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人前で緊張しない方法|克服は意外と簡単かも 

人前に出ると緊張する、ということがある。

スピーチでもプレゼンでもそうだが、資料を使えない前者の方がより緊張するかもしれない。

過度に緊張する人は、緊張するシーンがとても嫌いで避けたいと思う。そして、自分のことを普通ではない…と感じる。そういう時期があってもいいと思うが、いつまでもこれでは困るだろう。

今回は、人前で緊張しない方法について書いてみたい。あなたも必ず克服できる。

 

人前で緊張しない方法は

怖いことはないとする

過度に緊張する人は、人前に出ることが怖いと感じる。

そして、自分は人前に出たくないのに(誰かに)強いられる…と感じる。

とにかく、とても嫌だ、苦手なことをやらされる、という気持ちと、怖いという気持ちがある。このままの状態では失敗することが目に見えているので、これらの気持ちをなだめる必要がある。

具体的には、「特に危険はない」、「だからそう怖がることはない」と自分に言い聞かせながら、ゆっくり深呼吸する。そうすることで、過度の恐怖からくる認知の歪みを正してやればいい。

※自分の気持ちは、ストレス下でも自分でコントロールすることができるのだ。

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内面からのわくわくにする

緊張を内面からのわくわくに変えることができる。

緊張しているときに体にあらわれる反応と、 興奮してわくわくしているときに体にあらわれる反応には共通点がある。心臓の鼓動がはやくなる、呼吸が浅くなる、血圧が高くなるなどは、同じだ。
出典:緊張を和らげる方法6つ|緊張の恐怖をマネージする – 自己啓発を実践する

わくわくして興奮しすぎると、体に震えがくることもある。

つまり、緊張とわくわくを分けるものは、自分の認知だけ、ということになる。

そうであれば、自分の認知を変えてやればいい。外部からの刺激を受けて過度に緊張しているのではなく、その刺激を取り入れることで<内面からわくわく感が湧き上がってきた>とすればいい。

※手足が震えるほどわくわくしてきた…と考えればいいのだ。

自分から矢印を出す

人前で過度に緊張する人は、聞き手などからどんどん矢印を受けている状態だ。

緊張する場合は、相手やまわりの雰囲気から自分に向けて出る矢印を受けて緊張する。
その矢印を攻撃・恐怖として受け取り、緊張する。ゆえに、自分からも矢印を出すことで、インタラクティブなものにする。コミュニケーションというものは、双方向性をともなうものなのだ。
出典:緊張を和らげる方法6つ|緊張の恐怖をマネージする – 自己啓発を実践する

相手やまわりの雰囲気から、自分に向けて出る<矢印>を受けて緊張するのだ。

ナメクジが塩をふられているようなものだ(笑)。一方的に塩をふられる(矢印を受ける)ので、どんどん小さく萎縮してしまう。この状態から抜け出すためには、自分から矢印を出す必要がある。

姿勢を正す

では、どうやって自分から矢印を出せばいいのか。簡単なのは、姿勢を正すことだ。

過度にあがる人というのは、塩をふられたナメクジのように、人前に出ると頭も体も萎縮する。

だから、猫背になったり、頭が下がり前かがみになったり、肩をすぼめ体を小さく見せてしまう。目線も下に落とすだろう。逆に、あがらない人は、背筋をピンと伸ばして、堂々・颯爽としている。

姿勢を正すことで気持ちは変わるのだ。そうすることで、自分をコントロールしたい。

聞き手を味方だと思う

目の前にいる聞き手は、自分の味方だと思えばいい。

聞き手をカボチャとすると、聞き手からの矢印を受けずに済む。

だから、本当にカボチャだと思うことができれば、過度の緊張はしないだろう。だが、相手に伝わらない、反応を確認できないなどの(別の)コミュニケーション上の問題が生じることがある。

なので、聞き手は自分の味方だと思えばいい。実際多くの聞き手は、話し手がうまくスピーチすることを願っているだろう。緊張のあまり頭が真っ白になり立ちすくむ姿を見たいわけではない。

※そういう姿を見ると、聞き手の方もいたたまれなくなってしまうはずだ。

開き直る

開き直るということも、自分から矢印を出すことになる。

誰かに期待されてスピーチをすると、失敗できない…という思いに囚われる。

誰かの期待を裏切ることは、恥ずべきことで耐えられない…という気持ちはよくわかる。自意識やプライドの高い人であれば、自分の評価が下がることが怖いし、恥をかくことも嫌すぎるだろう。

だが、自分は自分であり一時飾っても、時間の経過が装飾を剥がしボロが出るだけだ。今の自分ができることをやろう、失敗してもそれが今の実力、失敗を糧にすればいいぐらいの気持ちでいい。

※無理に背伸びをしようとするから、気持ちの上でバランスを崩してしまうのだ。

練習、練習、練習

とにかく、スピーチの練習・リハーサルを重ねよう。

わたしは、2分のスピーチで22回、3分で33回のリハーサルを目安にしている。

練習するときは動画撮影する。そして、自分の声から表情・姿勢までチェックする。最初は自分の声に違和感を感じるが、それに慣れて受け入れる。そうすれば、客観的に評価できるようになる。

動画で見つけた欠点を一度に全部直すことはできない。地道に1つずつ直していく。

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人前で緊張しない方法 - サマリー

まとめ

今回は、人前で緊張しない方法について書いてみた。

その方法は、1)怖いことはない…とする、2)内面からのわくわくにする、3)自分から矢印を出す、4)姿勢を正す、5)聞き手を味方だと思う、6)開き直る、7)練習する、の7つだ。

過度に緊張する人は、人前に出ることが怖いと感じるので、この気持ちをなだめる必要がある。

具体的には、「別に命の危険があるわけではない」、「ゆえにそう怖がることはない」と自分に言い聞かせながらゆっくり深呼吸することで、過度の恐怖からくる認知の歪みを正してやりたい。

自分の気持ちは、自分でコントロールすることができることを忘れてはいけない。

認知の歪みを正しメンタルが安定したら、自分から矢印を出すことを考える。自分から聞き手に対し働きかける、ということだ。攻撃は最大の防御だというが、そうすることで緊張は安定する。

事前の練習はとことんやればいい。

動画撮影してチェックする、欠点を見つける、改善する…のサイクルを何度も回せばいい。そうすれば、目の前のスピーチやプレゼンだけでなく、将来のそれらにも大いに役に立つことだろう。

今回の記事:「人前で緊張しない方法|克服は意外と簡単かも」