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言葉が出ない…言葉に詰まったときの対処法4つ

あなたは、言葉が出ない、言葉に詰まる…ということがないだろうか。

スピーチやプレゼンで言葉に詰まると、流れが途切れて調子が悪くなることがある。異性との会話でも、言葉に詰まって気まずくなった…、言葉が出なくなり困った…、という経験をした人がいると思う。

今回は、言葉に詰まったときの対処法について書いてみたい。

目次

言葉に詰まることがある

とっさに言葉が出てこない…というイメージ

話の途中で言葉が出なくなり、言葉に詰まることがある。

その原因はいろいろあると思うが、

私自身の経験から思い浮かぶのは、1)適切な言葉がとっさに出てこない、2)的を射た表現、ロジック、フレーズが出てこない、3)言いたいことをロストしてしまう、ということだ。

1)適切な言葉がとっさに出てこない、については、単純に言葉が出てこない…ということだ。

脳内では検索をかけているのだが、言葉が見つからず、「検索中…」ということで、言葉に詰まるのだ。※加齢や体調不良などで、脳の機能が落ちることが原因かも?

2)的を射た表現、ロジック、フレーズが出てこない、については、こう説明したいのだけれども、上手く言葉として出てこない…というものだ。「こう説明したい」ということはあるのだが、うまく表現できなくて、言葉に詰まり、フリーズする…ということだ。

ロストすることもある

3)言いたいことをロストしてしまう、というのは、

頭が真っ白になり、「こう説明したい」も何もなくなってしまうことだ。

以前、テレビの生中継で、レポーターに対し説明をするはずの人が、言葉に詰まり、そのまま言葉を失ってしまう…というシーンを見たことがあるが、こういう状態のことだ。※強いライトを当てられて、頭が真っ白になったように見えた(リハーサルと状況が変わったためだろう)。

この場合は、極度の緊張などが原因になる。

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とりあえず音を出す

言葉に詰まって、沈黙が訪れると、沈黙を破れなくなる、ということがある。

言葉に詰まり少しでも沈黙すると、相手がこちらにより注目する。それが嫌なプレッシャーになり焦る、ということがある。※そのため、話を再開しずらくなるのだ。

なので、言葉に詰まって考える間でも、「え~」、「え~っと」、「その~」、「あの~」、「何だったかな~」、「どういう言葉だったかな~」などと口にしておいた方がいいのだ。※スピーチやプレゼンの場合は、小さく自分に聞こえるぐらいの音で声を出す…ということでいいと思う。

そうすることにより、(会話であれば)相手が助け舟を出してくれることもある。

エンジンを完全に切ってしまわない、ということだ

言い直す

言い直すという方法もある。

アナウンサーが言い間違えてすぐに言い直す、というシーンをよくみかけるが、(言葉に詰まった場合でも)それと同じことをする。

言葉が詰まったポイントより少し前からゆっくり言い直せば、今度は言葉が出てくる…ということがある。※多少なりとも、考える・落ち着く時間ができるからだろう。

ベストでなくてもいいと考える

先に述べたように、的を射た表現、ロジック、フレーズが出てこない、ということがある。

そんなときは、「ベストでなくてもいい」と考えることだ。

スピーチやプレゼン、異性との会話などでも、「ベストな発言をしたい」と思うことがあるかもしれない。

そのこと自体は必ずしも悪くはないが、「ベストな発言をしたくてもできないから、言葉に詰まって黙る…」というのではダメだ。英語を話すときもそうだが、上手く話せないから黙り込む…ではダメなのだ。※黙り込むのは、ワーストの選択だ。

とりあえず言葉を紡いだ方がいい

このケースでは、

1)言葉に詰まって黙り込む
2)ベストではないが、(多少稚拙になっても)とりあえず言葉を紡ぐ

の2択になる。

不器用な人は、1)言葉に詰まって黙り込む、を選択しがちだが、2)ベストではないが、(多少稚拙になっても)とりあえず言葉を紡ぐ、の方が勝るので、こちらを選択したい。

※手持ちの選択肢の中で、より良い方を選択するしかないのだ。

緊張度を下げる

言いたいことをロストして、頭が真っ白になるのは、緊張やストレスのためだ。

かなり緊張するということは、「交感神経が優位になりすぎている」ということなので、この状態をなんとかする必要がある。これには、いろいろなアプローチがある。たとえば…

手のひらに「人」という字を書いて飲み込む、人前で話すときは、目の前で聞いている人たちを「かぼちゃ」と思う、という方法があるが、これらは暗示系だ。
また、「緊張してはいけない」と思うと、余計に緊張してしまうので、「緊張してもいい」とする、という方法もメンタルに働きかける方法だ。


さらに、深呼吸する、という方法も一般的だ。
深呼吸するときは、「吐くこと」を意識するといい。
息を吐ききってから吸うというイメージだ。時間的には、吐く時間が吸う時間の2倍になるようにする。また、途中で息を止めるプロセスを入れる、という呼吸法もある。
出典:緊張をほぐす方法

そのほかにも、

天井に付けているカメラから、自分が直面している状況をながめてみる、ということだ。いっそのこと、カメラをどんどん引いて、地球の外まで出てもいいかもしれない(笑)。自分の直面している状態が、ちっぽけなことだと思えれば、緊張も和らぐだろう。※緊張の意識をズームアウトすることで、相対化、希薄化するのだ。


時間的にズームアウトする、という方法もある。
今の状況を、3年後、5年後、10年後の視点から考えるのだ。
5年後、10年後の視点で見れば、今自分が直面している状況の重みは小さくなるだろう(希薄化)。ズームアウトすることの神髄はここにある。「自分が思うほど大したことではないのだ」と思えば、不必要な緊張がとれ、リラックスできるのだ。
出典:緊張をほぐす方法

焦点を変える方法もあるし、ボディランゲージの力を使う方法もある。

仮にスピーチに失敗しても、そのときは恥をかくかもしれないが、大勢に影響はない。なので、失敗してもいい…ぐらいの楽な気持ちでいた方がいいだろう(力むと失敗しやすくなる)。

あらかじめ、自分に効果のある方法を見つけておくことが大事だ。

映像を思い浮かべる

言葉に頼ると、言葉を失いやすい。

また、言葉を失ったとき、どうすればいいのかわからなくなる。

なので、言葉に頼らないことが大事だ。

不安定な言葉に頼らず、映像を使えばいいのだ。

たとえば、数字をそのまま覚えようとすれば(たとえ数桁でも)、すぐに忘れてしまう。

だが、数字を身近なオブジェクトに画像化して(「4」ならヨットなど)、その画像を組み合わせてひとつの画像(映像)として覚えれば、記憶に残る。※忘れにくくなるのだ。

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映像の説明をする

言葉の場合も同様で、言葉を失うことがあっても、映像まで失うことはあまりない。

なので、言葉を失ったときは、映像を思い浮かべて、それを平易な言葉で説明しようとすればいいのだ。

スピーチやプレゼンであれば、あらかじめストーリーを映像として記憶しておく。

そして、映像から言葉を紡ぎ出せばいいのだ。話す内容を忘れて言葉に詰まった…というときでも、焦ることなく映像を思い出せばいい。そうすると、言葉が自然に出てくるだろう。

※映像の力を使えば、言葉を無理にひねり出す必要がなくなる、ということだ。

まとめ

今回は、言葉が出てこないときの対処法について書いた。

今回の記事で述べたのは、1)とりあえず音を出す、2)ベストでなくてもいいと考える、3)緊張度を下げる、4)映像を思い浮かべる、の4つだ。

緊張しやすい人は、言葉に詰まるとさらに緊張が増す、ということがある。

なので、言葉に詰まったときのことをあらかじめ想定しておけばいいだろう。そうすることで、緊張度を下げることもできる。また、ベストでなくてもいい…とゆるく考えることだ。

今回の記事:「言葉が出ない…言葉に詰まったときの対処法4つ」