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人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

ネガティブを直す・改善する方法5つ

自分のネガティブな性格を直したい…と思う人がいると思う。

そんな人は、ネガティブな性格が自分をダメにしている、その性格由来の認知や思考が自分を蝕んでいる…と感じているはずだ。

確かにそういうことはあるし、他者に好ましくない影響を及ぼす、他者の自分に対する印象を悪くする…ということもある。他者云々については、他人がからむことなので(ある意味)より深刻な問題になるのかもしれない。なので、その性格を直したい…と思うことはごく自然なことだ。

今回は、ネガティブを直す・改善する方法について書いてみたい。

目次

自傷的な傾向がある

ネガティブを直したい…と思う人

ネガティブな人は、自傷的な傾向がある。

自分のことであれば、長所はスルーして短所に目が行く。

成功体験はスルーして、失敗体験を思い出し反芻する。そうすることで、「だから自分はダメなんだ」、「どうせ自分はダメな奴だ」という気分になり落ち込む。もしかすると、「自分はダメ」という結論が先にあり、その理由を自分の短所や過去の失敗体験に求めるのかもしれない。

※自虐的な性向がある、としてもいいだろう。

自分に思いやりを持つ

自傷的・自虐的な傾向を改めるためには、自分に思いやりを持つことがいい。

そうすれば、自分を肯定的に捉えることができ、ネガティブな状態からいち早く立ち直ることができる。※過剰な不安やストレスがなくなる。モチベーションが上がり幸福感も増す。

Dr. K.Neff によると、思いやりは3つの要素からなる。
1)自分の感情などを認識し現実を受け入れること、2)親切にすること、3)人は不完全な存在であり誰もが失敗する…それは多くの人が経験する一部にすぎないと認識すること、の3つだ
出典:自分を思いやる方がいい - 思いやれないと損をする

思いやりは3つの要素からなる。

なので、1)自分の感情などを認識し、穏やかに現実を受け入れる、2)自分を痛めつけるのではなく、自分に対し親切にしよう…と考える、3)困難や失敗は人が経験する一部であり、自分も人としてシェアすべきものである…とする。そうすることで、自分を思いやることができるのだ。

※今から、自分に対し親切にする、とすればいい。

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性格ではなく行動を変える

ネガティブな人は、自分の性格を変えたい…と思うかもしれない。

だが、そもそも性格を変える必要があるのかどうかはわからないし、性格を変えるということ自体が抽象的であいまいだ。また、生得的な性格(コアの部分)は変わらない…ということもあるだろう。※わたしは、生得的な性格は変わらないので活かした方がいい、と考えている。

なので、ネガティブを直すために行動を変える、とした方がいい。

自分から与える気持ちを持つ

ネガティブな人は、自分の利益に執着しがちだ。

だから、誰々が自分のためにこうしてくれない…、この環境は自分の利益と合致しない…、という認知になってしまう。そして、自分の不利益になることを声高に批判したり、不平不満を内にためる…ということになる。

少し自分の利益から離れて、他者に与えることを考えてみよう。

たとえば、ほめることだ。相手のいいところを見つけてほめる。誰かがほめていたことを伝える、そういうちょっとしたことで、相手は気分がよくなり表情が明るくなる。相手がそうなれば、自分もそうなる(ポジティブになる)。相手のプラスの感情が自分に伝わり心地よくなるためだ。

※感情は伝染する。相手からポジティブをもらえばいい。

石橋は2度たたく…とする

ネガティブな人は、警戒心が強くかなり慎重な人だ。

リスクに敏感なのでそうなるのだが、石橋を何度もたたいたが渡らない…ということでは意味がない。

渡るにしても、5回、6回たたいて渡っていると、時間を無駄にし遅れをとってしまうだろう。なので、2回たたいたら渡る、というルールを作ればいい。石橋であればたたく必要はないのかもしれないが(笑)、性格的に気になるのだから2回ぐらいはいいだろう。

そのかわり、2回までとする。2回たたいたら渡る(もしくはやめる)、とするのだ。※言い換えれば、意思決定をこれまでより早くする、ということだ。

 

後ろ向きの発言をしない

後ろ向きの発言をやめる

ネガティブな人は、後ろ向きの発言を封印したい。

このタイプの人はこの種の発言が多い。ネガティブだからそうなる…ということと、そうするからネガティブがより強くなる(または、強さを保ったまま維持される)…ということがあると思う。

後ろ向きの発言とは、たとえば、「忙しい」とか「面倒くさい」、「自分にはできない」などになる。でも・だって・どうせ…の3D+だけど・だから…で、5Dという言い方をすることもあるようだ。

文句や批判、悔悟、責任転嫁なども、その種の発言になるだろう。

やめることはむずかしくない

後ろ向きの発言をやめることは、それほどむずかしいことではない。

たとえば、「忙しい」だ。わたしはこの言葉をよく使っていた。忙しいと言えば、簡単に断わることができるためだ。

だがあるタイミングで、仕事のできる人は忙しいとは言わない、「忙しい」にはかなりデメリットがある、ということを知り、ほとんど使わなくなった(忙しいと言う人は嫌い・そう言われることが嫌い…という人は多い)。

つまり、後ろ向きの発言が自分に害を及ぼす、と知れば、やめることができる。好きな食べ物でも身体に害があると知れば、食べるのをやめるか控えることができる。それと同じことなのだ。

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沈黙は金?になる

ネガティブな人は、後ろ向きの発言が主になりがちだ。

たとえば、誰かや何かに対し文句を言ったり、批判をすることが多いと思う。

しかし、この種の発言をするのであれば、何も言わない方がマシになることが多い。つまり、「沈黙の方がベター」になるのだ。沈黙は必ずしも褒められるものではないが、マイナスよりは0の方が幾分かマシ…ということだ。

まずは、すべきことをする、ではなく、すべきでないことをしない、と考えた方がいい。

 

ネガティブを直す・改善する方法 - サマリー

まとめ

今回は、ネガティブを直す・改善する方法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)自分に思いやりを持つ、2)性格ではなく行動を変える、3)自分から与える気持ちを持つ、4)石橋は2度たたく…とする、5)後ろ向きの発言をやめる、の5つだ。

性格ではなく行動を変えればいい。

具体的な行動を変えることで、性格は変わるのだろうと思う(生得的なコア以外の部分だが)。

まずは、 後ろ向きの発言をやめることから始めてみてはどうか。

ネガティブなことを考えてもいいが、発言することは控える。先に書いたが、まずは、すべきことをする、ではなく、すべきでないことをしない、と考えた方がいい。それがわかれば、すべきでないことをしない(行動をやめる)ことの方が、比較的簡単で効果的だからだ。

今回の記事:「ネガティブを直す・改善する方法5つ」