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メタ認知能力を高めればいいことがあります

あなたは、メタ認知能力という人の能力を知っているだろうか。

メタ認知能力という言葉を知らない人でも、「自分を客観視する能力」と言い換えれば、ピンとくる人も多いだろう。「自分を客観視する」ということはなかなか難しいものだ。

車を運転しながら、自分の車が(全体の中で)どう動いているのか、上空のカメラ目線で認識する…というものだからだ。そんな意識は、言われなければしないものだ。

だが、メタ認知能力を高めることは、大事なことだ。

今回は、メタ認知能力について書いてみたい。

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メタ認知ができない人がいる

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自分に甘く他人に厳しい、という人がいる。

たとえば、自らが行った、他人に対する批判を自分にあてはめない人のことだ。

他人に「無駄遣いするな」、「経費削減しろ」と言っておきながら、自分はそうしない。他人に「説明しろ」、「説明が不十分だ」と口にする割には、自分は説明しない。こんな人のことだ。

また、立場が変わると一貫性を失い、エゴを露わにする人がいる。

立場が変われば、発言も変わる…ということは、ある程度理解できる。立場が変わると、役割が変わるため、その役割に応じた発言をする必要があるためだ。ただし、ご都合主義で発言を変えてはいけない。言い換えれば、自分の利得のために発言を変えてはいけない。

そうする人は、メタ認知ができない人だ。

メタ認知ができないと不適切な対応になる

ある有名人が、「都合の悪いことは話しません」という主旨のことを公言したことがある。

その人は、自らの利得に基づく(不義理と思われても仕方のない)立ち居振る舞いを、厳しくまわりから指摘され、説明を求められていた人だ。そのことに対する説明が一切なかったので、説明を求められていたのだ。本人はそのことに、ほとほと嫌気がさしたのだろう。そのため、「都合の悪いことは話しません」という不適切な表現を、わざわざしてしまったのだ。

また、前回の記事で少し書いたが、不祥事を起こした当事者が、記者会見を行うことがある。

そのとき、自分の言いたいことだけ述べて、記者の質問を全く受けない対応をする人がいる。その対応をみた人は、「都合が悪いから質問を受けないのだな…」、「誠実さに欠けるな」と思う。

2つ具体的な例を挙げたが、どちらの対応も人からの信用を失う対応になる。自分の利得を考えるあまり、そのような対応が第三者からどのように見えるのか…という思考を失っているのだ

※自己の利得を重んじるあまり、視野が狭くなり、利己的な対応になっている。

つまり、「メタ認知できていない人」になっているのだ。

メタ認知能力とは

メタ認知とは、自分を客観視する能力のことだ。

自分視点から他者視点に切り替えて、自分の思考や行動を観察する能力のことだ。

※視座を自由に変える能力、としてもいいだろう。

メタ認知の「メタ」とは、「高次の」という意味だ。

情報検索システムの検索の対象となるデータを要約したデータのことをメタデータと呼んでいる。図書館情報学の分野では書誌情報と呼ぶこともある。例えば文書であれば著者名や表題、発表年月日等のほか、関連キーワードなどを含めるのが一般的である。
出典:ウィキペディア

たとえば、メタ情報、メタデータ、という使い方をする。

メタデータというのは、データそのもののことではなく、データに関する情報のことだ。文書であれば、著者名や表題、発表年月日、関連キーワードなどになる。

高次のデータ、ということだ。

メタ認知を高めるといいことがある

このメタ認知を高めると、いいことがある。大きなメリットがあるのだ。

・適切な対応ができるようになる

まず、不適切な対応をしなくなり、適切な対応ができるようになる。

先に述べたような、自分の利得のために発言を変えたり、わざわざ言わなくていいことを言ってみたり、普通の第三者からみて、「ちょっとそれはおかしいのではないか…」という対応をしなくなる。他人目線からの客観的なチェックを(自分の思考や行動に対して)かけることができるため、不適切な対応を避けることができるのだ。

それにより、他者の信用を失う…という事態を避けることができる。

・独善的な思考から離れることができる

メタ認知能力を高めると、「独善的な思考」から離れることができる。

たとえば、デートで1円まで割り勘にする、という行為は、男性サイドからすれば、平等でフェアなことだし、自分の利益を守ることにもなるので、OKだよね…と思うかもしれない。だが、女性サイドの視点からみたり、第三者目線でその姿をみれば、また別の感想になるだろう。

このように、視座を変えることで、独善的な考え方から離れることができるのだ。

・冷静な判断ができるようになる

メタ認知能力を高めると、冷静な判断ができるようになる。

これは、一方向からしか物事をみられない人と、色々な角度からみられる人の違いだ。

一方向からしか物事をみられなければ、柔軟性を欠くことになる。一度○○だと思ってしまうと、そこに囚われてしまうのだ。このタイプの人は、独善的だし、感情的でもある。

したがって、冷静で客観的な判断ができないのだ。

・考えや行動を修正できる

メタ認知能力を高めると、自分の考えや行動を修正できるようになる。

仮に不適切な考えや行動があっても、場の空気を読んで修正する、ということができる。相手の立場からも物事を捉えることができるので、そのようなことが可能になるのだ。

自分でフィードバックしながら、修正することができるのだ。

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・自己評価が適正になる

メタ認知能力を高めると、自己評価が適正になる。

自己評価は高すぎても低すぎても問題になる。低すぎるよりは、高すぎる方がいいかもしれないが(笑)、どちらも問題であることには変わりない。ある著名な経営者が「若手の自己評価が高すぎる」と苦言を呈していたが、やはり高すぎても問題になるのだ。

ここでは自己評価の低い人について考えてみよう。

たとえば、物事の選択。自尊心が低ければ、失敗を恐れ消極的な選択をするようになる。自分はこの程度だから、この程度の選択で十分だろうと、自分の持っている力(ちから)未満の選択をしがちになる。※自己評価が低いため、必然的にそうなってしまう。
出典:自尊心が低い人の特徴

自己評価の低い人は、自尊心の低い人だ。

自己評価の低い人は、選択をする場面で、失敗を恐れ消極的な選択をするようになる。

自分は所詮この程度だから、この程度の選択で十分だろうと、自分の持っている力未満の選択をしがちになる。チャレンジしないので成長もなく、さえない人生になりがちだ。なので、自己評価の低さは、明らかに問題だ。

この問題を解決するひとつの手段が、メタ認知能力を高めることだ。

自分の能力を客観的に評価することで、自分の持っている力やポテンシャルを、適正に評価することができるようになる。なので、自己評価の低い人が陥る罠を回避することができるのだ。

まとめ

今回は、メタ認知能力について書いてみた。

メタ認知能力を高めると、1)適切な対応ができるようになる、2)独善的な思考から離れることができる、3)冷静な判断ができるようになる、4)考えや行動を修正できる、5)自己評価が適正になる、というメリットがある。

メタ認知を利用して(自分自身に)フィードバックをかけないと、正しい選択ができなくなる。選択の積み重ねが人生の結果になると考えると、正しい選択をすることの重要性がわかるだろう。

この「選択」というのは、自分のキャリアに関することについてもそうだし、日頃の言動についてもそうだ。日頃の言動を間違えると、人間関係が悪くなり好ましくない方向に自ら進んでしまう…ということがある。なので、メタ認知によるフィードバックを軽視すると、痛い目にあう。

これまで以上に、メタ認知を意識してみてはどうだろうか。