不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

イノベーションを起こす方法5つ

会社だけではなく、個人でイノベーションを起こすことも可能だ。

というか、個人のレベルでも(必要に応じ)起こしていかなければいけない。

そうしないと、どこかで長く停滞することになる。一度大きくつまずくと、その状況を改善できなくなるためだ。大きくずれたらその分を取り戻し、さらに上に行くというのがイノベーションだ。

長期スパンでの成長に、イノベーションは欠かせないものなのだ。

イノベーションとは

まずは、イノベーションの意味から確認しよう。

本来の意味は新しい方法、仕組み、習慣などを導入することをいい、〈新機軸〉〈革新〉と訳される
出典:世界大百科事典 第2版

イノベーションには「技術革新」というイメージがあるが、

ここでは「新しい方法、仕組み、習慣などを導入すること」としたい。その目的は、新たな価値を創造することで、社会を良い方向に変えることだ。経済であれば、経済を発展させることになる。

このイノベーションを、(大層なものではなく)個人のレベルで考えてみよう。

ブログにもイノベーション

ブログを書くことにも、イノベーションが必要だと感じる。

このブログの月間のPVの最高値は17.4万PVで、1年以上前に記録したものだ。

それから100記事程度積み重ねているにもかかわらず、PVは下がっている(現在15万弱ぐらい)。右肩上がりの状態は完全に終わっていて、今は努力と結果の関係が、非線形の状態にある。

記事を書いてもPVが上がらないので、モチベーションがかなり下がっている(笑)。余談になるが、ブログは15万PVあたりでやめてしまう人が多いのではないか。それほど、精神的にはきつい。

ビジネスでもそうだが、こんなときはイノベーションが必要だ。

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イノベーションを起こす方法は

知識の量を増やす

一朝一夕にはいかないが、コツコツと知識の量を増やすことが必要だ。

自分が持つ個々の知識を、夜空の「星」にたとえるとわかりやすいと思う。

知識が乏しければ、漆黒の空に星がポツンポツンと点在するだけだ。知識が豊かであれば、星がたくさん見える。そうすると、星同士の比較ができるし、つなげて星座を作ることもできるだろう。

※そこからもっと進めれば、星座から物語を創作することまでできるのだ。

なので、知識を増やすことは、イノベーションを起こす必要条件になる。

固定観念を捨てる

人は自分の思考や行動を拘束する「固定観念」を持つことがある。

ブログであれば、「2千文字以上書いた方がいい」と言われるが、本当なのかと考える。

2千文字未満の記事でもトップになることがある。また、それが正しいとしても、全ての記事をそうするのか、記事の平均としてそうするのか、という問題がある。両者は似て非なるものなのだ。

わたしは、全ての記事を2千文字以上書くべきだ…と思っていたが、これは固定観念だ。

自分を難しい状況に

自分を難しい状況に追い込まなければ、イノベーションを起こせない。

といってもそうするのは簡単だ。ブログでもビジネスでも、自然とそういうことになる。

困った困ったどうしよう…という状況になってはじめて、自分の固定観念を疑おう・捨てようとか、人や書物に助けを求めようなど、これまでとは違う思考・行動をしてみようということになる。

失敗は成功の母という言葉があるが、困難はイノベーションの母になるのだ。

想定外に注目する

いろいろ行動していると、想定外のことにぶつかることがある。

ティファニーは、宝飾品を取り扱う会社だが、当初は主に文房具などを扱っていた。

1848年フランスでの二月革命発生に伴い、貴族から重要な宝石を買い入れ、宝石事業に進出した。この事業が大成功し、アメリカ第一の宝石商という現在の地位に繋がる
出典:ティファニー - Wikipedia

二月革命という市民革命の発生は、想定外のできごとだ。

それに伴い、貴族から(ビジネスになるほど)宝石を売りたいという話がきたことは想定外だろう。文房具のほか装飾品も取り扱っていたためそういう話がきたと思うが、それにしても想定外だ。

このような想定外のことをものにすることができれば、イノベーションにつながる。

歴史から学ぶ

故(ふる)きをたずねて新しきを知る、という言葉どおり歴史から学ぶべきだ。

※先のティファニーの話をケース・スタディにすることも、歴史から学ぶ…ということだ。

歴史から学べば、大きな失敗を防ぐことができる。先人の大きな成功を真似することはむずかしいが、大きな失敗を防ぐことは比較的できるのだ。成功と失敗にはこの点において非対称性がある。

※ダウンサイドをカットして後顧の憂いをなくしておけば、イノベーションに専念できる。

もちろんイノベーションにつながるヒントも、先に述べたように手に入れることができる。

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イノベーションを起こす - サマリー

まとめ

今回は、イノベーションを起こす方法について書いてみた。

ビジネスでも何でも、どうしても正解からずれていくので、イノベーションが必要だ。

イノベーションとは、「新しい方法、仕組み、習慣などを導入すること」としている。

今回の記事で書いた方法は、1)知識の量を増やす、2)固定観念を捨てる、3)自分をむずかしい・きびしい状況に追い込む、4)偶然の想定外に注目する、5)歴史から学ぶ、の5つになる。

知識の量を増やすことについては、コツコツとやっていくしかない。

たとえばわたしは、論文を読むようにしている。論文を読めばエビデンスのある知識を得ることができる。また、過去にどのような類似研究があったのかを知ることができ、一石二鳥になるのだ。

偶然の想定外には注目した方がいい。

バイアグラにしても、狭心症の治療薬から偶然生み出されたものだ。この偶然に遭遇するためにはやはり行動だ。歴史からよく学び、ダウンサイドをカットしつつ、行動しやすい環境を作りたい。

大きな成功には偶然(幸運)が必要だが、偶然を作りやすくすることはできるはずだ。

今回の記事:「イノベーションを起こす方法」