不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

人生が順調な人の考え方 - 人生がうまくいく人が志向すること

仕事や人生がうまくいく人は、何を考え志向しているのだろうか。

志向とは、「意識が一定の対象に向かうこと」だ。うまくいく人とそうでない人では、志向の有無や内容が有意に違う。たとえ同じことを志向しているように見えても、中身がかなり違うのだ。

今回は、うまくいく人が志向すること、について書いてみたい。人生が順調な人は、何を考え志向しているのだろうか。仕事や人生がなぜかうまくいかない…という人には、参考になると思う。

目次

 

人生が順調な人は

未来を志向する

未来を志向するうまくいく人のイメージ

うまくいく人は、未来を志向する。

3年後、5年後、10年後の自分の理想的な未来を具体的に想像する、ということだ。このことのメリットは、逆算することで、今日すべきことや明日すべきことが明確になる、ということだ。

取捨選択ができるようになる

もうひとつは、賢明な取捨選択ができるようになる、ということだ。

その結果、「自分の理想的な未来」を実現するために必要なこと、に注力できるようになる。さらに、個々の仕事の意味合いも変わってくる。その仕事を、理想的な未来を実現するための1ピースになる、と思えば、(仕事に価値を感じ)前向きな気持ちで仕事をすることができるだろう。

目標を志向する

うまくいく人は、目標を志向する。

今述べた、「自分の理想的な未来を具体的に想像する」ということも、目標を立てる、ということだが、もう少し短いスパンの目標も必要だ。いわゆる、「マイルストーン」というものだ。

目標を立てて行動し、その結果をみれば、自分の現在の力はどの程度なのか、向上しているのか停滞しているのか、自分が正しい努力をしているのかそうでないのか、ということがわかる。

自分を測ったり、努力の積み重ねを行うために、目標は必要なのだ。ちなみに、目標を立てるときは、1)明確であること、2)計測できること、3)現実的であり、がんばれば達成可能であること、4)期限を明確にすること、に留意する。※「SMARTの法則」にしたがえばいい。

プロセスを志向する

うまくいく人は、プロセスを志向する。

うまくいく人は、結果重視なので、結果を志向するのではないか…と思うかもしれない。

だが、必ずしもそうではない。結果には、もともとばらつきがあるし(短期的な結果は運にも左右される)、結果だけを求めると、「結果がよければそれでいい…」となってしまうためだ。

また、その考え方だと、グレーゾーンに踏み込みやすくなるし、たまたま上手くいっただけの場合、(結果に満足してしまうため)プロセスに目を向けることができない。プロセスを志向する場合は、ばらつきのある結果よりも、プロセスが正しいのかどうか、という部分に注目する。

正しい努力をしていれば、結果はついてくる、という考え方になる。

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データを志向する

うまくいく人は、データを志向する。

以前、身近にとてもできる人がいた。

上位1%どころか、0.01%に入るのでは…というレベルの人だった。彼の成果がずば抜けているので、「なぜ、そんなにうまくいくのか・成果を出せるのか」と直接聞いたことがある。

そのときの答えはありきたりのもので、よく覚えていない。

データから帰納する

答えが当たり前すぎてがっかりしたことは覚えているが(笑)。

だが、別の機会に彼は、「データの分析に相当な時間をかけているんだ…」ということをふと漏らした。そのときは、「データの分析にねぇ…ふ~ん」程度でピンとこなかったが、今であればピンとくる。

彼は、データから帰納することで、正しい打ち手を見い出していたのだ。そのため、正しい努力をすることができ、勘と経験のみで動く人よりも優れた成果を上げることができたということだ。

※データから帰納+実践的な勘と経験のミックスが、最強になる。

問題の解決を志向する

うまくいく人は、問題の解決を志向する。

うまくいかない人は、問題が起こると問題の深刻さに頭を悩ませたり、どうしてあのような選択をしたのか…と、後悔したりする。他者のミスが原因だとし、誰かを責めることもあるだろう。

問題を引き起こした原因を考えることには意味があるので、よく考えればいいと思う。だが、原因を整理したあとは、頭を切り替えて問題の解決を志向したい(他者を責めるのはやめよう)。

リソースの使い方を考える

具体的には、問題を解決するために、自分の持っているリソース(能力や有形・無形の財産など)をどう使えばいいのか…と考える。

既存のリソースの使い方を見直すことで、問題を解決できる…ということは普通にある。

その際は、もちろん人脈に頼って、人の助けを借りてもいい(お互い様なのだから、躊躇すべきではない)。経験や勘のみを頼りにしていた人であれば、データから帰納する作業にリソースを入れてもいい。

※リソースの配分を見直すことは、問題の解決に役立つ。

行動を志向する

うまくいく人は、行動を志向する。

重要なタスクについては、緊急性が低くても取り掛かる、行動する、ということだ。たとえば、以前の記事の中で、「自由に生きるために、経済的な自由を勝ち取りたい」と書いたことがある。

生活のためにあくせく働く必要がない状態を作るということだが、この状態を一朝一夕に作ることはできない。10年、20年を超える行動の積み重ねで、ようやく作れる…という類のものだ。

なので、経済的な自由を得ることを「重要なタスク」にするのであれば、すぐに適切な行動を始めなければいけない。なんとなく思っていたところで、行動しなければ実現することはないのだ。

※あなたの身近にいるうまくいく人も、重要なタスクについて行動的だと思う。

成長を志向する

うまくいく人は、成長を志向する。

仕事上で困難にぶち当たると、最初はなんとかしようと頑張る。だが、努力しても状況が改善しなければ、徐々にあきらめモードに入っていく(笑)。そして、成長しよう…などとは思わなくなってしまう。

ブログでも同じで、書けばPVがどんどん伸びる、という状況は楽しい。その楽しさが報酬になり続けることができる。だが、その状況が崩れると、仕事のケースと同じような道に入る。

成長を志向するということは、そういうことではなく、厄介な困難があっても、粘り強く試行錯誤や学習をしながら、成長を模索する、ということだ。正しいアプローチをしていれば、状況を改善することができる。そのアプローチを見つけるためにも、成長志向を採用した方がいい。

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人生が順調な人の考え方 - サマリー

まとめ

今回は、うまくいく人が志向することについて書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)未来を志向する、2)目標を志向する、3)プロセスを志向する、4)データを志向する、5)問題の解決を志向する、6)行動を志向する、7)成長を志向する、の7つだ。

どうしても、目の前の生活や仕事に追われるため、理想的な未来を具体的に想像する、という機会があまりない。だが、望まなければ実現するはずがないので、そうする必要があるだろう。

また、重要なタスクでも、緊急性が低ければ後回しにする、ということもある。健康でも、10年後を見据えて、生活習慣をより健康的なものに変える、ということをした方がいいだろう。

短期的な利益ではなく、(人生を見通す)長期的な利益を考えることが必要になるだろう。

今回の記事:「人生が順調な人の考え方 - 人生がうまくいく人が志向すること」