声が小さい人の心理8つ – 嫌い?イライラする?
声の小さい人がいる。
声が小さくても発音が明瞭であればいいが、そうでないと二重苦になる。
このタイプの人は、相手に嫌われたりイライラされる…ということがある。声の小さい人からすれば、控えめにしているのになぜ…という思いかもしれないが、実際にはそういうことがある。
今回は、声が小さい人の心理について書いてみたい。
目次
声が小さい人にイライラする…
声が小さい人にイライラする…という人がいる。
その理由だが、聞き取りにくい、いちいち聞き直さなければいけない、聞くときに余計に集中しなければいけない、やる気がないように感じる、相手に対する配慮が欠けているように感じる…ためだ。聞き取りにくいために、誤解が生じやすくなるから面倒だ…ということもあるだろう。
要は、コミュニケーションがスムーズにいかないので、イライラするのだ。
声が小さい人の心理は
自信がない
自信がないので声が小さくなる…ということがある。
まず、全般的に自信がない、ということがある。「この場で自分が発言していいのか、自分に発言する資格があるのか…」などと思うときのことだ。そう思う時点で頭も体も萎縮しているので、自信も萎縮し自信がない、という状態にある。
そんなときは、全体的に声が小さくなってしまう。
部分的に自信がないときも…
部分的に自信がないときも、声が小さくなりがちだ。
学生のとき指名され、テキストを読まされたことがある。普通の音量で読んでいたが、正確な読み方がわからない漢字のところで、声が小さくなった。読み方に自信がないのでそうなったのだ。
何かを隠したい…と思う
何かを隠したい…と思うと、声が小さくなる。
そう思うと、あまり話したくない…という気持ちが強くなる。その気持ちが声を小さくする。そして、「わたしはこれ以上話したくありません」というメッセージを相手に送ることになる。
※後ろ暗い印象を相手に与えることになる。
声の震えを隠したい
声の震えを隠したいので声を小さくする、ということがある。
音量を上げた音痴ならすべての人が瞬時に気付くが、音量が小さい音痴なら気付かれにくいのでは…ということだ。ただしそうとは限らない。声が小さいと、相手は聞き耳を立てるためだ。
逆に、声の震えが際立つ、ということもある。
評価を受けたくない
他者の評価を受けたくない、ということで、声が小さくなることもある。
直接話している相手から評価を受けるのは構わないが、そのやりとりを聞いている人から評価を受けたくないので声を小さくする…ということがある。盗み聞きをされる、というシーンでもそうだし、グループで話をする、というシーンでもそうだ。後者の場合は、問題になるが…。
情報を与えたくない
情報を与えたくない、と思うと、声が小さくなる。
警戒心の強いディフェンシブな人は、あまり自分の情報を開示したくない…と考える。
上で述べたように、自分の情報を開示して評価されたくない、という気持ちがあるし、過去に自分の情報を開示して痛い目にあった…という負の経験が戒めになっているのかもしれない。
エネルギーを使いたくない
エネルギーを使いたくない、ということもある。
音量を上げると当然、エネルギーを使うことになる。だから、そうしたくない…ということだ。
内向的な人は、コミュニケーションで消耗しがちだ。自分が好む深い話になるとそうはならないが、普通のありがちな話では消耗する。だから、エネルギーをセーブするために音量を小さくする。
なので、音量は小さいし、話も短くなりがちなのだ。
あまり話したくない
あまり話したくない、ということがある。
自信がないから、隠しごとがあるから、緊張を悟られたくないから、評価されたくないから、情報を与えたくないから、エネルギーを使いたくないから話したくない…ということになる。
※シャイなので、コミュニケーションが苦手なので…ということもある。
声が小さいと指摘されるのが嫌で、聞き返されるのが嫌で、コミュニケーションがスムーズにいかないのが嫌で…という理由もあるだろう。だからますます声が小さくなってしまうのだ。
話したくないので、無視してもらっていいですよ…ということだ。
他者への配慮が薄い
声が小さい人は、他者からの指摘もあり、そのことを自覚している。
声を大きくしてほしい、という要望もわかっている。だが、そうすることができない。このことは、自分の事情を優先するあまり、他者への配慮が薄くなる…とすることもできるだろう。
※ある意味、自己中心的で自己愛が強すぎるのかもしれない。
声が小さい人の心理 - サマリー
まとめ
今回は、声が小さい人の心理について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)自信がない、2)何かを隠したい…と思う、3)声の震えを隠したい、4)評価を受けたくない、5)情報を与えたくない、6)エネルギーを使いたくない、7)あまり話したくない、8)他者への配慮が薄い、の8つになる。
※このほかにも、声の出し方を知らない…ということもある。
主に、~がない、したくない、という後ろ向きの心理があることがわかる。
このタイプの人が声を大きくしようと思えば、この後ろ向きの心理の改善から取り組む必要がある。「情報を与えたくない」については、そうすることで「自分は警戒心の強いディフェンシブな人物です」という情報を与えることになる。いずれにしても、情報を与えることになるのだ。
今回の記事:「声が小さい人の心理8つ」