不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

思考停止する人の特徴と改善策

思考停止してしまう…という人がいると思う。

思考停止するとは、考えることをやめてしまう、ということだが、自分の意に反してそうなってしまうと困る。

たとえば、解説者が言葉を失って(思考を停止して)フリーズする、というシーンを見たことがあるが、そういうことでは本人もまわりも困ってしまう。わたしもプレゼンの練習のとき、そうなったことがある。

今回は、思考停止する人の特徴と改善策について書いてみたい。

目次

思考停止の意味は

思考停止に対する改善策を考える男性

思考停止の意味から考えてみよう。その意味は、考えることをやめることである。

自主的に考えることをやめること、を指す場合もあるし、緊張のあまりフリーズする、頭が真っ白になる…など、自分の意に沿わない形で考えることをやめること、を指す場合もあるだろう。

 

思考停止する人の特徴

ないものねだりをする

ないものねだりをする人は、思考停止に陥りやすい。

~があれば…という発想をしてしまうためだ。たとえばスポーツでは、あと数センチ身長が高ければ…と思うことがあるかもしれない。身長が足りないせいで成功しない…と思うかもしれない。

だが、(長身がかなり有利な)テニスの西岡良仁は171センチだし、プロ野球の投手でも、小川泰弘は171センチ、武田久は170センチ、レジェントの桑田真澄にしても174センチだ。

※彼らは思考停止に陥らず、思考を前に進めることができた。わたしが彼らの立場であれば、プロになるには身長が足りない…とし、プロ云々の思考は停止して、プロへの道は断念するだろう。

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感度が高く悲観的である

思考停止しやすい人は、感度が高く悲観的である。

今、「わたしが彼らの立場であれば、プロになるには身長が足りない…とし、プロ云々の思考は停止して、プロへの道は断念する」と書いたが、これがある意味悲観的な発想になるだろう(笑)。

いくら何でも171センチの男子がプロテニス選手というのは無理だろう…と思ってしまう。

テニスでは、身長によりサービスの打点(+レシーブの打点、守備範囲)が違ってくるので、このぐらいの身長の選手はかなり不利なのだ。錦織圭は178センチあるが、プロのテニス選手としては小さい方だ。こういう現状を考慮すると、悲観的な人であれば、プロ云々の思考は停止して、プロへの道は断念するはずだ。

※裏を返せば、ハンデがありつつも活躍している人は、ポジティブな人だ。

固定観念がある

固定観念があると、思考停止になりやすい。

固定観念とは、外部環境の変化・外部からの合理的な働きかけがあっても変化しない…という観念のことだ。

※たとえ過ちであっても、変えない観念のこと。

間違っていても変えないのだから、思考停止ということだ。たとえば、「自分は思考停止しない」という固定観念があると、そうなった時の対応や対策を考えなくなってしまう。自分はそうならないのだから、そんなことを考える必要はない、ということだ。これは思考停止である。

柔軟性を欠く

固定観念があるということは、柔軟性を欠く…ということになる。

先に述べた、「171センチの男子がプロテニス選手というのは無理だろう」というのも固定観念かもしれない。

柔軟性がある人であれば、このような固定観念らしきものがあったとしても、「171センチの男子がプロテニス選手になることは可能だが、トップ10入りすることはむずかしい」と修正するのかもしれない。

※こうしても、まだ悲観的な考え方でよろしくはないが、修正できるだけ柔軟性がある。

完璧主義で圧力に弱い

完璧主義でプレッシャーに弱いと、思考停止しやすくなる。

これは、緊張のあまりフリーズする、頭が真っ白になる…というものだ。

完璧主義者は少しでも手順が狂うと、イラッとして感情的になりやすい。さらに、プレッシャーに弱いと、過度に緊張したり、その場から逃げ出したい…という衝動が強くなる(その緊張や衝動を抑えるだけでも大変だ)。その結果、フリーズしたり、頭が真っ白になる…ということになる。

 

思考停止に対する改善策

ないものねだりをやめる

このことに対する改善策だが、まず、ないものねだりをやめたい。

~があれば…と思うことはあるが、実際にそうなったところで、ないものねだりの発想がある限り、うまくいくことはない。次の「ないもの」を見つけ、同じことを繰り返してしまうためだ。

なので、あるもので勝負する、あるものを磨く、最大限活用する、と考える。

いいところを探す

悲観を楽観にしろ、ポジティブになれ…としても、そう簡単にできるものではない。

こういう場合に有効なのが、(抽象的な話ではなく)具体的にこうする、ということを決めて実行することだ。ということで、自分にしろ自分を取り巻く環境にしろ、いいところを探したい。

ロマチェンコという超一流のボクサーがいる。

彼は手足が短く、体格に恵まれている…という感じではない。だが、ステップとボディーワークの組み合わせが絶妙で、誰もやったことがないような3Dボクシングを展開する。自分のいいところを探し、(そこを最大限活かすべく)オリジナルのスタイルを組み上げた…ということだろう。

※自分ができることの組み合わせを磨き上げ、イノベーションをおこした。

視座・視点を変える

視座や視点を変えて、柔軟に考えたい。

たとえば、「お金がなければ幸せになれない」という考えを抱いているとしよう。

もしかしてこの考えは、固定観念では…と疑ってみればいい。もちろん、生活するためにはお金が必要になるが、それ以上の部分では、お金より時間の方が大事である…と考えることもできる。お金がなくても、自分が自由にできる時間が多くあれば、幸せになれる…ということもあるだろう。

※好きなことをする時間が多くあれば、幸せになれる…ということがある。

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もう少しゆる~く考える

完璧主義でプレッシャーに弱い人は、もう少しゆる~く考えたい。

重要性の低いことについては、多少間違ってもいいよね~、アバウトでもいいよね~としたい。

完璧主義の人は、重要性にかかわらず手を抜こうとしないので、自分を追い詰めてしまうのだ。だから、メリハリをつけることが大事だと考え、重要性の低いことについては、そうすればいい。

 

思考停止する人の特徴と改善策 - サマリー

まとめ

今回は、思考停止する人の特徴と改善策について書いてみた。

特徴は、1)ないものねだりをする、2)感度が高く悲観的である、3)固定観念がある、4)柔軟性を欠く、5)完璧主義で圧力に弱い、の5つだ。

改善策は、1)ないものねだりをやめる、2)いいところを探す、3)視座・視点を変える、4)もう少しゆる~く考える、の4つだ。

このタイプの人は、機能不全を起こしやすい…ということだろう。

なので、そうしないためにはどうすればいいのか…という思考が必要だ。この改善策は、ブログの記事を書くときにも役に立つ。書ける範囲で書けばいい、視座・視点を変えてテーマについて考えてみる、もう少しゆる~く考えて書いてみる、とすればスタックすることがなくなるのだ。

今回の記事:「思考停止する人の特徴と改善策」