結果を出す人がいる。
映画などにはたくさんそういう人がいるが、彼らは困難にぶち当たってもあきらめず、粘り強く困難を打開するリード(手がかり)を見つけようとする。
もちろん映画はフィクションだが、現実でも困難にあきらめず粘り強く立ち向かう、ということは、結果を出すための必要条件になる。粘りなしで長期的に成功することはできないのだ。
今回は、長期的に結果を出す人の特徴・共通点について書いてみたい。
目次
結果を出す人とは
結果を出すとは、「良い結果を出す」という意味だ。
このタイプの人は、アップサイドを勝ち取った人…とすることができる。
ビジネスでもなんでもそうだが、必ずアップサイドとダウンサイドが存在する。後者を限定し、前者を伸ばした人が、アップサイドを勝ち取った人になり、成功することができるのだ。
※期間にかかわらず(短期でも長期でも)、そうすれば結果を出すことができる。
このタイプの人の特徴・共通点は
とても粘り強い
結果を出す人は、本当に粘り強い。
粘り強さは、中長期的な結果を出すための必要条件になる。短期的には運だけで結果が出ることもあるが。
※粘り強く正しい努力を続ければ、その総和が閾値を超えて結果が出る。
粘り強く努力すれば、それだけで優位性を確保することができる。その間にライバルが脱落するためだ。たとえばブログでも、1年、3年、5年…と進むうちに、どんどんやめていく。新たな参入者はいるが、長期にわたり努力してスキルを高めた分、優位に立つことができるだろう。
大きな目標+困難の想定がある
結果を出す人には、大きな目標がある。
長期的な目標ということになるが、その目標を達成するためには困難がある…ということを知っている。
大変な努力が必要だし時間もかかる…ということを知っている。だから、粘り強く取り組むことができるのだ。たとえば、ブログで100万PV(月間)という目標を立てるのであれば、その目標を達成するためには大変な努力と時間がかかる…ということを承知していなければいけない。
※困難の想定がなければ、とても続くものではない。
方向性が明確である
このタイプの人は、方向性が明確である。
自分が進むべき道を定めている、ということだ。
営業の道、技術の道、話すことを生業とする道、書くことを生業とする道、などと、自分が進むべき道を決め、腹をくくっている。行く道を決め腹をくくることで、その道のアップサイドを取りに行く準備が整うのだ。※腹をくくれば、全面的にコミットできる…ということだ。
何が重要か知っている
結果を出す人は、自分にとって何が重要なのか知っている。
自分は何に興味があるのか、何が得意なのか、自分にとって何が一番重要なのか、自分は何を求めているのか…ということを知っている。だから、方向性を明確にすることができたのだ。
※思考か体感かわからないが、これらのことを知っている。
自分の方向性が定まらない、新しいものが出てくると興味がそちらに向いてしまう、興味の対象がどんどん変わる…という人は、このあたりのことを突き詰めて考える必要がありそうだ。
自分は努力できると思う
このタイプの人は、「自分は努力できる」と思っている。
才能は大したことがないが、努力は人並み以上にできる…と考えている。
このことは、他人より粘れる理由になる。努力することが自分の武器だ、と思えば、その武器を使おうとするのは当然のことだ。また、そのセルフイメージが、苦しいときの下支えになるのだ。
笑われても気にしない
このタイプの人は、他者に笑われても気にしない。
このことは、AIが何かを新規に学習するプロセスに似ている。
学習の初期段階では、人が笑ってしまうようなアウトプットをすることがある。だが、AIはそんなことは気にしない。そうこうしているうちに、AIのアウトプットは人を凌駕してしまう。
結果を出す人のメンタルは、AIと同じだ。
学習の初期段階で他者に笑われようが、ほとんど気にしない。当初から先を見ているから、進歩にフォーカスしているから…という理由があるのだろう。たしかに人を気にしても仕方がない。
プロセスを楽しむ
結果を出す人は、プロセスを楽しんでいる。
結果を出すためには時間がかかるので、プロセスを楽しめないと苦しくなる。
ブログであれば、こうしてああすればPVが上がるのでは、と仮説を立て検証する。
仮説がダメであれば、可能性をひとつ消したことになる(正解には近づいている)。仮説がいけそうであれば、「やっぱりそうか…」と楽しくなる。こういう試行錯誤を楽しめるかどうか、ということだ。
もちろん、書くこと自体、アウトプットすること自体に楽しみを見い出す、ということも可能だ(こちらが王道だろう)。また、ブログ仲間と交流して楽しむ、という方法もあるだろう。
結果を出す人の特徴・共通点 - サマリー
まとめ
今回は、結果を出す人の特徴・共通点について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)とても粘り強い、2)大きな目標+困難の想定がある、3)方向性が明確である、4)何が重要か知っている、5)自分は努力できると思う、6)笑われても気にしない、7)プロセスを楽しむ、の7つだ。
結果を出す人が「とても粘り強い」ということは確かなことだ。
その粘り強さを支えるものが、困難の想定であったり、方向性を明確にした上での腹のくくりであったり、自分は努力できる…というセルフイメージであったり、プロセスを楽しむマインドであったりするのだろう。なかなか粘れない人は、これらの「支えるもの」から創ればどうだろうか。
※アップサイドを大きくする手段が、正しく「粘る」ということになる。
今回の記事:「結果を出す人の特徴・共通点は」