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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

嫉妬深い人の心理と特徴7つ

あなたのまわりにも、嫉妬深い人がいると思う。

彼氏や彼女が嫉妬深くて困る、という人がいるだろう。また、パートナーが嫉妬深くて困る、という人もいるだろう。友達が嫉妬深くて困る、という人もいるかもしれない。もちろん、自分の嫉妬深さに嫌気がさしている…という人もいるだろう。嫉妬深い人は、なぜそうなのだろうか。

今回は、嫉妬深い人の心理と特徴について書いてみたい。

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目次

序列をつけたがる

序列をつける

嫉妬深い人は、序列をつけたがる。

自分を他人と比べることで、自分の立ち位置を確認しようとする。それを確認できないと、落ち着かないのだ(笑)。わかりやすいのが年齢やルックスだが、学歴や職業、勤務先や役職、年収、結婚後は、自分だけではなく、子供やパートナーのステータスもモノサシにして序列をつける。

コミュニケーション能力といった、個人の能力をモノサシにすることもある。序列をつけて自分を上にランクしようとするが、できない場合は上位者に対し嫉妬する。上位者が突き抜けていれば、自分とは違う次元として嫉妬しないが、同じレベルでさほど差がない場合は嫉妬が強くなる。

※嫉妬深い人は、他人と比較する思考が染みついているのだ。

優越感や劣等感を抱きやすい

嫉妬深い人は、優越感や劣等感を抱きやすい。

今述べたようにランキング思考なので、そうなるのかもしれない。自分のランクが上であれば優越感を抱き、ランクが下であれば劣等感を抱く。優越感を抱くと、上から目線で接するようになり、相手をいいように操るようなこともする。気持ちの上で余裕を持ち、接するようになるのだ。

劣等感を抱くと、余裕を無くした対応になる。相手に嫉妬し、相手をそのランクから引きずり下ろしたい…という気持ちになる(笑)。その気持ちがエネルギーになり、陰口をたたいたり、足を引っ張る行動をとるようになる。 優越感や劣等感を抱きやすい人は、成功が難しい人でもある。

※感情的で、自分の感情に踊らされることになる。

他責思考である

嫉妬深い人は、他責思考をとりがちだ。

たとえば、同級生がいい会社に就職できて自分ができなければ、その同級生に嫉妬する。同期や後輩が自分よりも先に出世すると、彼らに嫉妬する。「あいつは運がいいよな」、「上に取り入るのが上手だから」、ということで相手の地道な努力というものを評価しようとしない傾向がある。

自責思考であれば、「自分が至らなかった」と素直に考えることができる。そして、何がまずかったのか、改善するためにはどうすればいいのか、と頭を前向きに切り替えることができるのだ。この自責思考であれば、成功した仲間に嫉妬することなく、素直に称賛することができるだろう。

※仲間を素直に称賛できるかどうかは、ある意味「分水嶺」になるだろう。

自己評価が高い

嫉妬深い人は、自己評価が高い。

そして、自分はまわりから正当に評価されていない、と感じている。ランキング思考があるので、自分のランクを少しでも上げるために、自己評価を高くする、ということもあるだろう。自己評価を高くすると、まわりとの評価に悩むことになる。どうして自分は評価されないのか…となる。

また、客観的に見れば相手の方が上なのに、自分の方が上か同等だ、と思ってしまう。そんな状態で、相手が自分より評価されている姿を目にすると、嫉妬の感情が大きくなり、アイツを評価してオレを評価しないのはおかしいという怒りにもつながる。自己評価の高さが仇になってしまう。

※自尊心を傷つけられた…と思ってしまうのだ。

自分に自信がない

嫉妬深い人は、自己評価が高いが、必ずしも自信をもっているわけではない。

自分に自信がなく、劣等感を抱えているから、自己評価を高めようとする側面もある。そうすることで、補おう・バランスをとろうとするのだ。不安に苛まれる…というのは、自分に自信がないためだ。自信は芯や土台のようなもので、それがないと上物はグラグラと浮ついてしまうのだ。

たとえば、気になる異性が(自分と同性で属性の近い)誰かのことをほめたとしよう。そうすると、嫉妬深い人はへこむはずだ。間違っても、「ホントそうだよね」という同調はしない。自分に自信があり自己肯定できている人であればそうするが、自信がなければそんな応答はできない。

※嫉妬深い人であれば、ほめられた相手に嫉妬するはずだ。

負けず嫌いである

嫉妬深い人は、負けず嫌いである。

先に述べたように、嫉妬深い人にはランキング思考がある。少しでも自分のランクを上げようとすれば、他人に負けるわけにはいかないのだ。負けず嫌いが強くなると、自分の誤りを認めない、という厄介なことになる。自分の誤りを認めると、負けになる・ランクが下がる、と思うためだ。

素直に自分の間違いを認めることができない、というのは痛い。認知の歪みを引き起こし、改善につなげることができなくなるためだ。また、謝罪もできなくなってしまうだろう。対外的には誤りを認めないが、内心では認めているということであればまだマシだが、それでも問題は大きい。

※そのような態度をとっていると、まわりからの信頼を失うことになる。

長い目でみることができない

嫉妬深い人は、ものごとを長い目でみることができない。

世の中の事象に「絶対」というものはなかなかないが、自身の変化や自身を取り巻く外部環境の変化は絶対にある。自分自身や外部環境は、時間とともに必ず変化するので、「ものごとを長い目でみる」ということが必要になる。だが、嫉妬深い人は、ものごとを長い目でみることをしない。

その理由は感情的であるためだ。感情的になると視野が狭くなる。これは、空間軸も時間軸も縮んでしまう、ということだ。自分が感情的になったときのことを思い出してほしい。一点集中のような状態になり、まわりが見えていないはずだ。その状態で長い目でみろといっても無理な話だ。

※人間関係にしても絶対はなく、長い目で見る必要がある。

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まとめ

今回は、嫉妬深い人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)序列をつけたがる、2)優越感や劣等感を抱きやすい、3)他責思考である、4)自己評価が高い、5)自分に自信がない、6)負けず嫌いである、7)長い目でみることができない、の7つだ。こう見ると、どうやら嫉妬深くていいことはなさそうだ(笑)。

嫉妬するということは誰にでもあることだと思うが、その感情を限りなく薄めることは可能だ。たとえば、優越感を捨てれば、セットになっている劣等感も捨てることができる。相手の属性に優越感を持ちそうになったときは、いやいや彼(女)にはこういう優れた部分があるとすればいい。

今回の記事:「嫉妬深い人の心理と特徴7つ」