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初対面の人と話すのが苦手…をなんとかする方法4つ

初対面の人と話すのが苦手な人は、少なからずいると思う。

初対面の人とは、何を話せばいいのかわからない、どういう態度をとっていいのかわからない、などと戸惑う人や、(そもそも人と話すのが嫌い・苦手なので)初対面の人と会うときは、特に緊張する…という人もいるだろう。

人と話すことが別段嫌いでなくても、慣れれば普通に話すことができるのだが、初対面では話しづらい…ということはある。今回は、「初対面の苦手をなんとかする方法」について書いてみたい。

目次

警戒レベルを下げる

初対面が苦手な人は、相手を警戒する人だ。

相手を必要以上に警戒する人は、初対面が苦手だ。
初対面では、情報に乏しく、相手のことがよくわからないためだ。
相手を必要以上に警戒する人は、相手のルックスや言動などから情報を集めようとするが、それだけでは十分ではないと考える。したがって、警戒心丸出しで相手と接することになる。
出典:初対面が苦手な理由7つ|あなたはどうですか?

相手を警戒することは、必ずしも悪いことではない。

だが、時と場合によるだろう。

警戒すべきときは警戒すればいいのだが、「常に警戒レベルを高くしておけばいい…」というものでもない。柔軟性に欠ける態度では、コミュニケーションが上手くいかなくなってしまう。

警戒レベルが高すぎると上手く行かない

相手に対する警戒レベルが高ければ、自分の情報は開示しない。

よく知らない相手には、自分の情報を与えまい…とするのだ。なので、必然的に口が重くなる。「あまり話したくない」という雰囲気は、相手にも伝わるので、会話が上手くいかない

なので、柔軟に警戒レベルを下げる必要がある。

上目づかいで相手を探るような態度は、警戒レベルの高い人がとる態度だ。したがって、そのような態度ではなく、相手を共通項のある仲間だと思い、仲間と接する態度で臨む方がいいだろう

※何かの集まりであれば、必ず相手と何らかの共通項があるはずだ。

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相手の評価を気にしない

初対面が苦手な人は、相手の自分に対する評価を気にする。

たとえば、相手の話に対し、気の利いた返しができなければ、「自分の評価が落ちてしまう…」、「相手に認めてもらえない…」などと思ってしまう。自分が話すときは、気の利いた話題を提供できなければ、「相手につまらない人だと思われてしまう」とネガティブに考えるのだ。また、沈黙すると「相手に変に思われる」と考える。
出典:初対面が苦手な理由7つ|あなたはどうですか?

相手の自分に対する評価を気にすると、コミュニケーションが破たんする。

相手の話に対し、気の利いた返しができなければ、「自分の評価が落ちてしまう…」、「相手に認めてもらえない…」などと思ってしまい、過度のプレッシャーから萎縮&緊張してしまうのだ。

※リソースの割り当てを間違っている。

したがって、「相手の評価を気にしない」という態度が必要になるが、「相手の評価を気にする」という思考のパスがあり、それを強化している人にとっては、(その態度を改めることは)簡単なことではない。では、どうすればいいのだろうか。

自意識過剰を抑える

自意識過剰を抑える、という方法がある。

自意識と他人の目は、直接つながっているのだ。
だから、自意識の強い人は、「自分が他人からどのように見られているのか、評価されているのか、ということに関心が強く、常に気にする」という、ある意味困った状態になる。
出典:他人の目を気にしない方法5つ

※自意識と他人の目は、直接つながっている。

自意識過剰を抑える手段のひとつに、自分の欠点に対する見方を変える、ということがある。

自分には「この欠点があるからダメだ…」ではなく、「この欠点があるから、この長所があるのだ…」と思ったり、「欠点は人間的魅力とリンクする」と考えればいいのだ。

実際そのとおりで、ダメなところが見えた方が、人は安心する

そして、(ダメな部分があることを)魅力的に感じたりするものだ。欠点も自分を成す大事な一部だと認めれば、「よく見せよう」という意識もなくなるだろう。

自分には「話す権利がある」とする

自分には話す権利がある、と考えたい。

相手の自分に対する評価が気になって、思うように話せない…という人は、自分には話す権利がある、自分には、自分の考えや意見、解釈を述べる権利がある、とすればいい

それをどう思うのかは、相手の問題だ。

自分らしくあるためには、他者に対し、自分の考えや意見、解釈をアウトプットする必要がある。それを隠してコミュニケーションしようとしても、疲れて嫌になるだけなのだ(もちろんそのときは、一定のマナーを守る必要はある)。話す権利を行使する、と考えればいいだろう。

緊張を抑える

初対面が苦手な人は、緊張しやすい…ということがある。

初対面の知らない人と話すのは、「緊張するので嫌だ…」となるのだ。

緊張する人は、「自分の緊張を相手に悟られることは、恥ずかしいことだ…」と感じ、「相手に自分の緊張を悟られたくない」と考える。※とんでもなく恥ずかしいこと、と思ってしまう。

だが、緊張を隠そうとすればするほど、焦りが生じ上手くいかない…ということになる。

一度、「コントロールが上手くいかない…」と思ってしまうと、その感覚がアリの一穴になり、そこから一気に崩れてしまうため、もはやリカバリーすることができなくなってしまうのだ。

緊張をほぐす方法については、以下で書いた。

「緊張スポットから焦点をずらす」という方法がある。先に述べたように、緊張しやすい人は、「相手に自分の緊張を悟られたくない」という部分にリソースを使っている。そのためにはどうすればいいのか…という部分に焦点を当てているのだ。なので、焦点をずらしてやればいい。

テーマを設定する

別のテーマを設定し、そこに焦点を当てる、という方法がある。

緊張しやすい人は、無意識に「相手に自分の緊張を悟られたくない」というテーマを設定している。このテーマを適切なそれに変えてやるのだ。たとえば、「相手に質問する」でもいいだろう。

初対面の人に対し、いくつか質問することをテーマにするのだ。

そうテーマを設定することで、「相手に自分の緊張を悟られたくない」というテーマを葬ることができる。新テーマを掲げると、「何を質問すればいいのだろうか…」、「初対面での質問として適切な質問は何か…」、「NG質問は何か…」と言う具合に、頭が働き出す。

相手に自分の緊張を悟られないためには…という旧テーマに沿った思考をしなくなるのだ。

※適切なテーマを設定したい。

相手に興味を持つ

初対面が苦手な人は、相手に関心を持たないか持てない。

たとえば、「この人どうでもいいな…」と思うと、そこでコミュニケーションは終了だ。

相手に関心を持つ、というと、「何かウエットでいやらしいな…」、「クールじゃないな」、「相手に良く思われないのでは…」などと思うかもしれないが、大抵の場合そんなことはない。人は誰かに関心を持ってもらえると、うれしいものだ。※承認欲求が、満たされるからだろう。

有名人が声をかけられて、うれしく思う気持ちと同じだろう。有名人は、「声をかけられることを嫌がる…」と、思うかもしれないが、一部のプライベート以外はそうでもないだろう。関心を持ってもらえることは、うれしいことなのだ。なので、初対面でも相手に関心を持てばいい。

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まとめ

今回は、「初対面の苦手をなんとかする方法」について書いた。

1)警戒レベルを下げる、2)相手の評価を気にしない、3)緊張を抑える、4)相手に興味を持つ、の4つだ。まずは、「警戒レベルを下げる」ことから、始めてみてはどうだろうか。

自宅に突然現れた怪しげな営業マンであれば、大いに警戒すればいいと思うが(笑)、パートナーの友人や同じ会社の人、子供の保護者関係の人などであれば、仲間と見なした方がいい。

※初対面でも、共通項のある仲間だ。

そして、警戒レベルを下げた方が、コミュニケーションが上手くいくのだ。

今回の記事:「初対面の人と話すのが苦手…をなんとかする方法4つ」