不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

自分らしく生きるにはどうすればいいのか

自分らしく生きるには、どうすればいいのだろうか。

自分らしく生きた方が、満足できる、悔いが残らない…ということは、直感的に理解できる。

逆に、そうできなければ、フラストレーションがたまるし、後で振り返ったときに悔いも残るだろう。なので、自分のペースで自分らしく生きた方がいい…ということは言えそうだ。

今回は、自分らしく生きるには…について書いてみたい。

目次

自分らしく生きられないと…

自分のペースで生きられない女性

自分らしく生きられないと、フラストレーションがたまる。

自分らしく生きたいのに、さまざまな制約から自分らしく生きることができない…となると、不満がたまってくるのだ。

たとえば、自分の好きな選択をする、ということは、自分らしく生きるための必要条件だと思う。その選択がいつも正しいとは限らないが、それも自分らしさだ(笑)。

その選択を他者(不本意な制約なども含む)によって変えられたりすると、相当フラストレーションがたまるだろう。それが、進路先であったり、就職先であれば、その後が心配になる。「自分の本意ではない」ということで、モチベーションを下げてしまう可能性があるためだ。

反応的になる

そのような状態になると、反応的になってしまう

主体的に動く、というよりも、他者を見て動く、反応的に動く、ということになりがちなのだ。

具体的には、いつも他人の目を気にするようになる。反応的に動くような状況でも、「成果を出したい」という気持ちはあるので、努力はしようとするが、常に他人との比較で考えてしまう。(自分と被る)他人と比較して、勝っていれば良し、負けていればイライラする。

優越感や劣等感を持ちやすい状態になってしまうのだ。

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自分の外見を気にしない

ここからは、「自分らしく生きるための方法」について書いてみる。

自分らしく生きている人は、自分の外見を気にせず、伸び伸びと振舞っている。

大変失礼だが、ルックスが普通より下…という人でも、何ら劣等感を持たず伸び伸びと振舞っているのだ。逆に、自分らしく生きていない人は、ルックスが普通より上でも、(ルックスの)どこかに劣等感を持ち、萎縮しているように見える。

ルックスから見れば逆だと思うが、おもしろいものだ。

外見で大事なのは、清潔さであったあり、(ヘアスタイルを含め)自分に合うコーディネートをしているかどうかだ。そこさえクリアしておけば、それ以上の外面を気にする必要はない(歯列矯正などはした方がいいが)。

それ以上の外面よりも、知性や考え方、コミュニケーション能力の方がはるかに重要なので、それらに気を遣うべきだ

原則を中心にしてものを考える

反応的に動く、という弊害を何とかするためには、

前回の記事で書いたように、「正しい原則を中心にしてものを考える」ということが必要になる。

正しい原則というのは、たとえば、1)目先の利益よりも、中・長期的な利益を考える、2)正邪善悪を考える、3)自分の利益と他者の利益を最大化することを考える、ということだ。

原則を中心にしてものを考えれば、自分の中にしっかりとした芯ができるため、反応的になることがない

他人との比較をしなくなる

原則を中心にして考えると、他人との比較をしなくなる。

たとえば、「(他人はどうあれ)自分の成長に集中する」という原則を立てておけば、他人の動向に惑わされることなく、自分が歩むべき道を淡々と前に進むことができるだろう

ブログでも、はじめて数ヶ月で数十万PV達成!という話をときどき耳にする。反応的な人であれば、「自分は何をやっているのだろう」とか、「悔しい」、「うらやましい」という嫉妬の感情が湧いてくるかもしれない。

だが、原則を中心にして考える人であれば、「それはすごいね」で終わるのだ。

※同期の昇進を素直に喜べるのは、このタイプの人だ。

他人との違いを尊重できる

原則を中心にして考えると、他人との違いを尊重できる。

反応的な人であれば、「どうしてあの人は、あのような振る舞いをするのだろう…」と気になる。

その振る舞いが気に入らなければ、「やめてほしい」と思う。自分がそう振舞いたくても振舞えない…という嫉妬の感情からそう思うこともある。

原則を中心にして考える人であれば、そもそも人の振る舞いで自分の感情が揺れ動くことがない。なので、他人の振る舞いについて(価値判断せず)そのまま受け入れ尊重できるのだ。

自分を飾らない

自分らしく生きるには、自分に正直になる必要がある。

自分と向き合って、自分に正直になれば、他人にも正直になれるだろう。

人には他者に対して、自分をこう見せたい・ああ見せたい…という気持ちがある。

本当は自分本位で自己中心的な人が、「自分は他者に対する思いやりがある」と見せたいこともあるし、コミュニケーション能力の低い人が、「人とコミュニケーションをはかるのが好きだ」と見せたいこともある。

虚像を演じても仕方がない

他人に好印象を与えたい…という気持ちはわかるが、

そのために自分を(大きく)良く見せようとするのは、相手を騙していることにもなる(多少であれば、誰にでもあることで許容範囲内だ)。

そうしたところで、その場で虚飾を見抜かれることもあるし、そのうちバレる…ということもある。虚像を演じ続けようとすれば、自分らしく生きることには反するだろう

なので、自分を飾らず自然体で行きたい。

自分のペースを守る

反応的な人は、自分のペースを守ることができない。

相手の動向に、振り回されがちになってしまうのだ。

たとえば、会議の場面でこんなことがあった。そのとき、わたしとわたしがライバル視していたCさんが同席していた。

わたしもCさんも、立場的には下っ端だったので、それほど発言のチャンスはなかったのだが、ある場面でCさんが、意を決したように自分の意見を述べた。その様子を見たわたしは、「これは自分も発言しないとまずい」と思い焦り、その感情だけで発言してしまった(笑)。

そのときどんな発言をしたのか、内容まで覚えていないが、わたしの発言後、誰からも何のリアクションもなかったので、内容のある発言ではなかったのだろう(笑)。このように、相手に煽られるような形で発言してはいけないのだ(自分のペースを崩した…ということだ)。

話すときも自分のペースで…

会議などで話すときも、自分のペースで話せばいい。

自分がゆっくり話す方であれば、ゆっくり話せばいいのだ。相手やまわりの人が早口だったりすると、自分もつい早口になりそうになるが、それはその人らしくない(笑)。

早口で話せば、頭の回転が早そうに見えるので、そうする…というのも違う(自分を飾ってはいけない)。ゆっくり考えて話すことにも、味があっていいものだ。

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NOと言う

自分らしく生きるためには、NOと言うことも必要だ。

では、どんなときにNOと言えばいいのだろうか。ひとつは、自分が好きではない場合だ

自分が今行っている仕事の中に「好き」が1ミリもなければ、嫌になってしまうだろう。そんな仕事をしながら、「自分らしく生きている」とはとてもできない。

また、自分が立てた原則に反することにもNOと言わなければいけない

たとえば、目先の利益を取ることはできるが、中・長期的な利益を損なうのであれば、NOと言うべきだ。

また、子供たちのロールモデルとしてふさわしくないことであれば、NOと言う。さらに、自分の利益のために、他者の利益を損なうのであれば、NOと言わなければいけない。

自分らしく生きられない…と思えば、NOと言うべきだ。そうすることが、自分らしく生きることに「YES」と言うことになるのだ。

まとめ

今回は、自分らしく生きるには…について書いてみた。

今回の記事で述べたのは、

1)自分の外見を気にしない、2)原則を中心にしてものを考える、3)自分を飾らない、4)自分のペースを守る、5)NOと言う、の5つだ。この中で一番大切なのは、2番目の「原則を中心にしてものを考える」だろう。

ここがしっかりしていていれば、後のことは比較的容易に実践できる。

では、何を原則として打ち立てればいいいのか…だが、自分の経験から学んだこと、先人や書籍から学んだことなど、「参照元」はどうでもいいが、自分が間違いなく正しいと思うことを原則として打ち立てるべきだ

ここでは、1)目先の利益よりも、中・長期的な利益を考える、2)正邪善悪を考える、3)自分の利益と他者の利益を最大化することを考える、4)自分の成長に集中する、としたが、自分が間違いなく正しいと思うのであれば、当然これらに反することでもいい。

原則の選び方に、その人の個性やセンス、生き方が出るのかもしれない。

今回の記事:「自分らしく生きるにはどうすればいいのか」