友達が少ない人の特徴9つ – 悪いことではない
友達の少ない人がいるだろう。
そのタイプの人には、「友達が少ないのは恥ずかしいことだ」とか、「自分はダメな奴ではないか…」という思いがあるかもしれない。子供のころから「友達は多い方がいい」という考え方にふれており、なんとなく正しい考え方だな…と思い育ったためだ(必ずしもそんなことはない)。
今回は、友達が少ない人の特徴について書いてみたい。
目次
悪いことではない
友達が少ないことは、悪いことではない。
友達は多い方がいい、という考え方があるが、必ずしも正しいとはいえない。
トレードオフがあるためだ。多くの人と仲良くするために精神的に無理をしたり(たとえば、好きなものを好きと言えない)、時間をとられるのであれば、数を絞った方がいいのかもしれない。
※友達付き合いで消耗し、重要なことにリソースを割けない…ということもある。
友達が少ない人の特徴は
繊細で傷つきやすい
自分が繊細で傷つきやすければ、積極的に友達を作ろう…という感じにはならない。
友達を作ろうとしても、失敗することがあるためだ。たとえば、勇気を出して誰かに話しかけても、こちらが受けたいと思うリアクションが返ってこないことがある。「君とは話したくないんだ」というリアクションをされると、かなり傷つき「話しかけるのではなかった」と悔やむ。
こういう思いをするのであれば、自分から話かけるのはやめておこう…となる。
警戒心が強く防御的である
友達が少ない人は、警戒心が強く防御的である。
今述べたように、繊細で傷つきやすい自分(ボラナブルな自分)を守るためにそうなっている、ということがあるし、過去に対人関係で嫌な思いをしたから、そうなっていることもある。
人懐っこい種の犬が人にひどくいじめられたため、人に対し距離をとり心を開かなくなってしまった…というケースを知っているが、人の場合も同じだ。自分を守るためにそうなるのだ。
友達を面倒だと感じる
友達が多いのは面倒だ…と感じるケースがある。
友達が多いと、それだけ関係を維持するための労力が必要になる。年賀状のように、1年に1度程度のメッセージのやりとりでも、数が多くなると煩わしく感じる。やらされ感が面倒なのだ。
※関係を維持するために労力を払うことが面倒だ…と感じることがある。
合理性を好む
このタイプの人は、自分は合理的だと考えている。
友達を限定した方が、友達に使うリソースが少なくて済むので合理的だと思う。
その分リソースを自分や自分の家族のために使える、と考える。ただし、そうすることが本当に合理的かどうかはわからない。人間関係には、合理性だけで推し量れない部分があるためだ。
量より質だと考える
友達が少ない人は、量より質の方が大事だ、と考える。
毒にも薬にもならない人と惰性で友達付き合いするよりも、お互いにメリットがある人とのみそうしたいと考える。このことは、今述べた合理性にもつながる話だ(その方が合理的なのだ)。
※本当に合理的かどうかはわからない。そう考える…ということ。
だから、自分の興味が変わったり、生活のスタイルが変わったりして互恵関係が崩れると、友達関係も解消する。自分にとって「質」が低下するため、友達でいても仕方がない…となるのだ。
アウトプットが好きではない
このタイプの人は、アウトプットすることが好きではない。
インプットの方が好きなのだ。
本を読んだり、何かをみたり、コミュニケーションであれば、自分が話すよりも、人の話を聞く方を好む。自分が会話に参加してその会話を有意義なものにしよう…という気持ちはない。アウトプットが苦手であり好きではない…という気持ちがあるためだ。
※インプットする時間が好き(ひとりでインプットする時間が一番好き)なのだ。
ネガティブである
ゴットマン率により、友人との正しい接し方がわかる。
友達と接するとき、ポジティブとネガティブはどれぐらいの割合だろうか。
友達に対するポジティブな言動が「8」とすれば、ネガティブな言動は「1」に抑えなければいけない。後者が1を超えて2、3、4…と増えていくに連れて、その友人との関係は悪化する。
ネガティブな人はそうなりがちなので、友達関係を長く維持できなくなるのだ。
マイナスポイントがある
人からみてマイナスポイントがあれば、相手に距離を取られてしまう。
なので、友達を作りたくても作れない…という状態になるだろう。
たとえば、他人に配慮ができない、他人を邪険に扱う、リスペクトしない、空気を読まず自己中心的に振舞う、という行動があれば、不潔である、不快なにおいがする…ということもある。
※マイナスポイントは、物理的にも心理的にも人を遠ざけることになる。
友達を作る行動をしない
友達が少ない人は、自分から友達を作る行動をしない。
その理由だが、これまで述べたように、もともと繊細で傷つきやすく防御的なのかもしれないし、過去の負の出来事から警戒心を高めているのかもしれない。
また、友達を増やしたくない…と思っているのかもしれないし、友達を作っても、相手は自分に愛想をつかし離れていくだろう…と思っているのかもしれない。
複合的な理由もあると思うが、自分から友達を作る行動をしないのだ。
友達が少ない人の特徴 - サマリー
まとめ
今回は、友達が少ない人の特徴について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)繊細で傷つきやすい、2)警戒心が強く防御的である、3)友達を面倒だと感じる、4)合理的だと思う、5)量より質だと考える、6)アウトプットが好きではない、7)ネガティブである、8)マイナスポイントがある、9)友達を作る行動をしない、の9つだ。
生得的な気質に基づく特徴があれば、認知が原因の特徴もある。
後者については、変えることができる。
たとえば、言動がネガティブであれば、現状よりもポジティブにすることはできる。友達とのコミュニケーションにおいて、ポジティブな言動が「8」とすれば、ネガティブな言動は「1」にすべきだ…と知っていればいいのだ。
そこは直せばいいと思うが、友達が少ないことは悪いことではない。友達付き合いに割くリソースをもっと大事なことに割けるのであれば、友達の数を絞った方がいいのかもしれない。
今回の記事:「友達が少ない人の特徴 – 悪いことではない」