あなたのまわりにも、オープンな人がいると思う。
そんなちょっとまぶしく見える人を見て、自分もそうなりたい…と感じることもあるだろう。
オープンな人は、クローズドな人より伸びやすい。なので、自分は後者よりだな…と思う人は、前者をよく観察し真似をすることで、オープンな要素を自分に取り入れていけばいいと思う。
今回は、オープンな人の心理と特徴について書いてみたい。
目次
- 目次
- 素直である
- 自分を飾らない
- 素直に認めることができる
- 人に好かれやすい
- あまり警戒しない
- 相手の警戒を解くことができる
- 抑うつ的になりにくい
- 伸びやすい
- 人に嫌われることもある
- オープンな人の心理と特徴 - サマリー
素直である
オープンな人は、斜に構えることはせず素直である。
素直なので、人の話を聞くことができる。人の話を聞いて、試してみる・(試して良ければ)自分に取り入れる、ということもできる。試した結果、こうだった…ということも素直に表現する。
なので、話す方からすれば、話しやすい人・話す価値がある人、ということになる。
自分を飾らない
このタイプの人は、自分を飾ろうとしない。
自分を良く見せようとはせず、そのままの自分を表現しようとする。
たとえば、初対面であれば、少しは自分を良く見せよう、自分の印象を良くしよう、と思うものだが、オープンな人にはあまりそういう感覚はないようだ。
自分を飾っても意味がない、と感じているのか、ありのままの自分を抑えるのは嫌だ、飾ると窮屈になるので嫌だ、自分らしさを出すことが好き・心地よい、と思っているのか…だろう。
素直に認めることができる
オープンな人は素直なので、自分の非や欠点も(比較的)素直に認めることができる。
他者に非や欠点を指摘されても、「そうですね、その点は認めます」、「(認めた上で)改善したいと思います」という対応をすることができる。このタイプの人には、他人に何か批判的なことを言われても、イラッとせず受け入れる度量があるように見える。
議論でよくあるのが、非をつかれたときに、強弁してしまう…というシーンだ。そうすると、まわりの信頼を失ってしまう。オープンな人は認めることができるので、信頼されやすくなる。
人に好かれやすい
このタイプの人は、人に好かれやすい。
人の話を丁寧に聞く、ということは、相手をリスペクトする、ということだ。
相手の承認欲求を満たすことにもなり、相手のこちらに対する印象が良くなるのだ。また、自分の非を認める潔さ、痛いところを突かれても受け止める寛容さがあるので、好印象を持たれやすい。
自然体で自分を飾らないという特徴も、他人に好印象を与えるだろう。
あまり警戒しない
オープンな人は、それほど人を警戒しない。
他者の中には悪意のある人がいるので、警戒心を持つことは必要だ。
だが、他者に対し過度に警戒心を持つと、人間関係がぎこちないものになってしまう。こちらが警戒すると相手も警戒する、警戒して硬い表情になると、相手を遠ざける、ということがある。
なので、過度に警戒心を持たない、警戒心は適切なレベルに留めておき、外部に表現しない、ということが必要になるが、オープンな人の場合は、特に意識することなくそうできているのだ。
※逆に、警戒心が低くなりすぎるケースがあるかもしれない。
相手の警戒を解くことができる
このタイプの人には、相手の警戒を解く能力がある。
このタイプの人は、自分から「自分は武器を持っていませんよ…」と、進んで相手に手のひらを見せるので、相手が安心して武器を持った手を下す、武器を手放す、というイメージだ。
中にはオープン過ぎて逆に胡散臭いな~と思い、警戒する人がいるかもしれないが(笑)、そのオープンさは作り物ではなく、その人の特徴である、と理解すれば、警戒を解くだろう。
相手の警戒を解きたいのであれば、自分がまずオープンになることだ。
抑うつ的になりにくい
オープンな人は、抑うつ的になりにくい。
これは、自分の悩みを他者に開示することができるためだ。
何か悩みを抱えているときは、1)そのまま自分で抱え込んでしまう、2)親や友達など信頼できる第三者に悩みを話す、という選択肢がある。
前者の選択をする人は抑うつ的になりやすく、後者の選択をする人はなりにくい。
親や友達など信頼できる第三者に悩みを話せば、悩みをアウトプットすることで楽になる、まわりからのサポートを受けやすくなる、ということになり、抑うつ的になりにくいのだ。
不要なプライドを持ち、自分の悩みを抱え込む人の方がそうなりやすい。
伸びやすい
このタイプの人は、伸びやすい。
素直で人に好かれやすく、落ち込みも抑えることができる、という特徴が、その人を伸ばすのだ。
他人の話を素直に取り込むことができる、まわりに人が集まるようになり自分の味方(理解者)が増える、自分に力を貸してくれる人も増える、素直に他人の助けを借りることができる…ということであれば、仕事をしていても楽しくなるだろう。
こういう人は、言わば水と肥料に恵まれるので、植物と同じで伸びやすいのだ。
人に嫌われることもある
ただし、人に嫌われることもある。
万人に好かれる人というのはまずいない。相性の悪いタイプは必ずいるのだ。
※中には人に好かれる人が嫌い、という人もいる。
このタイプの人を見て、「誰にでもいい顔をするので嫌いだ」という人がいる。次から次へと渡り歩く姿を見て、人間関係に節操がない、として嫌う人もいる。どんなときもオープンで、空気を読まないから嫌い、という人もいるだろう。
オープンになりたいけれどなれない…という人から嫉妬され嫌われる、ということもある。あんな軽くていい加減な奴が(ある意味)自分の理想形なのか…と思い、嫌いになることもある。
オープンな人の心理と特徴 - サマリー
まとめ
今回は、オープンな人の心理と特徴について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)素直である、2)自分を飾らない、3)素直に認めることができる、4)人に好かれやすい、5)あまり警戒しない、6)相手の警戒を解くことができる、7)抑うつ的になりにくい、8)伸びやすい、9)人に嫌われることもある、の9つだ。
冒頭でも書いたが、オープンな人はクローズドな人より伸びやすい。水と肥料(外部環境)に恵まれるので、伸びやすく成長しやすいのだ。※もちろん、自分で伸びる力は必要だ。
なので、自分は前者ではないな…、どちらかといえば閉じているな…と思う人は、オープンな要素を自分に取り入れていけばいい。そういう意識を持ち、少しずつでもそうすればいい。
今回の記事:「オープンな人の心理と特徴9つ」