大人しい人の心理と特徴7つ – 好き?苦手?
あなたのまわりにも、大人しい人がいると思う。
大人しい人は、話しても反応が薄いのでおもしろくない、会話が盛り下がる、こちらが気を遣ってしまい疲れる、何を考えているのかわからず雰囲気が暗い…ということで「苦手だ」と感じる人が多いのかもしれない。謎めいた彼(女)らには、どんな心理や特徴があるのだろうか。
今回は、大人しい人の心理と特徴について書いてみたい。
目次
大人しい人とは
大人しいには、いろいろな意味がある。
従順で穏やか、抑制的で落ち着きがある…という意味があれば、
内気で自己主張をしない、警戒心が強く防御的である、話すべきときにも話さない…というネガティブな意味もあるだろう。口数が少ない子供に対し、「大人しいね」とすることがある。
大人しい人とするときは、あまりポジティブな意味では使わないと思う。
苦手に感じる…
このタイプの人を苦手に感じる人は結構いると思う。
その理由だが、「何を考えているのかわからない…」ということがある。
人の話は聞くけれど、自分は発言しないので、何を考えているのかわからない。人の話は聞くけれど、話に対する反応が薄く、表情もあまり変わらないので、何を考えているのかわからない。
こちらが意見を求めるなど、気を遣わなければいけないので疲れる…ということもある。
大人しい人の心理と特徴は
ちょっとした会話が苦手…
大人しい人は、社交を目的とするちょっとした会話が苦手だ。
よく知っている人であればともかく、顔見知り程度の人であれば、どこかでばったり出会う⇒会話をしなければいけない、というシチュエーションがとっても嫌なのだ(苦痛を感じる)。
大人しい人にとっては、この種の社交が無駄なエネルギーの消費になるためだ。
燃料タンクから燃料が漏れている…という状況を放置できる人はほとんどいないと思う。だから、そういうシチュエーションを避けようとする(ちょっとした社交に限ることではない)。
中身の濃い会話を好む
一方、中身の濃い会話であれば話は変わる。この種の会話は好きなのだ。
普段は大人しい人が、その人が興味を持つ話題については饒舌になる、というシーンを見たことがないだろうか。その人が興味を持つ濃い話になると、無駄な燃料の消費はなくなるのだ。
この場合は、燃料漏れではなく燃料をチャージしている状態に変わる。
表現しない
大人しい人は表現をしない。
先にも書いたが、「話に対する反応が薄く、表情もあまり変わらない」ということがある。
その理由のひとつに、自分の表現をバカにされた、利用されて被害を被った…というトラウマがある。そういうことがないように、二度と自分が傷つかないように、表現を抑える…ということだ。
※冷めた淡泊な表現にしておけば、傷つくことはないだろう…ということだ。
自分の意見を評価しない
自分の意見を評価しない、ということがある。
自分の意見など取るに足らないものであり、価値があるものではない。
だから、わざわざ発表しない、ということだ。人の意見にも価値があるとはあまり思わないのだが、価値のない意見であれば発表しない方がいい、と考え、自分の場合は言わない、となる。
※「沈黙は金」とか「能ある鷹は爪を隠す」という言葉が好きだ。
話すまでに時間を要する
大人しい人は、自分の考えを話すまでに時間を要する。
考えがまとまるまでは、話したくないのだ。
大人しい人に意見を求めると、「まだ考えがまとまっていないので発言は控えます…」と返されることがある。走りながら考える人(発言しながら考える人)にとっては、理解しがたい返しだと思うが、このタイプの人の場合は、そういうことがあるのだ。どうしても、話すまでに時間が必要なのだ。
※走りながら考えることはできず、立ち止まって考える必要があるのだ。
人込みや注目が嫌い
このタイプの人は人込みを嫌う。
人込みの中に入ると、燃料漏れが起こるためだ。燃料漏れが起こると、ひどく疲労を感じる。その重い疲労が嫌なので人込みを嫌うのだ。※自分が人込みに入るとそうなることは、知っている。
また、注目されるのも好きではない。
注目されることが刺激になり、その刺激を受け止めるために無駄なエネルギーを消費するためだ。自分が努力したこと、得意なことで注目されるのはいいが、普段は注目されたくない…と思う。
※「能ある鷹は爪を隠す」という状態の方が居心地がいいのだ。
自分を売り込めない
ゆえに、自分を売り込めない、ということになる。
表現が下手&控えめで自分を押し出そうとしない。社交下手…となると、自分を売り込めない。
人は明るくてわかりやすいものに惹かれる。中には「何を考えているのかわからない」という人に惹かれる人もいるだろうが、少数派だ。なので、売り込んだとしても、なかなかむずかしい。
※自分の特長を理解して売り込めば、上手くいくかもしれないが。
大人しい人の心理と特徴 - サマリー
まとめ
今回は、大人しい人の心理と特徴について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)(あまり親しくない人との)ちょっとした会話が苦手、2)中身の濃い会話を好む、3)自分から表現しない、4)自分の意見を評価しない、5)話すまでに時間を要する、6)人込みや注目が嫌い、7)自分を売り込めない、の7つになる。
このタイプの人と仲良くしたいと思えば、
二人でじっくり話す、こちらから質問する・働きかける、相手が沈黙しても我慢して待つ(相手の考えがまとまるまで待つ)、リアクションの薄さは気にしない…ということが必要になる。
※あまり表現しないことを責めても、逆効果にしかならないだろう。
今回の記事:「大人しい人の心理と特徴7つ – 好き?苦手?」