不器用な生き方をやめたい

人の心理や特徴を踏まえて合理的に行動したい

決断できない人の心理と特徴7つ

決断できない人がいる。

自分がそうだという人もいるだろうし、自分が付き合っている人がそうだ…という人もいるだろう。

即決即断が信条である、という人からこのタイプの人を見れば、「時間やチャンスを無駄にする愚かな人だ…」という評価になるかもしれない。リスクを怖がる臆病な人だ…とも思うだろう。

今回は、決断できない人の心理と特徴について書いてみたい。

目次

 

決断できないとは

決断できない

決断できずPCの前で悩む人

決断できないことは、普通にある。

わたしは、このブログを有料のブログにアップグレードしようかな…と思っているが、なかなか決断できない(笑)。背中を押してくれるものがあれば決断できるのに…と思いつつ、今に至る。

大きな判断は苦労する…

受験や就職、転職などの大きな判断になると、尚更決断がむずかしくなる。

結婚などもそうだ。「本当にこの人でいいのか…」ということを考える。最初から結婚への道筋が見えていた…という人はいると思うが、決断できずにやめてしまった…という人もいるだろう。

※自分ができない、相手ができない…の両方あるだろう。

実は決断をしている

決断できない人でも、別の角度から見れば決断をしている。

実は、「決断をしない」という決断をしているのだ。情報が不十分、選択肢の検討が不十分などの理由で、今決断するのはまずい、時期尚早であるとし、「まだ決断しない」という決断をする。

もちろん、その「決断しない」という判断が合理的な場合もある。

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心理と特徴は

~が足りないと思う

このタイプの人は、「~が足りない」と思いがちだ。

足りないから決断できない…と思う。

情報が足りない、選択肢の模索が足りない、選択肢の検討が足りない、リスクの検討が足りない、結果の検討が足りない、期待値を求めることができていない…などと考え、決断を躊躇する。

なので、このタイプの人に決断を促すためには、待つことも必要になる。

もうひと押しが欲しい…

このタイプの人は、決断するために背中を押してくれるものが欲しい…と思う。

何か決断するための材料が欲しいのだ。

手持ちの材料では、プラス面とマイナス面が拮抗してバランスが取れている。そのバランスを崩すものが欲しい…と考える。プラス面に寄与する材料であれば、前に進む決断をするし、マイナス面に寄与する材料であれば、やめる決断をする。どちらでもいいから何か欲しい…と思っている。

あなたがその材料を相手に提供できれば、相手が動く可能性がある。

リスクに敏感である

決断できない人は、リスクに敏感である。

なので、こういうリスクがあるからやめておこう…となりがちだ。

まわりの人から見ると、リスクを取らず「臆病な奴だ…」となるかもしれない。だが、組織の中ではリスクに敏感に反応し、それを明らかにする人も必要だ。なので、このことが一概に悪い、とは言えない。リスクに敏感な人は、自分はそういう役割を担っている…と考えればいいだろう。

警戒心が強く慎重である

決断できない人は、警戒心が強く慎重である。

石橋を渡る前に何度も叩く…というタイプになる。

行動を始めても、「慎重にゆっくり進もう…」とする。「急いては事を仕損じる」を座右の銘にしているような印象だ。実際に、急いては事を仕損じることがあるので、悪いこととは言えない。

なので、当初は出足が悪く加速もしないが、ある時点から急に伸びたりすることはある。

現状維持が楽だと感じる

このタイプの人は、現状維持が楽だと感じる。

決断して何かを変えるよりは、その方が精神的に楽なのだ。

決断して短期的に失敗することはよくあることだ。体感では、変わらないか短期的に悪くなることが8割以上だ(笑)。短期的に失敗する、つまり決断したあとに結果が出なければ、責任を問われることになる。そんなことになるのであれば、多少ジリ貧でも現状維持の方がいい…となる。

このタイプの人には、現状維持バイアスが強く働く。

自分の判断に自信がない

決断できない人は、自分の判断に自信を持っていない。

自信がないから、あれこれ迷ってしまう。

決断するか否かを決める「ものさし」を持っていればいいのだが、それがない。

このタイプの人は、「定量的なものさし」を持つようにすればいい。そして、そのものさしを実践で使い、その都度修正する。そうすることで、ものさしの精度が増し決断しやすくなる。

※決断の際に、数字・数学を使いたい。

正しい決断をしたい

このタイプの人は、正しい決断をしたい…と考える。

そのこと自体は、何ら間違っていない。

今上で書いたように、定量的なものさしの精度を上げることで、より正しい決断をすることができるようになる。

ただ、やってみないとわからない、短期的には失敗に見えるが、長期的には成功につながる、という場合もある。また、決断そのものはさほど問題ではなく、その後の行動が成否を分ける、というケースもある。だから、正しい決断をしたい…と思いすぎると、逆におかしくなることがある。

※どんな決断をしようとも、成功・失敗に至る道はあるのだ。

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決断できない人の心理と特徴 - サマリー

まとめ

今回は、決断できない人の心理と特徴について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)~が足りないと思う、2)ひと押しが欲しい…、3)リスクに敏感である、4)警戒心が強く慎重である、5)現状維持が楽だと感じる、6)自分の判断に自信がない、7)正しい決断をしたい、の7つだ。

このタイプの人には、(見てわかるように)ネガティブな印象がある。

だが、拙速な判断をしない、リスクをよく吟味する…ということはいいことだし、正しい決断をしたいと思いそれを求めることもいいことだ。ただし、決断そのものは大した問題ではなくて、その後の行動が成否を分ける、というケースが結構ある。この点は頭に入れておいた方がいいだろう。

今回の記事:「決断できない人の心理と特徴7つ」