他人と自分を比較してしまう…という人は多いと思う。
人と比べない生き方をするために、「他人と比較しないようにする」と心の中で思っても、ついつい(無意識に)他人と比較してしまうものだ。なので、他人との比較を避けるためには、何らかの工夫が必要になる。今回は、他人と比較しないようにする方法について書いてみたい。
目次
- 目次
- 他人と比較するデメリットを知る
- ハッピーになれない
- 仲間意識を持つことができない
- 専門分野を持つ
- 組み合わせに目を向ける
- 組み合わせで差別化できる
- 自分自身と比較する
- 自分比で考えればいい
- 感謝する
- まとめ
他人と比較するデメリットを知る
まず、他人と自分を比較するデメリットを知りたい。
他人と自分を比較するデメリットを自分の頭で理解すれば、「自分の損になるから、比較することをやめよう」となるのだ。※人は、デメリットには敏感に反応するものだ。
ハッピーになれない
他人と自分を比較する習慣があると、ハッピーになれない。
比較することで、気分よく、機嫌よく毎日を過ごすことができなくなるのだ。
他人と自分を比較する習慣があると、すぐに相手を肩書きや学歴、そのほかの外形的な属性(ルックスなど)で、自分との優劣をつけるようになる。
そして、自分より下だと思った人には放漫になり、上だと思った人には卑屈になる。このタイプの人は、自分より下だと思う人より、上だと思う人の方が(必然的に)多くなるので、卑屈の方に針が振れてしまうのだ(笑)。卑屈に針が振れた状態が、ハッピーなはずがないのだ。
※不満に満ちた人生になる。
仲間意識を持つことができない
他人と自分を比較する人は、仲間意識を持つことができない。
チームの同僚に対しても、仲間意識よりは、ライバル心を持っている。
無論、多少のライバル心はあってもいいのかもしれないが、これが行き過ぎると問題になる。最も大事な目的を忘れて、主導権争いのような、(本来の目的から外れた)つまらない争いをしてしまうのだ。
もし、自分が劣等感を持つようになれば、相手に協力しようとはしなくなるだろう。もしかすると、協力するどころか、陰で足を引っ張りにかかるかもしれない。
他人と比較すると、チームのメンバーと仲間意識を持ち、共通の目標に向かって邁進する…ということがむずかしくなってしまうのだ。その結果、協調性がない…と評価されることになる。
※全方位的に、人間関係も悪くなりがちだ。
専門分野を持つ
自分を他人と比較しがちな人は、自分の専門分野を持ちたい。
専門分野といっても、大したものでなくていい。小さいことでいいのだ。
たとえば、ブログを書くことであれば…
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがある。このことわざの意味は、好きなコトであれば、自分から主体的に取り組むことができ、モチベーションを落とすことなく努力を続けることができるので、スキルが比較的早く上がるというものだ。
出典:好きこそ物の上手なれを深く読むと…
自分が書きたいと思う分野を、専門分野にすればいいのだ。
好きなコトであれば、自分から主体的に取り組むことができ、モチベーションを落とすことなく努力を続けることができるので、スキルが比較的早く上がる、ということがある(苦労を苦労と思わなくなるため)。
なので、「興味がある」程度の素人のような状態から始めても、メキメキと上達し、気が付いたらプチ専門家になっている…ということは普通にある。
専門分野を持つことは、選択さえ間違わなければ、そう難しいことではない。
その分野を通じて、社会に対し何らかの貢献ができる、影響を与えることができる…という実感を得ることができれば、楽しくなってくるだろう。※大きな楽しみではなく、ささやかな楽しみで十分なのだ。
※専門分野を持てば、自分の中で軸ができる。
組み合わせに目を向ける
他人と自分を単純に比較する人は、視野が狭い。
「組み合わせ」ということに、全く目が向いていないのだ。
たとえば、あなたが東京の普通の大学の学生で、バイトで家庭教師の職を得たい…としよう。他人と自分を単純に比較する人であれば、「自分は有名大学の学生ではないので、(彼らと争っても勝てないから)無理だな・厳しいな…」と、半ばあきらめモードに入ってしまう。
※比較の基準が、「大学名」ということしかない。
組み合わせで差別化できる
柔軟な思考を持つ人は、組み合わせで差別化できないか…と考える。
家庭教師というのは、教える技術もさることながら、いかに子供にやる気を出させるか、自分で自発的に机に向かえるように、やる気を引き出すか…の方が大事だったりする。
この点に気づき、人の意欲やモチベーションの仕組みについて勉強することにより、「子供のやる気を高める」という武器で、競争することができるようになるのだ。
この場合は、「コミュニケーション能力」+「心理学」という組み合わせになる。ひとつの基準で勝てなければ、組み合わせればいいのだ。※組み合わせで、唯一無二の存在に近くなる。
自分自身と比較する
比較したいのであれば、自分自身と比較すればいい。
他人ではなく、自分の成長にフォーカスする、ということだ。
他人のことが気になるのはわかるが、自分は自分、他人は他人と割り切った方がいい。
というのは、「他人が自分のすべてをわかっているのではない」ことと同様に、「自分も他人のすべてをわかっているわけではない」からだ。同期に先に出世されたとしても、それは、「自分が見えていない、(その人物の)影の努力の賜物」かもしれない。
その人物に、自分からは見えていない影の努力があるとすれば、出世するのも当然だ。アンフェアだ、ということはない。なので、他人の成長にイラついても仕方のないことだ。
自分比で考えればいい
たとえば、他人のブログで、数ヶ月で数十万PV達成!などという話を時折耳にする。
そんなときは、「すごいな~」、「どうしてそんなことができるのだろう」と思ったり、若干「羨ましいな~」と思うこともある(笑)。
だが、自分の成長にフォーカスしていれば、それほど嫉妬にかられる…ということはない。「自分は自分で、その人とは違うので、自分なりの成長でいいじゃん」と思うのだ。
※何ごとも、自分比で考えればいいのだ。
感謝する
他人と自分を比較する人は、もっと感謝すればいいと思う。
感謝をすれば、自分の不平不満を抑えることができる。※感謝は、精神安定剤なのだ。
人であれば、不満を感じることがあると思うが、「不満を募らす…」という状態を長く続けるのは得策ではない。精神的に不安定になるし、不機嫌、不健康につながってしまうからだ。
そんなときは、感謝で不満を相殺することができる。
出典:もっと感謝した方がいい理由
先に、他人と自分を比較する人は、不満に満ちた人生になる、と書いた。
そのタイプの人は、優越感や劣等感を持つことに忙しく、そして(結局は)劣等感を持つことの方が多くなるため、 他人と自分を比較する人は、不満に満ちた人生を過ごすことになるのだ。
先日の記事で書いたように…
感謝には、自分の不平不満を抑える効果がある。
感謝することで、不平や不満(ネガティブな感情)を相殺することができるのだ。感謝しながら怒りを高めるとか、怒りを高めながら感謝する…ということができるだろうか(笑)。
なので、感謝の力を有効に使えばいいと思う。
まとめ
今回は、他人と比較しない方法について書いた。
今回の記事で述べたのは、1)比較するデメリットを知る、2)専門分野を持つ、3)組み合わせに目を向ける、4)他人ではなく自分自身と比較する、5)感謝する、の5つだ。
子供のころ、親に他の子供と比べられて、嫌な思いをしたことがないだろうか。
そのときは、自分が劣っているような気がして意気消沈したはずだ(自己肯定感も落ちただろう)。他人と比べても、ハッピーなことはないのだ(それを自分でやってどうする…という話だ)。人と比べない生き方をするためにも、他人と比較しない方法を身に付けたい。
今回の記事:「人と比べない生き方へ|他人と比較しない方法5つ」