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サンクコストの呪縛とは(恋愛編)

あなたは、未練がましく恋愛にしがみついていないだろうか。

もしそうであれば、それはあなたがサンクコストの呪縛に囚われていることを意味する。恋愛相手にしがみついている男女は、恋愛において失敗する可能性が高い。先のない恋愛であれば、自分の気持ちがどうあれ、スパッと終わらせた方がいいのだ(それが利益につながる)。

今回は、恋愛におけるサンクコストの呪縛について書いてみたい。

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 目次

 恋愛に「もったいない」はいらない

もったいない

端的に言えば、恋愛に「もったいない」はいらない。

男性の場合は、女性をおとすために時間とお金を使う。その時間とお金を「投資」としてもいいだろう。デートの回数が増え、累積の投資額が増していくと、男性はその投資額を回収したい…という思いが募り、なかなかあきらめがつかなくなる。

女性の場合は、ひとりの男性と長くつき合うと、もう○年もつき合って自分の(若いときの)貴重な時間を費やしたのだから、結婚まで行かないと意味がない…と思ってしまう。

以上のように、恋愛では、男女それぞれに「あきらめきれない…」という思いが生じることがあるが、(将来の)見込みがなければ、その時点でスパッと終わらせるべきである。「あきらめきれない…」や「もったいない…」という思いに囚われてはいけないのだ。

 サンクコスト(埋没費用)とは

サンクコスト(埋没費用)という経済学の考え方がある。

事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止によっても戻って来ない投下資金または投下した労力をいう。サンク・コスト (sunk cost) ともいう
出典:ウィキペディア

ビジネスでよくある話だ。

新規のプロジェクトに投資をしたが、当初の目論見とは違い、(将来)期待した成果は出ないということがわかった。その時点で当該プロジェクトを道半ばで中止する…ということがある。その場合、すでに投資した分(お金や労力など)については戻ってこないため、あきらめるしかない。

この、もはや回収できないコストのことを、「サンクコスト」という。コストは、お金だけではなく、時間や労力も含む。以下、この言葉を使うので、意味をよく理解しておいてほしい。

※ sunk は、sink の過去分詞形。

 もったいない精神はいいことだが…

日常では、「もったいない」という言葉がよく用いられる。

※この言葉は、「もったいないおばけ」や「もったいないばあさん」でお馴染みだ。近年では「MOTTAINAI」として、世界にも広がっているようだ。

おそらく、日本人には「もったいない」という精神性が今でもある(薄れたり再評価されたりで、波はあるが…)。「もったいない~」の逸話は、無駄を戒めるためにあるものだ。

○○を捨てるのはもったいないから、再利用しよう、食卓に出されたものはもったいないから、残さず全部食べよう…など、(基本的には)「もったいない」は悪いことではなく、いいことだ。

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 それだけを考えると間違う

しかし、「もったいない」だけを考えて行動すると間違う

食卓に出されたものを全部食べる…という例では、健康のために無理して食べない方がいいケースがある(腹八分の方がいい)。残せば確かにもったいないのだが、それ以上の健康上のメリットがあれば、もったいなくても残した方がいいのだ。

※この場合、食材にかかった費用がサンクコストになっている。

先に述べたプロジェクトの例でも同様だ。投資した分(お金や労力など)がもったいないからといって、ズルズル続けてはいけない。そうすると、結局は大きな損をすることになる。(将来の)見込みがないとわかった時点で、キッチリ「損切り」をすることが何より大切なのだ。

損切りは、サンクコストの呪縛から逃れることだ。

 男性がサンクコストに囚われる例

恋愛において、男性が陥りやすい心理がある。

冒頭で少し書いたが、男性は女性をおとすために時間とお金を使う。デートでは、車を出したり、食事代を出したり…で、毎回そこそこの費用がかかる。女性の誕生日にはプレゼントだ。つき合う前であれば、男性は女性の気を引くために奮発するだろう。この費用はバカにならない。

しかし、何度デートを重ねても、女性は「つき合う」ことに関してはぐらかす。

以前の記事で、同じような状況にあったAくんの話をした。

Aくんは、これまでの彼女の言動とそのお断りの内容から、彼女の目的が「暇つぶし」と「食事」だったことが(やっと)わかったそうだ。彼は、あの時点で相手に言ってよかった、あのままズルズルは最悪だった、傷が浅くて済んだ…と話していた
出典:言わなければわからない

彼はある時点で白黒決着をつけたため、それ以上の出費を抑えることができた。

だが、Aくんのような決断ができず、そのままズルズルと煮え切らない状態を続け、その女性に対する累積の投資額が増していくケースだと、男性はその投資額を回収したい…という思いが強くなり、なかなかあきらめがつかなくなる。これは、泥沼にハマっていくようなものだ。

そして、最終的には深いダメージを負ってしまう…ということがあるのだ。

 女性がサンクコストに囚われる例

女性の場合も、陥りやすい心理がある。

「性格や価値観は合わないけれど、ほかに気になる人も現れなかったので、ズルズル付き合い続けてきた彼氏。すでに恋愛感情はないけど、もう30歳だし、ここで別れるなんて無理。だって、5年も付き合ってたんだから……」
出典:Gow!マガジン

5年もつき合ったのだから、別れるのは無理…と考えるのであれば、「5年」という月日が「サンクコスト」になる。特に、彼に尽くした…と考えている女性には、その「5年」の重みは相当なものになるだろう。余談になるが、この重みは男性には想像できないかもしれない。

もう5年もつき合って自分の(若いときの)貴重な時間を費やしたのだから、結婚まで行かないと意味がない…これは女性にとって自然な考えだと思うかもしれないが、このようなサンクコストに囚われる思考をしてしまうと、最終的にはもっと大きな不利益を被ることになる。

 呪縛から逃れるためには

では、大きな不利益を被らないためには、どうすればいいのだろうか。

まず、サンクコストを意思決定の材料にしてはいけない。感情的には難しいが、これまで支払ったコストはないものとして考えるのだ。あなたにとって一番重要なのは、「これから」なのだ。過去のことは失敗として反省し、教訓を学び取った上でスパッと切り捨てればいい

相場には、「見切り千両、損切り万両」という格言がある。

見切りをつけることには千両の価値があり、損失をこれ以上広げないために、損切りすることには万両の価値がある、という格言だ。この格言を頭に入れておき、行動の指針にすることだ。

もはや取り返しのつかない費用のことを考えても仕方がないのだ。

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 まとめ

今回は、恋愛におけるサンクコストについて書いてみた。

基本的には、「もったいない」と考えることは悪いことではなく、いいことだろう。だが、意思決定をする際に、「もったいない」に囚われて、感情的に判断すると間違うことになる。

※冷静かつ長い目で評価する必要があるのだ。

男性の場合は、女性をおとすために時間とお金を使う。デートの回数が増え、累積の投資額が増していくと、投資額を回収したい…という思いが強くなり、なかなかあきらめがつかなくなる。

女性の場合は、ひとりの男性と長くつき合うと、もう○年もつき合って自分の(若いときの)貴重な時間を費やしたのだから、結婚まで行かないと意味がない…と思ってしまう。

どちらのケースでも、「もったいない」という気持ちが根底にある。

しかし、「もったいない」という気持ちを引き起こす「サンクコスト」を意思決定の材料にしてはいけないのだ。あなたにとって一番重要なのは、過去ではなく将来なのだ。今回は恋愛の話をしたが、この考え方は、そのほかのことにも通じることだ。※当然、ビジネスでも使う。

くれぐれも、サンクコストに囚われないようにしてほしい。