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言ってはいけない言葉|否定語を使わないようにする

あなたは、否定語を使っていないだろうか。

私生活やビジネスシーンにおいて、否定語やネガティブな表現を使わないようにした方がいい、ということは、多くの人が知っている。※そうした方が、いろいろな点で上手くいくため。

だが、つい使ってしまい、「しまった!」と思うことがある。相手が否定的に接してきたり、自分自身にストレスやフラストレーションがたまっていると、普段使わないようにしていても、つい出てしまうことがあるのだ。※否定語は、反作用的(または噴出的)に出てしまう。

今回は、「否定語を使わないようにすること」について書いてみたい。

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 「無理」、「できない」と思うと終了

「無理」、「できない」と思うと、そこで終了してしまう。

「無理」、「できない」と自ら口にするということは、白旗を揚げて降参するという意味だ。一度白旗を揚げて降参してしまうと、(気持ち的に)もう後戻りはできない。ある意味不可逆的な行為なのだ。※一度気持ちが切れてしまうと、立て直すことは非常にむずかしい。

もちろん、間を置いたり、新しいインプットを入れて、立て直すことができるかもしれない。だが、職場などで一度(仕事の依頼者などに対し)口にしてしまうと、引っ込みがつかなくなる…ということもあり、発言を撤回して立て直す、ということは事実上難しいだろう。

・思考のシャットダウンになる

「無理」、「できない」と口にした時点で、それ以上の思考を放棄することになる。

どうやれば、課題を解決できるのか?課題を解決するための障害は何か?その障害を取り除くためには、どうすればいいのか?そのためには、どれぐらいの時間とコストがかかるのか?という思考を止めてしまうのだ。

直感的に「無理かな…」と思うことでも、案外やってみると打つ手があったり、当初考えもしなかった「見えなかった手」が見えることがあるのだ。「あきらめなかった者に道は開ける」というのは、そういうことだ。なので、「無理」と思ったら、無理を「どうやったらできるのか?」に置き換えることだ。せっかくの思考を自らシャットダウンすることは、もったいないことなのだ。

 意欲や思考力の低下を招く

否定語を使うと、意欲や思考力の低下を招くことになる。

グループワークなどで、誰かが否定的なことを言うと、その否定的な姿勢が他のメンバーに伝染することがある。否定的な言葉にも、三分の理はあるため、気持ちが同調してしまうのだ。

たとえば、疲労困憊しているメンバーの一人が、「バカみたいに働けばいいというものではない」と発言すると、同じ状況下にあるメンバーが、「それはそうだ」と同調してしまうのだ。そうなると、みんなの意欲が低下してしまう。やる気がなくなってしまうのだ。

否定語を用いると、意欲や思考力が低下する、という現象には、生理学的な説明がつくらしい。

否定語を用いると、脳が活性化しなくなるのです。(中略)そういう状態が続くと、思考のうねり(人間の考えるメカニズム)が起きなくなり、ドーパミンA神経群の機能はどんどん低下します。その結果、意欲の減退や思考力の低下を招くのです。
出典:「勝負に強くなる脳」を獲得するための3つの方法

脳に入ってきた情報は前頭前野に送られるが、否定語の情報は受け取りたくない(拒否したい)ため、神経細胞があまり反応せず、脳が活性化しない、ということらしい。その結果、意欲の減退や思考力の低下を招く、というものだ。

また、ネガティブワードは(脳の働き以外の)体にも良くない

ネガティブワードを口にすると、血圧が上がるのだ。血圧を上げるホルモンが出るため、血圧が上がる。特に血圧の高い人は要注意だ。否定語を禁止した方がいいだろう。

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 相手を不快にする

否定語は、相手を不快にすることがある。

たとえば、あなたが壊れたバッグを修理したいと思い、お店に持って行ったとしよう。
あなたがそのバッグを店員に見せた瞬間、「あーこれは無理ですね」と即座に言われたら、どう思うだろうか?ちゃんと見たのか?何か手段はないのか?と思うのではないだろうか。
出典:丁寧に断る技術を整理してみる

否定されると、「君はちゃんと考えているのか?」と思うのだ。

逆に否定すると、「面倒だから否定しているだけではないのか?」、「そもそも、やる気があるのか?」、「なぜ、代替案を提示しないのか?」と思われてしまうのだ。相手の不信感を引き出し、自らの信用を失う結果になるのだ。

・自己顕示欲を満たすための否定

自己顕示欲を満たすために否定する人がいる。

他人の欠点や物事の問題点をあげつらうことで、自分の優位性を確保しようとする人だ。とにかく、自分以外の人や物を貶めることで自分を上げようとするわけで、たちが悪い。このタイプの人には、頭が悪くない人も多いのだが(悪くないから指摘できる)、フラストレーションや劣等感を抱えている人が多い。※このタイプの人は、「差」がありすぎれば、否定しなくなる。

このような行為が、相手を不快にすることは、言うまでもないだろう。

 相手を傷つける可能性もある

否定的な表現が、相手を深く傷つけていることがある。

誰しも自分の欠点を(他人から)改めて指摘されれば、程度の差はあれ凹むだろう。行動に関することであればまだしも、人格まで踏み込んで指摘されれば、深く傷つくかもしれない。

また、特に注意したいのは、相手が大事だと思っていることに対し、嫌味を言ったり、批判したりすることだ。自分にとってはどうでもよかったり、些細なことであっても、相手が大事にしているものがある。それに対し、軽んじたり、ネガティブな態度を取ってはいけないのだ

普段から否定的なことを言いがちな人は、この点にだけは特に注意すべきだ。相手が何を大事に思っているのかを察知し、その点についてネガティブなことを一切言わないことだ。

話が少し違うかもしれないが、昔、友人との話の中で、卓球の「カットマン」に対し否定的な発言をしたことがある。「どうして、最初から守ろうとするのか?」、「相手のミス待ちという戦術は、消極的すぎるのではないか?」などと批判をしたのだ。

そのとき、友人は色をなして反論してきた。そのとき、「なんでムキになって反論してくるのか?」と思ったのだが、実はその友人はかつて卓球の選手で、「カットマン」だったのだ。これは、不用意なネガティブ発言が、相手を傷つけた例だ。※ちなみに、私の昔の「カットマン」に対する発言は、ただの無知から出たものである。

 まとめ

今回は、否定語を使わないようにすること、について書いた。

否定語を使わない方がいい、と頭でわかっていても、つい出そうになったり、出てしまうことがある。出る前であれば、一呼吸おいて否定語のデメリットを思い出すことだ。否定語が出てしまったときは、自分に罰金を課したり、今後は「否定語一切禁止」と強く戒めればいいだろう。