後悔しない生き方をしたい…と思ったことがないだろうか。
誰しも1度ぐらいは、思ったことがあるのではないだろうか。また、「後悔しない生き方」というのは理想であり、その理想に近づきたい…という気持ちは、多くの人が持つものだろう。
ただ、「そのために何をしているのか」と問われると、答えに窮するかもしれない。後悔しない方法を身につけて、人生の選択の場面で使えばいいのだが、言葉ほど簡単なことではない。
今回は、「後悔しない方法」について書いてみたい。
目次
- 目次
- 選択するときよく考える
- 感情に基づいていないか
- 後々後悔することになるか
- 失敗を参考にする
- 将来のことを考える
- 自分らしく生きる
- 信用が大事と知る
- 使うべきときは使う
- 長く使うものにお金を使う
- 時間は有限だと意識する
- 健康管理を軽視しなくなる
- 後悔しない方法 - サマリー
選択するときよく考える
人生には無数の選択があり、人生は選択の結果決まる、としてもいいだろう。
職場で何の仕事から始めるのか、この仕事をやるのかやらないのか、何時まで仕事をするのか、というのも選択だし、この記事を最後まで読むのか途中でやめるのか、というのも選択だ。
人生は、より良い選択を繰り返すことができれば成功するし、そうでなければ、それなりの結果になる、ということだ。選択の重要性には軽重があるので、重要度の高い選択において、良い選択をすることが大事になる。なので、特に重要な決断の際は、よくよく考えることが必要だ。
感情に基づいていないか
選択の際の判断基準はいくつかある。ひとつは、「感情に基づく判断かどうか」ということだ。
感情的な選択がなぜダメなのか…については、自分が感情的になっているときに、口から出る言葉について考えるといいだろう。口から出る言葉というのは、(脳内での)選択の結果、表に出てくるものだ。この言葉が適切だと判断して出すものだが、感情的になっているときに口から出てくる言葉は、適切なものだろうか?後に後悔するような言葉ではないだろうか?
出典:決断できない人が決断する方法
感情に基づく判断の場合、間違いであることが多いのだ。
感情に突き動かされて行動した場合、あとから振り返り、「なんであのとき、あんな行動をしたのか…」と思うことがないだろうか。そんなときは、「あのときは感情的になっていて、冷静さを欠いていたよね…」と思うはずだ。冷静さを欠くと、選択を間違えやすくなるのだ。
後々後悔することになるか
また、将来後悔するかしないか、という基準で判断することもできる。
冷静に考えて、「この判断をしなければ、後々後悔する…」と心底思うのであれば、やればいい。その場合は、仮にその選択の結果が上手くいかなくても、後悔することはないだろう。そこから、別の道が開けるためだ。
仮に上手く行かず失敗しても、人生を自分でグリップしているため、別の道が開けてくるのだ。言い換えれば、主体的に行動し自分の人生を生きているため、別の道が開けてくるのだ。
※しなければ、後々後悔することは明らかだ(後悔しながら生きることになる)。
失敗を参考にする
選択するときは、過去の自分の失敗を参考にしたい。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、というフレーズがある。
失敗には原因がある、ということだ。自分の過去の失敗を振り返ってみると、「クセ」や「パターン」のようなものがあることに気がつくだろう。同じ原因で失敗していることが多いのだ。
したがって、また同じ轍を踏まないように、 過去の自分の失敗を参考にする必要がある。
※他人の失敗も参考にできればなお良い(難易度は高くなるが)。
将来のことを考える
選択するときは、目先のことではなく、将来のことを考える必要がある。
※将来後悔するかどうか…ということも、将来のことを考える、ということだ。
ビジネスを行っていると、目先の利益を重視するあまり、相手からの信用を失い、長い目で見ると損をしている…というケースをよくみる。これは、将来のことを考えていないということだ。
目先の利益も大事だが、将来のことの方がより大事なのだ。
自分らしく生きる
後悔しない生き方をするためには、自分らしく生きることが大事だ。
そのためには、「自分に偽りなく生きる」ということが必要になると思う。
さらに、自分に偽りなく生きるためには、自分が行動の主体になって、自律的にふるまわなければいけない。
仕事においては、好きなことを仕事にするか、今の仕事を好きになるかの二択だ…とこれまで何度か書いたと思うが、それは自分が行動の主体になって、自律的にふるまうためだ。
自分に偽りなく生きる、自分らしく生きるための知恵なのだ。
仕事を「上司にやらされている」、「強いられている」と感じた時点で、自律性を失っているので、「自分らしく生きる」ということから遠ざかっている。だから、「やめたい…」と思う。
あなたは今、自分が行動の主体になって、自律的に行動しているだろうか。
信用が大事と知る
人は信用が大事だと、本当の意味で知った方がいい。
あなたの「信頼口座」の残高は、今どうなっているだろうか?
人は、目に見える預金口座の残高は気にしても、目に見えない信頼口座の残高には比較的無頓着だ。※預金口座よりも信頼口座を気にしている…という人は、かなりできる人だ。
人生においては、人間関係が大きな割合を占める。
そのことを考えると、信用についてもっと真剣に考えるべきだ。自分の信頼口座の残高は、どうなっているだろうか…と気にした方がいいだろう。そして、それを増やそうとした方がいい。
先に、ビジネスを行っていると、目先の利益を重視するあまり、相手からの信用を失い、長い目で見ると損をしている…というケースをよくみる、と書いたが、信用を失うと利益も失うことになるのだ。人は信用が大事なのだ。もっと自身の信頼口座へ入金することを考えた方がいい。
使うべきときは使う
お金は、使うべきときには、思い切って使った方がいい。
お金をただ貯めておいても、あまり意味がないだろう。あるとすれば、「備え」という意味ぐらいだろう。だが、お金の額面以上の価値があるものについては、積極的に使うべきなのだ。
たとえば、「自分に対する投資」だ。良い本を買ってお金を払うことには、額面以上の価値がある。そこから得る学びにより、支払ったお金以上の対価を得ることが可能になるからだ。
長く使うものにお金を使う
また、長い時間使うものにお金を使う、という方法もある。
たとえば、職場の椅子だ。
人間工学に基づいた作りの、使用に快適な椅子を使うか、コストを優先して、「座れればいい…」みたいな椅子を使うのか、ということだ。10年以上使うものだ、と考えれば、コスト優先で、安い椅子を使うよりも、値が張っても、使用に快適な椅子を使った方がいいのではないだろうか。
そのほかにも、体験にお金を使う、などの有意義なお金の使い方があると思う。
時間は有限だと意識する
後悔しない生き方をするためには、時間は有限だと意識することが大事だ。
多くの人は、「締め切り」がないとやる気がおこらず、行動に結びつかない。子供のころ夏休みの宿題を最後の最後までやらない…ということがあったと思うが、それは「子供だから…」というわけではなく、大人になっても大して変わらない(笑)。人は締め切りがないと動かないのだ。
問題は期限がない場合だ。大事な写真や動画の整理をする、などの小さなタスクでも、期限がないと取り掛かりにくい。とにかくやる気がおこらない…「別に今やる必要はない」と考えるのだ。それは、一か月、二か月たっても同じことである。
大きなことなら、なおさら大変だ。大きなことはバッチサイズ(取り掛かり~完結するまでの1サイクル)が大きいため、始めるときの「大変だと思う気持ち」や「面倒くささ」が半端なく、心理的抵抗が大きいのだ。なので、重要度が高くても期限がなければ、安易に先送りをしてしまう。
出典:「いつかやる」は結局やらない
たとえ小さなタスクでも、なかなか行動できないのだ。
大きなタスクであれば尚更のことで、バッチサイズ(取り掛かり~完結するまでの1サイクル)が大きくなる分、「大変だと思う気持ち」や「面倒くささ」が半端なく、とりかかる際の心理的抵抗が大きくなり、先送りをすることになる。
その結果、やりたいことに足を踏み出すことなく、晩年を迎え後悔することになる。
※人生においても、「締め切り効果」を使う必要があるのだ。
健康管理を軽視しなくなる
時間は有限だと意識することができれば、健康管理を軽視しなくなる。
健康管理をして、「自分の時間を伸ばそう…」というインセンティブが働くためだ。
朝早起きして、ウォーキングなどをしている人には、社会的な地位の高い人が多い、と耳にしたことがある。おそらく彼らは、健康管理をして、「自分の時間を伸ばそう…」としているのだろう。
そうすることが、後悔しない生き方になることを知っているのだ。
後悔しない方法 - サマリー
まとめ
今回は、仕事や私生活で「後悔しない方法」について書いた。
今回の記事で書いたのは、1)選択するときによく考える(一時の感情に突き動かされていないか…など)、2)失敗を参考にする、3)将来のことを考える、4)自分らしく生きる、5)信用が大事と知る、6)使うべきときは使う、7)時間は有限だと意識する、の7つだ。
感情的になって選択を誤る、ということは、よくあることだ。
感情が振れたことで、位置エネルギーがたまり、そのエネルギーを間違って使ってしまう、ということだ。なので、「自分が感情的になっているな…」と思ったら、必ず間をおきたい。
十分間を置き冷静になってから、選択についてじっくり考えればいい。
今回の記事:「後悔しない方法7つ - 仕事や私生活で使いたい」