不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

仕事が嫌だを変える|仕事を楽しむ方法4つ

あなたは、日々の仕事を楽しんでいるだろうか?

「仕事を少しでも楽しめている」ということであれば問題ないが、「仕事を全く楽しめない」、「仕事にストレスしか感じない」、「仕事が嫌だ・嫌いだ」ということであれば問題がある。早めに手を打った方がいいだろう。今回は、仕事を楽しむ方法について書いてみたい。

仕事を楽しむためには、どうすればいいのだろうか。

目次

仕事が嫌だと思うと…

仕事を楽しむ女性

仕事が嫌だ…と思うことがあると思う。

そんなときは、たいてい仕事が嫌いになっている。

たとえば、算数や数学を嫌いになって、算数や数学の成績が良くなっただろうか?先生や上司を嫌いになって、思うような成果を出すことができただろうか?仲間を嫌いになって、クラスや職場の人間関係は良くなっただろうか?自分を嫌いになって、良い結果になったことがあるだろうか?
出典:自己嫌悪を克服する方法

「嫌い」の負のパワーは強い。

嫌だと思いながら(嫌いながら)物事に取り組んで、優れた成果が出る…という確率は限りなく低い

嫌な勉強や仕事の場合は、達成動機が低く目標の魅力も小さい。

その結果、モチベーションが下がるため、(勉強や仕事の)質がかなり低下し、費やす実質的な時間も少なくなるためだ。仕事であっても、求められる最低限の仕事をすればいい…となる。

自分を活かせなくなる

やる気の低下と集中力の低下から、無駄も多くなる。

仕事が嫌いになると、朝起きるのがつらくなるはずだ。そして、平日は金曜日を心待ちにするようになり、日曜日の夜になると明日のことを考えて気持ちが暗くなる…というサイクルにはまる。

この状態は健全だろうか?自分を活かしている、と言えるだろうか?

自分だけの話ではない

このことは、自分だけの話に留まらない。

あなたは、自分が不幸せだと思っている人にサービスを受けたいと思うだろうか?ときどき、プロフェッショナルだが、表情が暗い、愛想がない、雑談を全くしようとしないなど、人間味がなく他者を寄せつけない雰囲気を出している人がいるが、このタイプの人ではないかと思う。
嫌な仕事をすることは、本人だけではなく、まわりの人も不快にするのだ。
出典:好きこそ物の上手なれを深く読むと…

会社では、イライラしたり、人を寄せ付けないオーラを出す人がいる。

仕事を嫌々やっている人は、ストレスを抱えてイライラしていたり、ストレスを押し殺すことで、感情も押し殺し(人間味のない)機械のようになることが多いのだ。つまり、仕事を楽しまず嫌々仕事をすると、同僚やクライアントにも、悪い影響を与えてしまうのだ

※もっと広く考え、社会に対し悪い影響を与えている…としてもいい。

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仕事を楽しむ方法は

嫌う選択肢はない

この状況を打開するためには、仕事を好きになって楽しむしかない。

人が幸せを感じる順番というものがある。
1)好きな仕事をして対価を十分に得る
2)好きな仕事をして必要最低限の対価を得る
3)嫌いな仕事をして対価を十分に得る
4)嫌いな仕事をして必要最低限の対価を得る
他人からみると申し分ないのに、自分では不幸せだと思っている人がいるが、そのタイプの人は3)に属する。嫌々仕事をして十分な対価を得ても、ハッピーにはなれないのだ。そうであれば、好きなことをやるか、今の仕事を好きになった方がいいのではないか?
出典:好きこそ物の上手なれを深く読むと…

人には、「幸せを感じる順番」というものがある。

他人からみると申し分ないのに、自分では不幸せだと思っている人がいる。

このタイプの人は、「嫌いな仕事をして対価を十分に得る」タイプの人であり、日々、ストレスやフラストレーションを抱えながら仕事をしている。そのため、(金銭的な慰謝があっても)幸せだと感じることができないのだ。※この状態は、金銭的な困難はないが、精神的にも肉体的にも不健康だ。

結局、仕事で幸せを感じたければ、今の仕事を好きになるか、好きな仕事をするしかないのだ。もし今の仕事を続けるのであれば、「仕事を嫌いになる」という選択肢はない、と気づきたい。

※そして、仕事を嫌う選択肢はない、と腹を決めたい。

自律性を確保する

仕事を楽しむためには、自律性を確保することが大事になる。

自律性というのは、 自分自身で立てた規範に従って行動することだが、他人から与えられた仕事でも、それを持つことは可能だ。


たとえば、「食器を洗え」と命じられたとしよう。「食器を洗う」というタスクの中でも、自律性を発揮できる部分はある。食器を洗う順番、洗い方、水や洗剤の使い方、水温調節などの変数があるので、変数をいじりながら最適化する、という作業を自分でできるのだ。さらに、(自分比で)時間を競ったりするゲーム性を入れることもできる。
出典:堀江貴文さんの「ゼロ」を読んだ感想#2

自律性というのは、自分自身で立てた規範に従って行動することだが、この部分を他人に侵されると、非常に嫌な気分になる(苦笑)。※程度の差はあれ、万人に共通する話だろう。

子供が親から「勉強しなさい!」と言われて、(勉強する気があっても)逆にやる気をなくしてしまう…というよくある現象の原因は、子供が自律性を侵害された…と感じることだ。

このことは、大人でも同様だ。したがって、与えられた仕事の中で、自律性をどう確保するか…ということが大事になる。※このことを理解して、自分なりの工夫が必要になるのだ。

合理性を追求する

仕事を「合理性を追求するゲーム」と定義したらどうかと思う。

会社員であれば、与えられた仕事を整理し、優先順位をつけて実施する、という手順になる。

だが、これだけでは当たり前すぎて面白味がない。 

睡眠時間を○時間にする、何時に寝て何時に起きる、会社には○時について○時から仕事を始める、1日を○分割し、この時間帯には、この種の仕事をする…というところまで突き詰めて、合理化・最適化するのだ。

※運動や食事の内容をどうする…ということを入れてもいい。

知的な遊びにする

なので、「自分の生産性を最大にするゲーム」としてもいいだろう

このゲームはかなり複雑だ。唯一無二の答えを出すことはできず、仮にその答えがあっても、自分の変化により、答えも微妙に変化する。複雑ということは、かなり遊べるということだ(笑)。このゲームのいいところは、汎用性がある、ということだ。どんな仕事にも、適用可能なのだ。

※自分の進歩や成長を実感し、楽しむゲーム、としてもいいだろう。

仕事を細分化する

集中力を上げるために、作業と時間を細分化したい。

経験則からもわかると思うが、作業と時間を細分化すれば、集中力は上がる。この方法は、仕事を楽しむというよりは、仕事を嫌だと思わない、仕事を嫌いにならない…という方法になる。

細分化する、ということは、「視野を限定する」ということだ。

競走馬が目隠しをすることがあるが、あれは集中力を高めるために行うことだ。

視野が広いと、(まわりが気になって)レースに集中できなくなり、騎手の指示に従わなくなることがあるそうだ。集中力に欠け、つい遊んでしまう…という人がいるが、そういう人にも目隠しが必要だろう。

その目隠しにあたるのが、作業と時間の「細分化」になるのだ。

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気にならなくなる

自分がやりたくない仕事に取り組むときは、どうしても気が重くなり後回しにしがちだ。

しかし、その仕事を細分化して、ここまで手を付ければいいだけだ…と考えると、心理的なハードルがかなり下がる。その結果、やりたくない仕事でも、比較的取り組みやすくなるのだ。

同時に、デッドラインも設定したい。そうすれば、集中力が高まり、好き嫌いのことは気にならなくなる。好き嫌いのことを考えてしまうときは、実は、集中力が切れているときなのだ。

※時間が十分にあるときも(集中力が切れるため)好き嫌いの話が相対的に大きくなる。

 

仕事を楽しむ方法 - サマリー

まとめ

今回は、仕事を楽しむ方法について書いた。

今回の記事で書いた「仕事を楽しむ方法」は、1)仕事を嫌う選択肢はないとする、2)自律性を確保する、3)自己成長などを追求する遊びにする、4)作業などを細分化する、の4つになる。

どんな仕事でも、工夫すれば楽しむことができる。

現に、これまで「嫌な仕事だな…」と思っていた仕事について、変数をいじりながら最適化する努力をすることで、楽しくなった…ということがある。自律的に仕事し自分の成長を感じると、どんな仕事でも楽しくなるのだ。

※楽しくなった、はやや言い過ぎかもしれないが(笑)、少なくとも嫌ではなくなった。

仕事はしんどくて当たり前で、楽しもうとすること自体がおかしい…とする意見がある。

プロセスで苦しみ、結果を出したときに幸せを感じればいい…とする意見だ。そういう意見もあっていいと思うが、わたしはたのしんだ方がいいと思う。そうすることで、結果も良くなるからだ。

今回の記事:「仕事が嫌だを変える|仕事を楽しむ方法4つ」