事をどのように処理できるかで、差がつくのだろう。

今回は、苦痛を感じる仕事を上手に片付ける方法について書いてみたい。

目次

 

仕事に苦痛を感じる…

なぜ仕事が楽しくないのか

なぜ、その仕事が「楽しくない仕事」なのか考えてみよう。

ひとつは、お金目当てになりすぎているためだ。

以前の記事でも書いたが、お金目当てになると、不安が高まりやすくなり、抑うつを招きやすくなる。そして、社会(他者)に貢献したいという気持ちが低くなる。視野が狭くなり、自分のことだけになっているような状態だ。

もし、お金のためだけに働いている、または、お金+世間体のために会社で働いている、という状況であれば、仕事が楽しくなく、モチベーションが低い状態で仕事をしているはずだ。

※お金のために、仕方なく働いていないだろうか。

自分が「無能だ」と感じる

自分が無能だと感じると、取り組んでいる仕事が「楽しくない仕事」になる。

人は、自律的に行動し有能感を得たときに満足感を得る。

その結果、効果的にふるまえるようになるのだ。自分が仕事を通じて有能だと思えると、自信と満足感を得ることができる。そんなときは、この仕事は自分の天職だと感じ、仕事が楽しくなるだろう。

逆に無能だと感じると、「この仕事は自分には向いていない」、「別のことをした方がいいのではないか…」と思うようになり、(自信も満足感も得ることができず)不満を抱えながら仕事をすることになる。やめたいけれど、やめられない…という葛藤に苦しむようになるだろう。

※自分が無能だと感じると、気持ちが悪い方向に収斂していく。

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やらされている…と感じる

やらされていると感じれば、手持ちの仕事は苦痛を伴う「楽しくない仕事」になる。

先に述べたように、人は自律的に行動し有能感を得たときに満足感を得る。この「自律的に」というところもポイントだ。あなたも、「仕事をやらされている」と感じれば、おもしろくない気持ちになるはずだ。

この感覚が嫌で脱サラする…という人もいるだろう。

だが、会社勤めしているから自律的に仕事ができない、ということではない。何から何まですべて上司が指示するわけではないので、自律性を発揮できる部分はあるはずだ。そこを見つけられるかどうかがポイントになる。

※やらされていると感じると、仕事の内容以前に嫌な気持ちになる。

 

苦痛を和らげる方法は

嫌いな仕事は細分化したい

嫌いな仕事・楽しくない仕事は、細分化したい。

この種の仕事の全体を通してみると、「つまらない仕事だな」、「自分がやる仕事ではない」、「やりたくないな」と思う。そこで、仕事を細分化して、取り組みやすくするのだ。仕事を小さな単位に分ければ、その小さな塊を片付けることで、ささやかでも達成感を得ることができる。

※苦痛の度合いが大きいときは、細分化の度合いを上げる。

仕事を小さな単位に分けることで、目の前の作業に集中しやすくなる、ということもある。たとえば、あるテーマでブログの記事を書き始めたけれど、途中で書くのが苦痛になってきた…というときは、一度に全部書こうとせず、1~2ブロック書いて終わり、とすればいいだろう(笑)。

※仕事を細分化すれば、取り組みやすくなる。

とにかく仕事を始めてみる

楽しくない仕事でも、とにかく始めてみる。

作業興奮というメカニズムがある。「嫌だな~」と思いながらも、始めてみると気持ちが乗ってくる、というものだ。「嫌だな」という気持ちに抗って始めるまでが大変なのだが(笑)、始めてみると「嫌だな」という気持ちは霧散するものだ。

※始めてみると案外集中できる。掃除などもそうだろう。

また、感情を行動と一致させる、というメカニズムもある。「楽しくない、楽しくない」と思いながら仕事をすれば、かなり不快になる。そこで人は、「やっていることは楽しい」という方向へ感情をシフトさせるのだ。行動を変えることができないので、感情を変えるということだ。

※人にはよくできたメカニズムがあるので、それを利用すればいい。

自律性を見い出し確保する

楽しくない仕事をやる場合は、特に自律性を確保することを考えたい。

上司に仕事を指示されたとしても、やり方において自律性を確保することは可能だ。

たとえば、自律性を侵害されたと感じる言葉として、親が子供に対して言う「勉強しなさい」がある。子供がそう言われると、自律性を侵害されたと思うが、何をどう勉強するかは子供に任されている。

※自律性を侵害されたと感じ、勉強をやめてしまう子供もいる。

どの科目の勉強をするのか、何を使ってどの程度勉強するのかは自由だ。そこに自律性を見い出すことができれば、やらされ感は薄れるものだ。仕事にしても、これと同じことなのだ。

※あなたは、自律性を見い出す努力をしなければいけない。

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自分の利益になると考える

楽しくない仕事をやるときに、重宝しているのがこの方法だ。

雑用は楽しくない仕事だと思うが、雑用をすれば脳の司令塔である前頭葉を鍛えることになる。前頭葉は、入力情報と記憶情報を組み合わせ、思考や行動の組み立てを作り命令を出す、という作業を担う場所だ。

ここが強くなると、行動できるようになる。

つまり、苦痛を感じる仕事でも、それをすることで前頭葉を鍛えることができるので、自分の利益になるということだ。ただし、何も考えずダラダラやったのではそうならない。合理的な手順を考えながら、テキパキとやることが必要になる。

※自分の利益になると思えば、雑用が苦にならなくなる。

 

仕事が苦痛でしかない - サマリー

まとめ

今回は、楽しくない仕事を上手に片付ける方法について書いてみた。

今回の記事で書いた方法は、1)仕事を細分化する、2)とにかく仕事を始める、3)自律性を確保する、4)自分の利益になると考える、の4つだ。

楽しくない仕事の場合は、より具体的に「何を」と考えて取り組む方がいいだろう。

自分が「無能だ」と思う場合は、コツコツ勉強するとか、自分の得意を洗い出し、その得意を利用できないか…と考える。もちろん、得意な人の助けを借りてもいい。自分でコツコツ勉強する場合は、長い目でみることも必要になるだろう。いずれにしても、楽しくない仕事を楽しめるよう工夫したい。

今回の記事:「仕事が苦痛でしかない…楽しくない仕事を片付ける方法4つ」