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不器用な生き方をやめたい

無駄なプライドは捨てた方がいいんじゃない?

近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んだ感想#2

時事書評・スポーツ

近藤麻理恵さんの「片づけ本」を読んだ感想の続きです。

前回は、1)絶対にリバウンドしない、2)片づけで人生全般が上手く行く(人生が劇的に変わることを、「片づけの魔法」と呼んでいる)、ということについて書いた。

↓ 前回の記事です。

self-esteem.hatenablog.jp

今回は、その続きを書いてみたい。

 片づけで人生全般が上手く行く(続き)

近藤さんは、片づけると、仕事や家庭などの人生全般が上手く行くと述べている。

家の中を「劇的に」片づけると、その人の考え方や生き方、人生も劇的に変わるそうだ。一気に短期に完璧に片づけをやり終えた人の人生は、間違いなくドラマチックに変化するそうだ。

※このことを「片づけの魔法」と呼んでいる。

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・生活がいきいきとしたものに変わる

片づけは、自分が本当に好きなモノを見つける「自分の棚卸し」である。

なので、片づけを通じて、本当に好きなモノを見つけることができるし、本当に好きなモノに囲まれて生活する喜びを体験&実感できる。その結果、これまでより「好きなこと」を意識する時間が増え、 生活が生き生きとしてくるということだ。

言わんとしていることはわかるし、同意もできる。

片づけが終わった当初は、かなり気分が良くなるし、自分の気分が良くなれば(ポジティブになれば)、仕事がはかどったり、人間関係などにも良い影響が出るだろう。

問題は、その環境に慣れてしまった後だ。

人には、(良くも悪くも)素早く状況にフィットする、という性質があるので、「生活のいきいき」は、何もしなければ逓減していくことになる。おそらく近藤さんは、そのことをわかっているのだろう。本の最後の部分に、「本当の人生は「片づけたあと」に始まる」と書いている。

片づけを起点として、(片づけることで浮かび上がってきた)「大事なもの」にリソースを集中しなさいよ、ということだ。※大事なものを(使命を感じ)本当にときめくこと、と表現している。彼女がこの本を通じて言いたかったことは、「本当の人生は「片づけたあと」に始まる」ということだ。

・自分に自信が持てるようになる

片づけを通じて、自分に自信が持てるようになるそうだ。

ひとつは、モノを捨て続けることで、判断の責任を人にゆだねなくなる、結果、原因を外に求めなくなる、ということだ。たしかに、自分に自信のない人は、他責の傾向がある。

※自責の概念は、自信を持つために必要なのかもしれない。

2つめは、「残す・捨てる」の判断を繰り返すことにより、判断力が自然と研ぎ澄まされていく、ということだ。その結果、自分の判断に自信が持てるようになる。3つめは、自分がときめくモノに支えられている、と感じれば、「自分は大丈夫」と思える。それが自信につながるというものだ。

片づけ ⇒ 自分に自信が持てるようになる、という発想はおもしろい。捨てることに成功するという「成功体験」を積み重ねることにより、自分に自信が持てるようになる、ということだろう。※理にはかなっているかも。

・そのほかのプラス効果

そのほかの片づけによるプラス効果だが…

まず、「持っていないこと」がわかるので、探す必要がなくなる。どこに何がある、ということを把握しているので、仮に個別の存在を忘れたとしても、そこ(カテゴリーの定位置)になければ、「ない」ということがすぐにわかる、ということだ。※これはそのとおりだ。

片づけをすることで、部屋の空気がきれいになる、掃除しやすくなる、掃除の頻度が上がるので、ダイエットにつながる、「足ることを知る」ので、ダイエットにつながる、などの主張もある。

部屋の空気がきれいになるとか、ダイエットになるというのは、やや無理筋のような気もするが、モノが少なくなる&片づく ⇒ ホコリが溜りにくくなる&掃除しやすくなる ⇒ ホコリの総量が少なくなる&ホコリが舞わず、空気がきれいになる、ということはあるかもしれない。

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 否定していること

彼女が否定している片づけ方法がある。

・少しずつの片づけ

少しずつの片づけは、片づけの習慣を少しずつ身につけていくことに等しく、片づけられない、としている。「一気に片づけることにより、意識の変化を劇的に起こす」ことが必要、という主張だ。

劇的な変化 ⇒ 意識の変化 ⇒ 生活習慣の変化、ということだ

したがって、彼女の片づけ法においては、「一気に片づけること」が大事なのだ。「ひとつ買ったらひとつ捨てる」、「二年使っていなかったら捨てる」では、リバウンドするそうだ。それらは、他人が示した基準であり、自分の心地よさの基準に合っていないから、だそうだ。

個人的には、収納量に合わせてモノを調節する、○○年使っていないから捨てる、は有効な捨てる手段だと思う。あくまでも、彼女の片づけ法においては無効だ、ということだ。

・部屋別に片づけること

場所別、部屋別に片づけることは間違いだ、としている。

そうではなくて、モノ別に片づけることが正解だ、としているのだ。

たとえば、家中のすべての収納から、モノをひとつ残らず出して一か所に集めると、色々な場所からバラバラと同じカテゴリーのモノが出てくる。同じカテゴリーのモノが、別れて収納されているケースがあるためだ。なので、同じカテゴリーのモノを同じ場所に収納しようと思えば、場所別、部屋別に片づけることは避けた方がいいのだ。

たしかに、後手間を考えると、その方がいいだろう。ただし、モノによっては、そうすることが難しい場合もあると思う。洋服のようなモノであれば可能だが、小物の場合は、どこにどのような形で収納されているのか、(片づける前の段階では)よくわからないからだ。したがって、実践的には、モノ別を基本とし、場所別を組み合わせる、ということになるのではないだろうか。

さらに、次回(最後)に続きます。

↓ 続きはこちらです。

self-esteem.hatenablog.jp

参考:「人生がときめく片づけの魔法」 著者:近藤麻理恵 サンマーク出版