不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

感じ悪い人への対応の仕方を身に付ける

大人数になると、中には感じ悪い人がいると思う。

状況により、(誰かに対し)自分が感じ悪く接することもあるだろう。

それはともかく、感じ悪い人への対応の仕方を身に付けておいた方がいい。そうしないと、そういうタイプの人と接するたびに、嫌な思いをしたり、自分が取った行動を悔やんだり…ということになってしまうためだ。

今回は、感じ悪い人への対応の仕方について書いてみたい。

目次

感じ悪い人がいる

感じ悪い人

わたしはある店舗でカード(決済のためのカードではない)をよく使う。

わたしは店員さんにカードを手渡しするのだが、店員さんにより、1)同じ片手の手渡しで返す、2)両手の手渡しで返す、3)カードをカウンターに置き滑らせて返す、という3つのパターンがある。クレカのように、金銭をやり取りするケースに入れて返す、というパターンはない。

感じが悪い…と思ってしまう

この中で比較的感じが悪いのは3番になるが、

カウンターの上を滑らせて返されるだけだと、まぁいいか…と思う。カードに細かい傷がついたり、書いたものが薄くなったりするので好ましくはないが「この程度はいい」と思う。

だが、もう1つ2つ好ましくない行動が重なると、「感じ悪い…」となる。

たとえば、(かならず相手とちょっとしたコミュニケーションがあるのだが)全く目を合わそうとしない、そのとき言わなくていいことを横を向いて言う(こちらが承知している禁止事項を横を向いて念押しで言う)、ということが重なると、感じの悪い人だな…と思う。

わたしが人的に未熟なので、そう思うのかもしれないが(笑)。

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職場にもそんな人がいる

職場にもそんな人がいる。人数が増えれば、そういう人が混じってくるものだ。

以前にも書いたが、あいさつしても、あいさつを返さない先輩がいた。よくわたしの席の後ろで作業している先輩なので、部署は違うがあいさつをしなければ…と思い、何度かあいさつしてみたのだが完全に無視された(笑)。

こちらに顔を向けようともしなかったので、ある意味筋金入りの人か、自分に対するあいさつだとは全く考えなかったのだろう。こういう人の印象は、当然だが悪くならざるを得ない。

 

感じ悪い人への対応の仕方

自然な反応をする

このタイプの人への対応の仕方だが、自然に返す、という方法がある。

この人感じ悪いな…と思ったら、嫌な気分になり、表情が硬くなったり、無言になったり…ということがあると思う。それが自然に返す、ということだ。自分が鏡の役割をして、相手の態度を相手に見せてあげる、ということだ。

※自然な反応をする、ということだ。

セルフイメージを傷つけてしまうかもしれない…という欠点はあるが、作用・反作用の関係から考えると自然な対応ではある。あいさつを返さない人にはあいさつをしない、ということだ。

倍返しはNG

繊細で敏感な人の場合、自然に返すと倍返しになることがある。

自分の感度が高いために、容認できることも「許せない」となってしまうのだ。

倍返しをすれば、今度は自分が「感じ悪い人」になってしまう。そうなると、まわりとのコミュニケーションが上手く行かなくなる。繊細で敏感な人は、この点によく注意した方がいい。

※自分の評価を下げてしまうことにもなる。

淡々と接する

感情的にならずに、淡々と接する、という方法もある。

自分が鏡の役割をすると、(倍返しのケースより軽いが)自分も感じ悪い人になってしまう。

それを避けるためにラインを引き、(相手の態度にかかわらず)ラインを超えるようなことはせず、淡々と接する…ということだ。こうすれば、セルフイメージを維持できるだろう。

相手との境界壁を厚くする(相手の影響を受けない)、というイメージだ。

感じよく接する

あえて感じよく接する、という方法もある。

感じが悪いというのは、不器用さのあまりそうなっている、というケースがある。

自分が比較的大きな問題を抱えているために、自分のことで精一杯になり、他者への気配りを欠いてしまう、他者への想像力を働かせることができなくなってしまう、ということがある。

もともと悪い人ではないのに、感じが悪くなっている…ということもあるのだ。

感じが悪い人というのは、(作用・反作用があるので)他者から感じよく接してもらうことがあまりない。なので、感じよく接すれば、感謝してくれたり味方になってくれることがある。

 

淡々と接するためには

課題の分離をする

感じよく接することができればいいが、淡々と接することが実践的かもしれない。

淡々と接するために、課題の分離をしたい。

自分が他人に感じよく接するかどうかは、自分の課題である。他人が自分に感じよく接するかどうかは、他人の課題である…と、課題を分離する。で、自分は自分の課題を果たすことに集中する。

相手が相手の課題を果たすかどうかについては、相手の話なので関知しない。

自分に嫌われることを承知でそういう態度をとるのであれば、それはそれでいいではないか…と考える。「嫌われる」という負の結果を引き受けるのは相手なのだから、それでいいのだ。

※自分は自分の課題に集中すればいい。他人の課題には踏み込まない。

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他者の承認を求めているのでは…

自分が「必要以上に他者の承認を求めているのでは…」と考えてみてもいい。

感じの悪い対応をされてわかりやすく怒る人がいるが、自分が相手にリスペクトされていない…と感じるためだろう。

歳を取るとキレやすくなる、と言われる。その原因だが、

歳を取ると(まわりに)年齢的には下の者が増えてくる。その結果、下の者に軽く扱われたり、リスペクトされない、という機会も増える。だから不満がたまり、キレやすくなるのだろう。

年齢が上だから偉いことはないのだが、そういう感情も理解できなくはない。

要するに、他者の承認を求めると不満がたまりやすくなるのだ。なので、感じが悪いな…と思うときは、自分が「必要以上に他者の承認を求めているのでは…」と考えてみればいい。

※自己承認は十分だろうか…と考えてみればいい。

 

感じ悪い人への対応の仕方 - サマリー

まとめ

今回は、感じ悪い人への対応の仕方について書いてみた。

対応の仕方は、1)感じの悪さを返す、2)淡々と接する、3)感じよく接する、の3つだ。

自然に対応しようとすれば、作用・反作用で1番目になる。理想的なのは3番目の「感じよく接する」だが、感情の問題があるのでなかなかむずかしい。

とすると、2番目の「淡々と接する」が実践的なのかな…と思う。そのためには、それなりの(思考上の)工夫と努力が必要になる。たとえば、「課題の分離」をする。

自分は自分の課題に集中し、他人の課題には踏み込まない、とする。自分がやるべきことをやっていれば、それでいいではないか…ということだ。他者との境界壁を厚くするイメージだ。

今回の記事:「感じ悪い人への対応の仕方を身に付ける」