不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

いつかやる…と思っていることを早くやる方法3つ

今すぐはできないが、「いつかやる」と思うタスクがある。

小さめのタスクなら「そのうちやる」と思うし、大きめのことなら「いつかやる」と思う。

たとえば、前者なら、大事な写真や動画の整理をする、重要なファイルのバックアップをとる(手動の場合)など、後者なら、むずかしめの資格を取る、独立して起業するなどだ。

だが、「いつかやる」は「いまだにやっていない…」になりがちで、最終的には「とうとうやらなかったね」になる。すべきことを早くやるためには、どうすればいいのだろうか。

今回は、いつかやるの問題について書いてみたい。

目次

 

いつかやるはやらない

やらないことが多い…

いつかやると思うことは、そのままやらずに終了することが多い。

小さめの「そのうちやる」は、もしかするとできることがあるかもしれないが、大きめの「いつかやる」は、できないことの方が圧倒的に多い。いつかやるとして、「未だにやっていない」というタスクがないだろうか。

※その時点で黄色信号だ。早くやる方法を考えた方がいい。

小さめの「そのうちやる」にしても、実行するまでに困難が伴うことは、経験則からわかるのではないだろうか。面倒くさいという感情が先に立ち、意外とできないものだ(笑)。 

先送りする心理が働く

期限がある場合は、「締め切り効果」があるので、やれる可能性が高くなる。

問題は、期限がない場合だ。

大事な写真や動画の整理をする、などの小さなタスクでも、期限がないと取り掛かりにくい。とにかくやる気がおこらない…「別に今やる必要はないよね」と考えるのだ。

※いつかやるタスクを放置することになる。

それは、1か月、2か月たっても同じことである。※作業のとっかかりに、高いハードルがあるのだ。取り掛かれば、作業興奮のメカニズムがあるので作業は進むと思う。

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大きいタスクは先送りしたい

大きなことなら、なおさら大変だ。大きなことはバッチサイズ(取り掛かり~完結するまでの1サイクル)が大きいため、始めるときの「大変だと思う気持ち」や「面倒くささ」が半端なく、心理的抵抗が大きい。なので、重要度が高くても期限がなければ、安易に先送りをしてしまう。

やることリストの上にこない

やることリストの上にこないからできない、ということもある。

いつかやる、そのうちやると思っていることは、重要度は比較的高いが、緊急度が低い。なので、緊急度を優先してリストを作ると、下位に沈んで浮かび上がってこないのだ。

私がいいと考える「やることリスト」に並べる項目の順番は、以下のとおりだ。

重要度が高い項目は、上から3番目より上位にくることになるが、

1)緊急度が高く、重要度も高い
2)緊急度が高く、重要度が中~ ※3)になることがある
3)緊急度が低く、重要度が高い ※2)になることがある
4)緊急度が低く、重要度が中~
~ 実行するかしないかを決めるライン ~
5)緊急度が高く、重要度が低い
6)緊急度が低く、重要度も低い

※2)と3)はケースによって入れ替わる場合がある。6)は問答無用でリストから削除、5)も多くの場合、リストから削除する(実行しない)。

重要度よりも「緊急度」を優先する人の場合は、重要度が高くても緊急度が低ければ、上から4番目になる。重要度が中に落ちれば、実行するかしないかを決めるラインを下に抜けてしまう。

これではいつまでたっても、その項目は実行されないだろう。

 

早くやる方法は

締め切り効果を使う

ここからは、いつかやることを早くやる方法について書いてみたい。

まず、先送りする心理を止めるために、「締め切り効果」を使いたい。実際には期限がなくても、自分の中で期限を設けてやる気を起こし、集中力を高めるのだ。

カウントダウン・タイマーを使う

たとえば、日々のタスクであれば、カウントダウン・タイマーをスタートさせてから作業を始める。実際にやってみれば、これだけでやる気と集中力が増すのが実感できるはずだ。

タイマーをスタートさせた時点で気持ちにスイッチが入り、「先送りしよう」という心理は霧散する。ちなみに、普通の時間を加算するタイマーよりも、カウントダウン・タイマーの方が心理的な効果が大きいようだ。大きなことでも、同じように期限を決めることだ。

適度なストレスは成果に繋がる

たとえば、婚活は期限を決めて行った方がいいとされる。

期限を決めないとリソースの使い方が甘くなり、成果が出ないまま月日だけ経ってしまう…ということになる。良い出会いがありませんでした、故に終了します…となりがちなのだ。

※期限を設け、自分に程度なストレスをかけた方がいいのだ。

以前の記事で、適度な負荷は何ら問題ではなく、有益であると書いた。

適度なストレスは、「いつかやる」を実現するために必要なものなのだ。なので、短期、中長期それぞれのスパンにおいて、カウントダウンタイマー(締め切り)を使えばいいのだ。

重要度>緊急度と考える

これは、上で述べた「やることリスト」の話だ。

理屈ではわかっていても(わかっていない人も多いが…)、実際の行動は、「緊急度>重要度」をベースにして動く人が多い。「緊急のものを処理したい」という気持ちはよくわかるが、そんなときほど一拍間を置いて、重要度を冷静に考えて優先順位をつけるべきだ。

感情と理性の綱引きになる場合、「間」を置かずに即断すると、感情が勝ってしまう(時間と感情の強さは反比例するのだ)。なので、あえて間を置いて冷静に考えるべきだ。そうしないと、重要度の高い「いつかやる」を実現することはできない。

※自分のリソースを上手く使おうと思えば、重要度を重視することが大事だ。

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とにかく踏み出してみる

やる気が出なくても、やり始めるとノってきた…という経験があると思う。

これは、作業興奮というメカニズムだ。

作業興奮は、いつかやるを早くできるようにしてくれる。

最初のひと押しで、ドミノが倒れていく…というイメージだ。気分が乗らないときでも、「やり始めると乗る」ということがある。ブログを書くことでも、掃除することでもそうだろう。

踏み出していないからやる気が…

あまりやる気が出ないときでも、やり始めると集中する…ということがある。

やる気が出ないからやらないではなく、踏み出していないからやる気が出ない、と考えた方がいいだろう(やる気を出すために、踏み出せばいいのだ)。あれこれできない理由を探して消極的になるよりは、とにかく踏み出してみた方が良い結果になることが多い。

 

いつかやるを早くやる - サマリー

まとめ

今はできないけれど「いつかやる」と思うことがある。

しかし、そう思えば(最終的に)できないことの方が圧倒的に多い。

※重要度の低い「いつかやる」は放置してもいいが、重要度の高い「それ」を放置すれば、後々後悔することになる。このことは、多くの先人の言葉からも理解できると思う。

重要度の高い「いつかやる」ができない原因は、1)先送りする心理が働く、2)「やることリスト」の上にこない、だ。前者は、期限がないため、とにかくやる気がおこらない…「別に今やる必要はない」と思う心理だ。後者は、重要度を軽視するために起こることだ。

早くやる方法は

早くやる方法は、以下のとおりだ。

1)先送りする心理が働く、ことに対しては、「締め切り効果」を利用したい。

実際には期限がなくても、自分の中で期限を設けて、やる気と集中力を高めるのだ。適度な(期限による)ストレスは、「いつかやる」を実現するために必要なものだ。

2)やることリストの上にこない、ことに対しては、これまでより、「重要度>緊急度」と考えることだ。

重要度の高い「いつかやる」をいつまでたってもできない人は、「緊急度」が一番大事だと考えていたのではないか。主に緊急度のみをベースにして、優先順位を決めていたのではないか。その考えを改めることだ。※優先順位のつけ方を改めればいいのだ。

また、とにかく踏み出してみることが大事だ。

踏み出していないからやる気が出ない、と考えた方がいい

当初はやる気が出なくても、やり始めると気持ちがノってきた…という経験を思い出せばいい(始めると集中力が出る)。やり始めるとやる気が出る、と信じて踏み出してみることが大事だ。

今回の記事:「いつかやる…と思っていることを早くやる方法3つ」