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仕事の失敗から立ち直る方法5つ

仕事で失敗することがある。

失敗すること自体は誰しも同じだが、立ち直り方には個人差がある。

いつまでも失敗を引きずる人がいれば、短時間でサッと立ち直る人もいる。

前者は苦悩しやすく生きづらさを感じるタイプの人だ。ネガティブになりやすいので、何事も上手くいかない…ということになりがちだ。自分はこのタイプだ…と思う人は、失敗から立ち直る術というものを意識して身に付けた方がいい。

今回は、「仕事の失敗から立ち直る方法」について書いてみたい。

目次

 

失敗はつきものである

仕事に失敗はつきもの

仕事をする上で失敗はつきものだ。

だが、ありがちな失敗ならともかく、結果が重大であったり(自分が重大だと認知したり)自分の隠したい弱みが露呈するような失敗であったり、自分のつまらないプライドが原因になる失敗であれば、後々まで失敗をひきずることになる。

その種の失敗は、強い情動が伴うため、望まなくても長期記憶化してしまうのだ。

たとえば、コミュニケーション能力の低い人が大事なスピーチやプレゼンで失敗すると、まわりの人が自分の弱みを知ってしまった、恥ずかしい、自分の評価が落ちてしまった…と思い、深く落ち込んでしまう。

自分に期待してくれた他者を失望させた…ということも、落ち込みの原因になる。

できる人は立ち直りが

できる人は総じて、失敗からの立ち直りが早い。

※立ち直りが早いことは、できる人になるための必要条件としていいだろう。

昔の会社の同僚で、大きな失敗をして会社を騒然とさせた人がいる。

私的なメールを会社のメーリングリストに送信した、という失敗だ。当人が(いい意味で)比較的目立つ人物だった+なんとなく男女の仲を感じさせる内容だったので、社内の耳目を集めてしまったのだ。不倫でなくてよかったが。

 

 

 

そんな彼女も順調に出世して、今では堂々たるものだ。先日も、専門家としてテレビのインタビューを受けていた。彼女は(ある意味)やらかすタイプだったが、失敗からの立ち直りは早かったように思う。

※行動範囲が広く行動力があれば、失敗する回数は必然的に増える。

 

失敗から立ち直る方法は

それが自分だから…と

それが今の自分だから…と認知する。

失敗をする情けない自分が「今の自分である」と思えばいい。

失敗は取り消せないのだから、「今の自分がやらかすことだ」と思い受け入れるしかない。

失敗というのは、自分自身やまわりの人に対する偽りのないプレゼンテーションだ。「今の自分はこのような失敗をする人物です」、「このような失敗をするステージにいます」ということを知らしめるプレゼンなのだ。

今後、改善できる点もそうでない点もあるだろうが、「それが自分だ」として受け入れたい。

※自分に対する誠実な「開き直り」と解釈してもいい。

改善できると考えたい

改善できる点もそうでない点も…と書いたが、当然、改善できると考えた方がいい。

失敗から学び改善できる点は必ずあるので、その点を積極的に見つけて改善した方がいい。

失敗と言うのは、必然的に起こるものだ。

たとえば、自分の苦手な仕事であれば、失敗する確率は高くなる。したがって、苦手を人並みにする努力もそうだが、苦手な仕事はほかの人にやってもらう、ということも<改善>につながる。

不慣れな仕事であれば、手順を分解して1つずつ確実に進める、という手段がある。

※自分の能力を高めることだけが改善の手段ではない。

失敗の原因を分析する

当然、失敗の分析はした方がいい。

分析モードに入ると、感情モードから脱することができる。

※その意味でも、原因の分析は有効だ。

プレゼンで失敗したのであれば、内容なのか態度なのか両方なのか。態度であれば、なぜ不適切な態度になってしまったのか。聞き手と上手くコミュニケーションできなかったのはなぜか。

たとえば、緊張したから、気圧されたから、場の雰囲気が悪かったから…などの原因があると思うが、プレゼンの前に(個別に)聞き手とコミュニケーションをとり、場をほぐしておけば上手くいったのに…ということもあるだろう。

※わたしのよくある失敗の例では、苦手なことをあえてやったから、ということがある。

ダメージを小さくする

失敗によるダメージを抑えれば、立ち直りは容易だ。

深く潜らなければ、簡単に水面に戻ってくることができる、ということだ。

深く潜るかどうかは自分の認知次第だ。先に述べたように「これが自分だから」と思い、「自分の弱みを他人に知られることは悪いことではない」と思えば、ダメージを小さくすることができる。

失敗することは必然であり、失敗から学ぶことでプラスになる…としても同様だ。

※今、失敗しておいてよかった、この程度の失敗でよかった…と思ってもいい。

足りないものがわかる

失敗したときは、足りないものがわかった、とすればいい。

失敗により、今の自分に足りないものが明確になった…とすればいいのだ。

あるプロジェクトで、小さな失敗をたくさんした人が、最後に「自分に足りないものがわかりました」というコメントを残したことがあるが、そういうことでいいのだ。ちなみにその人は、プロジェクトを通じてかなり成長した。

※今の自分に足りないものの存在がわかるだけでも、プラスになるのだ。

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失敗から立ち直る方法 - サマリー

まとめ

今回は、「仕事の失敗から立ち直る方法」について書いてみた。

仕事をする上で失敗はつきものだから、落ち込みやすい人は立ち直る術を身に付けておきたい。

今回の記事で書いた方法は、1)それが自分だから…と考える、2)改善できると考える、3)失敗の原因を分析する、4)ダメージを小さくする、5)足りないものがわかったとする、の5つになる。

基本的には、「それが自分である」として、失敗した自分を受け入れたい。

それでも、自分の弱みや不要なプライドが原因で相手を深く傷つけた・失望させた…というケースでは、失敗を引きずりそうになるが、そこは割り切るしかない。「未熟な自分」として受け入れるしかないのだ。

とにかく、後ろ向きになり失敗を引きずる…ということが一番ダメなことだ。

この記事では、そうしないためにどうすればいいのか…ということを書いたつもりだ。失敗に至るまでの一連の出来事を客観視してケース化したり、抽象化して本質的な原因を探ってみてもいいだろう。

※本質的な原因がわかれば、本質的な改善策を立てることができる。

そうすれば、失敗に意味が生じ今後の糧になるはずだ。

今回の記事:仕事の失敗から立ち直る方法5つ