人は見た目で判断されます。
身なりや身だしなみで評価される…ということです。
このことに異存を唱える人はあまりいないと思います。特に初対面の場合は、見た目の情報がほとんどなので、必然的に見た目で評価されます(主に視覚情報で評価されます)。なので、身だしなみには気を遣わなければいけません。今回は、身だしなみで気をつけることについて書きます。
目次
人は身だしなみで判断される
人は身だしなみで判断されるのか?について、おもしろい社会実験があります。
身だしなみを変えて同じ行動をとり、人々のリアクションの違いを観察しています。
極端な例ですが、あきらかに人々の対応が違いますよね…この差はどこから来るのでしょうか?
ひとつ言えるのは、自分が不快に感じた場合、相手が不快に感じる対応をするのではないか?ということです。いわば、「不快のお返し」ですね。ここでは、悪い意味での「返報性の法則」が働いています。なので、身だしなみは「相手を不快にしないこと」がポイントになります。
相手を不快にしないためには、清潔感とTPO、さらにニオイが大事です。
身だしなみで気をつけること
清潔感を大事にする
清潔感のある人は、好感を持たれます。
普通のシチュエーションでは、服が高価だとかそうでないとかは、あまり関係がありません。
相手の服装がチープだから自分が不快になる、というシチュエーションもなくはありませんが、かなり限定的だと思います。それよりもやはり、身なりに「清潔感」があるかどうかですね。
相手が不潔だったら、不快になりますよね?爪に垢がたまっていたり、シャツの袖口や襟元が黒く汚れていたり…そんな姿を目にすると、その人と会話をするのも嫌になるかもしれません。
なので、清潔感のある・なしは、とても大事なことです。
靴に注意する
靴のことは、自分では気が付きにくいのですが、みる人はよくみています。
靴にその人がどんな人かということが、あらわれるからです。
そのことを知っている人は、靴からその人の情報を得ようとします。なので靴に注目します。スーツの上下は決まっているのに、靴だけが汚い。さてこれは何を意味するのでしょうか…
靴は多くを語る…
少し自分で考えてみてください。
ちなみに、靴からもっとも正確に判断できる特性は、年齢と性別と収入、そして情緒的安定と同調性の有無とのこと
出典:Pouch
※これは、驚きですね。
ある社会実験によると、靴から年齢や収入、メンタルの安定性や同調性の有無などがわかったそうです。なので、(靴を)見る人が見れば、それらがわかってしまう…ということです。
靴は多くを語るようです。身だしなみのポイントは靴です。
TPOに気を付ける
身だしなみでは、TPOも大事ですね。
TPOというのは、時(time)、所(place)、場合(occasion)の頭文字を取った言葉です。
TPOに合わせた恰好をしておけば、自尊心を表現できるそうです。TPOに合わせることで、「自尊心を持つ人間だ」と周囲に知らしめることができる…ということでしょうか。
人の気持ちに配慮すること
場違いな恰好をすれば、眉をひそめられるかもしれません。
わたしは入社当初、スーツの下に派手目なドレスシャツを着て会社に通っていました。
今から思えばTPOを外していたような気がします(笑)。自由な社風の会社だったので、注意されることはありませんでしたが、不快に感じる先輩方がいたかもしれません。やや未熟だったと思います。
※勘違いしている…と思われていたかもしれません。
TPOに合わせられるというのは、人の気持ちを読んで適切な対応ができる、ということでもあると思います。なので、そのタイプの人は「優れた人」と形容していいのではないでしょうか。
ニオイに注意する
身だしなみでは、ニオイもかなり大事です。
ニオイは自分では気が付きません。ここが厄介なところです。
また、人から注意されることもありません(眉をひそめられることはあります)。
部下の服装を注意する上司はいても、部下の体臭を注意する上司はまずいないでしょう。あるとしても、特にひどい場合に「お前風呂入っているの?」と婉曲的に指摘するぐらいです。直接、臭いとは言えません。
※相手を傷つけることになるからです。
相手の反応から読み取る
なので、自分にまわりを不快にする体臭があるかどうかは、相手の反応から読み取るしかありません。特にニオイに敏感で(表現がストレートな)女性の反応ですね。一般に、女性の方がニオイには敏感だと思います。このタイプの人の反応に、注意してみましょう。
嫌な顔をされたら要注意…
彼女に避けられたり、すれ違うときに露骨に嫌な顔をされたら、自分の体臭を疑った方がいいでしょう(笑)。先にも述べましたが、女性はニオイに敏感なのです。
男性が露骨に嫌な顔をすることはまずないと思います。自分にも体臭があるかもしれない…と思っているからでしょうかね。※女性と比べて、ニオイに鈍感、ということがあるかもしれません。
台無しになることも…
ニオイの負の威力は強烈で、すべてを吹き飛ばすパワーがあります。イケメンだろうが、仕事ができようが、関係ないんです(笑)。なので、身だしなみとしてニオイには重々注意しましょう。
※それだけで、すべてが台無しになることがあります。
専門家の力を借りる
身だしなみの向上のために、プロの力を借りましょう。
これは、専門家の英知を使いましょう、ということです。
たとえば、あなたのヘアースタイルは自分に合ったものでしょうか?
年齢、顔の形、大きさ、頭の形、毛量などによって、最適なヘアースタイルは違います。このあたりは、素人があれこれ考えるよりも、プロに尋ねるのが一番です。※髪をカットしてもらうときに相談しましょう。
誠実な専門家を選ぶ
服装も同じです。店員さんの知識や経験を上手に利用しましょう。
自分の好みを伝えれば、(あなたに対し誠実な専門家であれば)適切なアドバイスをしてくれると思います。プロのアドバイスを上手に取り入れることができれば、ワンランク上の身だしなみになると思います。
※誠実な専門家を選ぶ見る目と聞く耳を持つことが必要になります。
身だしなみに気をつける - サマリー
まとめ
今回は、身だしなみで気をつけることについて書きました。
身だしなみのポイントは、自分を飾ることではなく、「相手を不快にしないこと」だと考えるとわかりやすいと思います。コミュニケーションと同じですね。いかに相手のことを考えられるか…唯我独尊的な人は評価されず、相手のことを考えられる人が評価されるのが現実です。
では、どうすればそうできるのか、ですが…
自分を相手の目線から見てはどうでしょうか?想像力を駆使して、相手目線になります。
カメラを引くような感じで、俯瞰で自分を眺めてもいいでしょう。そうすれば、何か気付くことがあるかもしれません。自分を客観視できる人は最強だな…とつくづく思います。
これを機に、自分の身だしなみをチェックしてみてください。自分の身だしなみのレベルを上げることができれば、人間関係においてプラスになることは間違いないと思います。
行動のコツ:
身だしなみに対する意識を高く持つ。
清潔感を大事にする。靴に気を配る。汚れた靴や使い古してボロボロになった靴はNG。身だしなみはTPOに合わせる。TPOに合わせることは、「適切な対応ができること」を表現すること。
ニオイに注意する。自分では自分の体臭に気付かないので、相手の反応から読み取る。身だしなみはプロの力を借りる。髪型や服装にしてもプロの力を借りればいい。※誠実な専門家に相談する。
今回の記事:「身だしなみで気をつけること4つ」