不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自由に生きる方法4つ

自由に生きることについて、考えたことがあると思う。

だが、具体的にどうすればいいのか…と考えると、むずかしくなる。この上司や会社から離れれば、自由に生きることができる、しがらみのある人間関係をリセットすれば、引っ越しをすれば自由に…と思うかもしれないが、自分の内面の問題もあるので、そう簡単な話ではないだろう。

今回は、自由に生きる方法について書いてみたい。

目次

自由に生きるとは

手枷を外し自由に生きる男性

自由に生きるとは、どういうことだろうか。

有名な「嫌われる勇気」には、「自由とは、他者から嫌われることである」と書いている。この言葉の意味だが、自由に生きれば(必然的に)他者から嫌われる、ということのようだ。

なので、同書では、他者から嫌われているということは、「(自分が)自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです」としている。

自律性を尊重し生きること

私の考えだが、自由とは「自己の自律性が高水準にある状態」だ。

自律とは、「自分が立てた規範にしたがい行動すること」だ。なので、自由に生きるとは、他者が立てた規範ではなく、「自分が立てた規範にしたがい生きる」ということだ。

他者(既存の社会も含む)が立てた規範にしたがわず、自分が立てた規範にしたがい生きれば、他者との軋轢や摩擦が生じることになる。変わり者扱いされることもあるし、嫉妬されることもあるだろう。なので、自由に生きれば、他者から嫌われる可能性が高くなる、ということになる。

スポンサーリンク
 

好きな仕事をする

自由に生きるために、好きな仕事をしたい。人が仕事に対し、幸せを感じる順番がある。

幸せを感じる順に、1)好きな仕事をして対価を十分に得る、2)好きな仕事をして必要最低限の対価を得る、3)嫌いな仕事をして対価を十分に得る、4)嫌いな仕事をして必要最低限の対価を得る、となる。1、2位のキーワードは、「好きな仕事」というものだ。

どうして「好き」であれば、幸せを感じるのかといえば、自律性が保たれるからだ。

たとえ上司にやらされている仕事であっても、その仕事が好きであれば、(やり方まで細かくチェックされない限り)自律性を保つことができる。自分にある程度の裁量があれば、(精神的には)自由に仕事をすることができるだろう。

会社をやめて独立しても…

会社をやめて独立すれば、自由に生きることができる…とは限らない。

独立すれば、上司から自律性を侵害されることはなくなる。なので、一時的には、自由に仕事ができる、生きることができる、と感じる。だが、独立すれば、別の他者が出現するのだ(笑)。

別の他者とは、市場であったり、顧客であったり、取引先であったりする。これらの他者が立てた規範にしたがわず、自分が立てた規範のみにしたがい仕事をする、というのはむずかしい。

そんなことをしていると、信頼を失ったり、利益を上げることができなくなってしまう。

自分の規範を見直す

自由に生きやすくするために、自分の規範を見直したい。

先に、自由に生きるとは、他者が立てた規範にしたがい生きるのではなく、「自分が立てた規範にしたがい生きる」ということだ、と書いた。だが、極端な話、他者の規範と自分の規範が合致すれば、何の問題も起こらず、(他者に嫌われることもなく)自由に生きることができるだろう。

実際にはそういかないが、そこに近づくことはできる。

具体的には、自分が大事に思っていることは残し、(それ以外の)相手が大事に思っていることについては相手に譲る。そういう形で自分の規範を更新すれば、自由に生きやすくなるだろう。

承認欲求を弱くする

自由に生きるために、承認欲求を弱めたい。

承認欲求とは、「他者から認められたい」と思う気持ちのことで、誰もが持つ自然な感情だ。なので、自分に承認欲求があることを否定する必要はないし、完全に無くす必要もないだろう。

ただ、この承認欲求が強くなると、「自分の価値を他人の評価にゆだねる」という状態になる。これでは、「他者が立てた規範にしたがい生きる」に近い話になってしまう。そうなると、他者を気にするあまり息苦しくなり、精神的に自由を感じることができなくなってしまうだろう。

なので、自己承認の力を強めるなどにより、承認欲求を弱くしたい。

経済的な自由を勝ち取る

自由に生きるために、経済的な自由を勝ち取りたい。

経済的な自由を得た状態、というのは、「生活のために働く必要がない状態」のことだ。「自分の自由を(生活のために)切り売りする必要がない状態」としてもいいだろう。この理想的な状態を作るには、時間と計画性が必要になる。※もちろん、勉強も必要だ。

イメージ的には、何もしなくてもグラスに水が注がれる状況があり、水で一杯になったグラスから溢れる水で生活を賄う、という感じだ。この状況であれば、生活のために元金を取り崩す必要がなくなり、経済的なリスクを小さくすることができる。

ブログもその手段になるかもしれない

もしかすると、ブログもその手段になるかもしれない。

書き溜めた記事が資産になり、そこから生じるキャッシュ・イン・フローを得ることができるためだ。ただし、リターン率がどうか、という問題と、資産価値の逓減により、キャッシュ・イン・フローも下がる、という問題がある。

なので、ブログだけ…ということではなく、ひとつの手段として考えた方がよさそうだ。

いずれにしても、経済的な自由を勝ち取り、自由に生きるためには、「水で一杯になったグラスから溢れる水がある」という状況を作らなくてはいけない。そのためには、勉強+時間と計画性が必要になる。お金に働いてもらうのであれば、複利の力を最大限利用することだ。

スポンサーリンク
 

まとめ

今回は、自由に生きる方法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)好きな仕事をする、2)自分の規範を再構築する、3)承認欲求を弱くする、4)経済的な自由を勝ち取る、の4つだ。「好きな仕事をする」は、与えられた仕事を好きになってもいい。考え方の変更で、好きになることは可能だろう。

最後の「経済的な自由を勝ち取る」については、一朝一夕にできるものではなく、勉強+時間と計画性が必要になる。ある程度長いスパンで考えることが必要で、忍耐や粘りなども必要になるだろう。お金に働いてもらうのであれば、複利の力を最大限利用したい。

今回の記事:「自由に生きる方法4つ」