不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

めんどくさい心理と対処法3つ

めんどくさい…と思うことがあると思う。

だが、このブログでは、「めんどくさい」は使わない方がいいとしている。

めんどくさいはネガティブワードであり、行動にブレーキをかけ行動を阻害する言葉であるためだ。たとえば、記事を書くのがめんどくさい…と思うと、記事は書けない(笑)。めんどくさいは、「人生を損なう言葉だ」とまでいう人もいるし、そのことには一理あるだろう。

今回は、めんどくさいと思う心理と対処法について書いてみたい。

目次

めんどくさいと思う

生活をしていると、めんどくさいと思うことがある。

プライベートでは、家族から「~するように」頼まれたとき、めんどくさいと思うことがある。役所などから「~の調査に協力してください」と頼まれたときも、本当にめんどくさいと思う。

ゴミ捨てや風呂に入ることもめんどくさいと思うことがあるだろう。

わたしの場合は、仕事の合間にちょっとした体操をすることも、めんどくさいと思う。やった方がいいとか、自分にとって必要である、と頭でわかっていても、めんどくさいと思ってしまう。

めんどくさいと思うことに事欠かない

仕事では、誰もやりたがらないような雑用を押し付けられると、めんどくさいと思う。

自分が好きではない仕事をやらなければいけない…というときも、めんどくさいと思う。会社の人間関係がめんどくさくて嫌になる、そのことを考えると疲れる…と思うこともあるだろう。

ああ言えばこう言う、というタイプの人と話すと、めんどくさいと感じる。自分本位で筋違いのことを言い出す人を相手にしても、めんどくさいと思う。

人間関係といえば、プライベートでも同様だ。友達付き合いがめんどくさい、近所づきあいがめんどくさい、恋愛するのが面倒だ…ということもある。今の時期であれば、年賀状を書くのがめんどくさい…と思うことがあるだろう(笑)。このように、めんどくさいと思うことに事欠かない。

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できるけどめんどくさい

ここからは、めんどくさい心理について書いてみる。

できるけどめんどくさい…ということがある。家族からの依頼、役所などからの調査依頼、ゴミ捨てや風呂に入ること、体操をすること…すべて、能力的にはできることだ。

仕事における雑用も能力的にできることだ。できることでも、自分の利益という点から考えると濃淡がある。そして、その濃淡により、めんどくささの内容が変わってくる

自分の利益と無関係なことはめんどくさい

たとえば、街を歩いているとき、何かの調査にご協力ください…と言われることがある。

自分の利益と無関係であれば、(胡散臭くないものでも)めんどくさいと思う。そして、忙しい人であれば、ほとんどの人がスルーするだろう(自分の利益になることをしたいのだ)。

自分の利益と無関係のことに(しかも相手の一方的な利益になることに)、自分の時間を費やすことには抵抗があるのだ。それが、うっとおしいとかめんどくさいという気持ちになる。

別の楽しいことをしたいのでめんどくさい

一方、ゴミ捨てや風呂に入ること、体操をすることなどは、自分の利益と関係のあることだ。

なので、めんどくさいと思う必要はないのだが、めんどくさいと思ってしまう(笑)。これは、(自分の利益になっても)積極的にはやりたくない…という気持ちがあることと、そのちょっとした時間でも、別の楽しいこと・やりたいことに充てたい…という気持ちがあるためだろう。

※将来の利益を過小評価し、現在の楽しみを過大評価している、ということもある。

単純すぎてめんどくさい

できるけどめんどくさいには、単純すぎてめんどくさい…もある。

かんたんで単純な作業だけれど、続けるのがめんどくさい…ということがある。

机のまわりを整理したり、写真を整理したり…というのは、時間がかかるし意外と面倒な作業だ。データの入力や手動によるデータのバックアップというのも、心理的に面倒な作業だ。

人には、「環境と効果的にかかわり有能でありたい」という気持ちがある。誰でもできるような(難易度の低い)単純なタスクをするときは、この気持ちがなかなか満たされないのだ。

だから、誰もやりたがらないような簡単で単純な雑用を押し付けられると、めんどくさいと思う。なんで自分がこんな雑用をしなければいけないのか…と思い、めんどくさくなるのだ。

勉強でも仕事でも、「自分の実力よりやや上」ぐらいの課題に取り組んでいるときが、成長できるし一番楽しいのだ。できるとわかりきっているタスクをしても、つまらないものだ…。

できないのでめんどくさい

できないのでめんどくさい…ということもある。

学生のころ、とても自分の実力では解けそうもない問題を見て、やる気が失せたことがないだろうか。そこで解答を見ると、手の込んだ手順が必要だということがわかる。それを見て、「めんどくさ…」と思ったはずだ。

できないという場合でも、「環境と効果的にかかわり有能でありたい」という気持ちを満たすことができないのだ。この場合は、無能感を持ってしまう。だから、「めんどくさい…」ということになる。

先に、「ああ言えばこう言う」というタイプの人と話すとめんどくさい、自分本位で筋違いのことを言い出す人を相手にするとめんどくさいと感じる…と書いた。

それらのタイプの人に対し(自分のコミュニケーション能力では)どのように対応すればいいのかわからない、上手く対応することができないため、めんどくさいと思ってしまうのだ。

トラブルになりそうでめんどくさい

トラブルになりそうなので、めんどくさい…ということもある。

たとえば、自分本位で筋違いのことを言い出す人を相手にすると、仮に対応がわかっていたとしても、ある程度トラブルになるな…と思う。自分本位で理不尽な相手なのだから、こちらが理を持って説明しても納得しないどころか、態度を硬化させたり、逆ギレする可能性があるためだ。

そんなときは、「めんどうだな…」と思う。そんな相手とかかわると、(本当に上手に対応できなければ)精神的にダメージを受けるし、不本意な形で余計な時間を使わされる。なので、本当にめんどくさく感じ、「そんな相手とは最初からかかわらない方がいい…」となるのだ。

好きではないのでめんどくさい

好きではないのでめんどくさい…ということがある。

これはできる・できないにかかわらず、めんどうくさい…ということになる。

ゴミ捨てや風呂に入ること、体操をすることなどは、自分の利益と関係のあることだし、できることだ。だが、めんどうくさいと思う。このことは、好きではないのでめんどくさい…とできる。

ああ言えばこう言う、というタイプの人と話すと、めんどくさいと感じるのは、そのタイプの人に上手く対応することができないからめんどうくさいと思う…としたが、そういう人とコミュニケーションをとることが苦手で、あまり好きではないので、めんどうくさい…とすることもできる。

どんなケースにもあてはまる

トラブルが原因のめんどくさいも、トラブルが好きではないのでめんどくさい…とできる。

友達付き合いがめんどくさい、近所づきあいがめんどくさい、恋愛が面倒だ…というのも、人とコミュニケーションをとることや、人間関係のメンテナンスをすることが好きではないので、めんどくさい…となる。好きではないのでめんどくさい…は、どんなケースでも使えるのだ。

価値がないのでめんどくさい

自分にとって価値がないのでめんどくさい…もある。

たとえば、自分の利益と関係がないので、めんどくさい…ということだ。

仕事では、 誰でもできるような雑用を押し付けられると、めんどくさいと思うが、その雑用を自分がしたところで、仕事のスキルが上がるわけではない。また、誰かに感謝される…ということでもない(本当は誰かに感謝されているかもしれないが、そうは思わない…ということだ)。

自分がやる価値があるの?と思う

価値がないことを何で自分がしなければいけないのか…と思うのだ

新人のころは、大して重要な仕事がないので、電話番やコピー機のコピー用紙の補充などをやることがある。そのときは、めんどくさいけれど、その立場ではその仕事に価値がないとは言えない。

なので、その雑用をしよう…と思う。だが中堅になると、それらの仕事の価値は大きく低下し、「何で自分がこの仕事をやらなければいけないの?」となる。そして、めんどくさい…と思う。

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めんどくさいの対処法

ここでは少し、めんどくさいの対処法について書いてみる。

まずは、自分の利益に対する考え方を変えることだ。自分の利益だけを追求しても、自分の利益は最大にならない…ということがわかっている(わかっていない人は、この機会に考えを改める)。

なので、自分の利益を最大化するために、他人の利益を考えよう…とすればいいのだ。そう考えれば、家族から~するように頼まれたとき、めんどくさがらずにヘルプしよう…と思えるし、仕事でも助けを求められれば、たとえ雑用でも「まぁいいか」ということで、引き受けることができる。

単純すぎる、できないについては…

単純すぎる、できないからめんどくさい、については、タスクを細切れにすることだ。

単純な作業を長時間することは不可能だ。なので、タスクを細切れにして、短時間作業の積み重ねで終えるようにする。隙間時間に単純な作業を入れる、ということでもいいだろう。

自分にはむずかしくてできない、についても、できるようになるまでの道筋を描き、タスクを細切れにすることだ。細切れのタスクを処理していくうちに、むずかしいことにも手が届くようになる。

本当にむずかしければ、細切れの細切れにすればいい(笑)。

好きではないのでめんどくさい

好きではないのでめんどくさい…については、そのことをやることの価値を再評価してみる。

整理整頓やゴミ捨てをすることで、無駄な時間をセーブできたり、部屋や机回りがスッキリし気分がよくなる…ということがある。風呂に入ったり体操をすることで、血圧が下がったり、身体や健康にいい…ということがあるだろう。なので、メリットに注目して再評価してみればいいのだ

まとめ

今回は、めんどくさいと思う心理と対処法について書いてみた。

今回の記事で書いたその心理は、1)できるけどめんどくさい、2)単純すぎてめんどくさい、3)できないのでめんどくさい、4)トラブルになりそうでめんどくさい、5)好きではないのでめんどくさい、6)価値がないのでめんどくさい、の6つだ。

めんどくさいの対処法については、1)自分の利益を最大化するために、他人の利益を考える、2)タスクを細切れにする、3)そのことをやることの価値を再評価してみる、の3つだ。

めんどくさいと思いがちな人は、(思い込みで)視野が狭くなっているので、もう少しいろいろな角度から考えてみた方がいいだろう。※感情的にもなっているため、視野が狭くなる。

めんどくさいと思ったら、角度を変えていろいろ考えてみればいいのだ。

今回の記事:「めんどくさい心理と対処法」