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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

短所上等!自分の弱みを見せた方がいい

あなたは自分の弱みを見せる方だろうか?

自分の弱みを隠そうとする人と、自分の弱みを見せる人がいる。もちろん、0(隠す)か1(見せる)ではなくて、多くの人はその間に位置すると思う。※この偏りが個性になる。

今回は、人の弱みの表現について書いてみたい。

目次

弱みを見せられない人は…

自分の弱みを見せられない人には、頑なで不自然なイメージがつきまとう。

誰にでも強みと弱みはある。強みを表に出して、弱みを隠そうとする気持ちは自然なことかもしれないが、それが行き過ぎると、バランスを欠いて不自然になるのだ。

このタイプの人は、自分の弱み(コンプレックス化している)を他人に知られることをとても嫌がる。自分の弱みを知られるぐらいなら、ちゃぶ台をひっくり返してもいい…とすら思うのだ

※不要なプライドを絶対に守りたい…と思ってしまう。

他人にいい印象を与えない

なので、プライドが高く肩肘を張ったような印象を、他人に与えることになる。

自分の弱みをガードするために、プライドを高くし、肩肘を張るポーズを保ち続ける…というのは、実はかなりしんどいことだ。なので、メンタルが疲弊し、不健康なイメージにもつながる。仮面を被りながら、偽りの自分を演じることに汲々とする…ということになるのだ

※こういう不健康な姿も、他人にいい印象を与えない。

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弱みを見せることのできる人は…

逆に、自分の弱みを見せることのできる人は、自然に振舞うことが出来る。

柔軟性があって、爽やかだ。

自分の弱みを指摘されたとき、弱みを見せられない人であれば、狼狽して否定したり怒りだしたりするが、弱みを見せることのできる人は、その指摘を素直に受け止めることができる。

聞く耳を持つ、ということでもある。

また、自分の弱みを指摘されたからといって、精神的なダメージを受けることもない。自分でそのことを理解して、別に隠そうともしていないためだ。※メンタルに柔軟性があるのだ。

人に助けを求めることができる

自分の弱みを見せることのできる人は、人に助けを求めることができる。

不要なプライドを持っていないためだ。

助けを求められない人には、認知のゆがみがあります。
他人に助けを求められない人は、たとえば、「誰かに助けを求めることは、恥ずかしいことだ」、「人に弱みを見せるのは嫌だ」、「他人に助けを求めることは、自分のプライドが許さない」などと考えています。これは「認知のゆがみ」だと考えていいでしょう。
出典:助けを求めるというスキル

自分の弱みを見せられない人には、認知のゆがみがあるが、弱みを見せることのできる人には、それがない。

なので、「誰かに助けを求めることは、恥ずかしいことだ」、「他人に助けを求めることは、自分のプライドが許さない」などとは考えず、素直に人に助けを求めることができるのだ。

自分の弱みを見せることのできる人は実は「強い人だ」と表現する人がいるが、わたしは「強い」というよりは、認知のゆがみがなく、自然に(素直に)振舞える人だ…と表現したい。

弱みを見せるメリット

人に自分の弱みを見せるメリットがある。

まず、自分自身が楽になる、ということだ。

先に、弱みを見せられない人は、自分の弱みをガードするために、プライドを高くし肩肘を張るポーズを保ち続ける…と書いたが、これはかなり(精神的に)しんどいことだ。

そうするために、自分自身のリソースを相当使うことになる。

なので、このリソースの無駄づかいをやめるだけで、随分と楽になるはずだ。弱みを隠していたけれど、バレてしまったら逆に楽になった…という経験をした人は少なからずいるだろう。

人のやさしさがわかる

自分の弱みを見せると、人のやさしさがわかる。

多くの人は、プライドが高く肩肘を張ったような人(人を寄せつけないような雰囲気を持つ人)よりは、素直な人や自然な人を好む。

なので、自分の弱みを見せる人は、まわりから好感を持たれやすいのだ。さらに、多くの人は、自分が好感を持つ人にはやさしくしようと考える。※好意的にやわらかく接するのだ。

なので、自分の弱みを見せると、人のやさしさに触れることができるのだ

人間関係が豊かになりやすい

その結果、人間関係が豊かになりやすい。

自分が楽になれば、気分も良くなるだろう。その結果、明るく人と接することができるようになるため(明るく仕事ができるため)、まわりからは、感じのいい人だ…と認識されるようになる。

また、人のやさしさを感じるようになると、自分も相手にやさしさを返そうとする。やさしさの give & take のような関係ができやすいため、人間関係も良くなるのだ。

面倒な人とも上手くいく

また、優越感や劣等感を持ちやすい面倒な人とも、良い関係を作れる可能性がある。

自分の弱みを見せると、面倒な人は優越感を抱く。そのため、面倒な人でも、警戒感を解いたり、心を開いたり…ということがあるのだ。あなたは、相手の弱みを知って、ホッとしたことがないだろうか?ホッとすると、警戒心や(必要以上の)ライバル心はなくなるものだ。

人に自分の弱みを見せると、人間関係が豊かになりやすいのだ

弱みを見せるためには…

では、自分の弱みを見せるためには、どうしたらいいのだろうか。

まず、自分の弱みを見せられない人には、「認知のゆがみ」がある。

言葉にすると簡単ですが、行動のベースになっている「認知のゆがみ」を正すことです。たとえば、「人に弱みを見せるのは嫌だ」と思う人。人に助けを求めることができれば、好感を持たれるという事実があることをご存じでしょうか?

※好感度が上がります。
出典:助けを求めるというスキル

その「認知のゆがみ」を正すことだ。

「人に弱みを見せるのは嫌だ」と思うのであれば、「人に助けを求めることができれば、好感を持たれる」という事実についても、よく考えてみることだ。※別視点からも考えてみることだ。

メリットについて考える

先に、自分の弱みを見せるメリットについて書いたが、

自分の弱みを見せられない人は、あまりそのことについて考えたことがないはずだ。

自分の弱みを見せられない人には、柔軟性に欠ける頑固な人が多いため、別の視点から見ることができないのだ。※自分の体面や不要なプライドを保つ、という視点しかないのだ。

別の視点から見ることで、凝り固まった考え方をほぐしていけばいいと思う。

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まとめ

今回は、人に弱みを見せた方がいい…ということを書いた。

弱みを見せるメリットは、1)自分が楽になる、2)人のやさしさがわかる、3)人間関係が豊かになりやすい、の3つだ。

「自分が楽になる」というのは大きい。※こんなことで苦しむのはナンセンスだ。

自分の欠点や弱みを隠そう隠そうとすると、言動が不自然になるし本当に疲れてしまうのだ。

しかも、努力を払って必死で隠したところで、そのうちバレてしまう。時間が隠したものを暴いてしまうのだ。そんな無駄な努力をするぐらいなら、自分の弱みを見せて楽になる方がいいだろう。

今回の記事:「自分の弱みを見せた方がいい」