もっとポジティブになりたい、前向きになりたい…と思うことがないだろうか。
もともとネガティブな人はもちろんだが、そうではない人でも、気分がネガティブ寄りに傾いたときは、「ネガティブをやめて、もっとポジティブに(前向きに)なりたい…」と思うことがあるはずだ。
自力でそうすることは可能だ。今すぐできることもあるし、時間を要することもあるが、これは自力でなんとかできる話だ。今回は、「ポジティブになる方法」について書いてみたい。
この方法を実践すれば、仕事や恋愛シーンで必ず役に立つはずだ。
目次
ポジティブになる方法は
ポジティブな人とつき合う
ポジティブな人とつき合えば、自分もポジティブになる。
このことは、大学の研究でも実証されているようだが、実感することでもある。
たとえば、笑顔の絶えない元気な人と接すると、こちらも元気をもらって元気になるし、暗い雰囲気のネガティブな人と接すると、こちらもその影響を受けて、ややネガティブになる。
相手の影響を受ける
どうしても、(多少なりとも)相手の影響を受けてしまうのだ。
なので、笑顔の絶えないポジティブな人には人が集まり、暗い雰囲気のネガティブな人から人が離れるのだ。
人は、自分が相手から影響を受ける…ということが、なんとなくでもわかっているため、良い影響を受ける人の方にひかれ、悪い影響を受ける人からはなれる…ということになるのだ。
長時間一緒に過ごす人が問題
長い時間一緒に過ごす人に注意した方がいい。
その時間の分だけ、その人から受ける影響が大きくなるからだ。
ネガティブな人でも、事務的なやりとりをするだけ…など、短い時間の接触であれば、何ら問題はない。また、ポジティブな人とばかりつき合うのは疲れる…ということもあるので、小さい割合でネガティブな人とつき合っても構わない。
メインがネガティブでは困る
だが、メインの付き合いがネガティブな人…ということでは、問題があるだろう。
自分がポジティブになりにくくなってしまうためだ。
ややネガティブでポジティブになりたい人が、彼氏や彼女、人生のパートナーにネガティブな人を選ぶのは間違いだ。もともとポジティブで、別にポジティブになる必要はない…という人は、ネガティブな人を選んでもいいのだろう。そういうカップルは多いので、相性的にいいのだと思う。
※カップルの場合は、相手に自分にないものを求めるため相性がよくなる。
だが、ポジティブになりたい人が、そのような選択をしてはいけない。
自尊心を高める
ネガティブな人は、総じて自尊心が低い。
自分のような人間が、幸せになってはいけないのでは…とすら思う。
そんなときは、自分には「幸せになる権利がある」と考えることだ。
自尊心の高め方はいくつかあるが、ひとつは、自分に「ダメ出し」ではなく、「OK出し」をすることだ。自分には「幸せになる権利がある」と考えることも、そのひとつだ。
無条件でOKとする
自分のことを無条件でOKとしたい。
もちろん、修正すべき点や、向上すべき点はあるが、自分の人格は今のままでOKとするのだ。※自尊心が、「自分の人格を大切にする気持ち」であることを思い出してほしい。自分のパーソナリティ(根幹部)を否定する必要は、まったくないのだ。
出典:自尊心を高める簡単な方法3つ
自尊心が低いからダメ、ではなく、今は自尊心が低くてもOKとする。
まずは、現状を受け入れないと、改善することはできないのだ。また、もしかすると、自尊心の低さが何かの能力とトレードオフの関係になっていて、その能力が長所になっている可能性もある。
※全体の能力を見れば、凹があれば凸もある(凹があるから凸がある)。
OKを出せば自尊心は高まる
なので、能力に凹があっても、そう悲観することはない。
自尊心が低いからダメと、自分に対し「ダメ出し」をしても自尊心を高めることはできない。
だが、今は自尊心が低くてもOKと、自分に対し「OK出し」をすれば、皮肉なことに(?)自尊心を高めることになるのだ。自分のことを無条件で「全くOKである」とすればいいのだ。
※凹があれば凸もある…と根拠を示したが、根拠のないOKでもいい。
ネガティブワードを封印する
ポジティブになりたければ、ネガティブワードを封印しよう。
ポジティブな人は、ネガティブワードを口にしないが、ネガティブな人は、ネガティブワードを口にしがちだ。
内面どおりにアウトプットするからそうなってしまう、ということはもちろんあるだろう。
だがもうひとつ、アウトプットをインプットとして再度内面に取り込むため、もともとのネガティブな内面が強化される…ということもある。※自分で強化してどうする…という話になる。
ネガティブな人は、負のワードを口にすることにより、それを自分の耳で聞き(自分のアウトプットを)インプットとして取り入れる。そして、<さらにネガティブになる>ということだ。
無駄な取り込みを防ぐ
このことを防ぐためには、ネガティブワードを封印することだ。
ネガティブワードといえば、このブログでもよく書いているが、「忙しい」、「めんどくさい」と「3D」だ。3Dとは、でも・だって・どうせ…のネガティブ言葉のセットを表す表現だ。
このほかにも、自分は「無理だ」、「できない」、「やる気が出ない」などもあるだろう。
ネガティブワードを封印し、無駄に取り込むことをやめにしたい。
負の出来事を思い出さない
ポジティブになりたければ、ネガティブなことを思い出さないようにしたい。
ネガティブな人は、過去のネガティブな体験を思い出して反芻し、自分のネガティブさを強化するきらいがある。
上で述べた、自分が口から出したネガティブな言葉を聞くことにより、それをインプットとして取り入れ、ネガティブを強化する…ということとよく似ている。※日々、馬鹿馬鹿しいことをしているのだ。
ネガティブな人は、絶えず自分のネガティブさを強化しているために、「ネガティブな人」を維持することができるのだ。逆に言えば、その強化をやめれば、ネガティブさは薄れていくだろう。
パーソナリティにも、「平均への回帰」が起こるのだ。負への水やりをやめたい。
感謝で相殺する
そうは言っても、過去のネガティブな体験を思い出すことはあるだろう。
そんなときは、現在の「感謝すること」も思い出し、ネガティブな感情を相殺したい。
感謝をすれば、自分の不平不満を抑えることができる。
人であれば、不満を感じることがあると思うが、「不満を募らす…」という状態を長く続けるのは得策ではない。精神的に不安定になるし、不機嫌、不健康につながってしまうからだ。そんなときは、感謝で不満を相殺することができる。
出典:もっと感謝した方がいい理由
感謝すべきことというのは、誰にでもある。
家族や友人の存在、仕事があるということ、住む家があり、好きなものを食べられる…ということにも感謝できるはずだ。普段はあまり意識しないと思うが…
普段、自分が「当たり前だ」と思っていることを見直してみれば、感謝できることがあることに気づくだろう。※当たり前のことを当たり前にできない人たちに、思いを馳せてもいいだろう。
過去のネガティブな体験を思い出したときは、現在の感謝することも、思い出せばいいのだ。
失敗に対する解釈を変える
ポジティブになりたければ、失敗に対する解釈を変えよう。
何か失敗してネガティブになる…ということは、よくあることだ。
だが、同じ失敗をしたとしても、人により反応が変わってくる。深くダメージを受けてネガティブになる人もいれば、それほどダメージを受けず、素早く切り替えることのできる人もいる。
この違いの原因だが、ひとつには「失敗に対する解釈の違い」がある。
たとえば、自意識過剰な人に多いが、「失敗=恥」で失敗が恥ずかしい…と考えれば、失敗することで深くダメージを受けてネガティブになるだろう。プライドが傷ついた…ということで、そうなるのだ。
だが、失敗は成功するために必要なプロセスだ、失敗して当然…と考えれば、「失敗=恥」だと思うこともなく、失敗から不要なダメージを受けることもない。※プライドも傷つかないのだ。
淡々と失敗をこなせばいい
たとえば、人工知能が将棋を学ぶプロセスを考えてみよう。
学びが浅い当初は、明らかにおかしな手を指して、「こりゃダメだ…」と思われたり、「こんな手を指して…」と笑われたりするだろう。
だが人工知能は、「自分がどう見られるか…」などとは考えない。「失敗=恥」などとは露ほども考えず、淡々と失敗を繰り返し、やがてダメ出しをした人を打ち負かすレベルに達するのだ。
こんなイメージで失敗を受け止めると、失敗してネガティブになる…ということがなくなる。失敗したとき人がどう思おうが、先にある「高み」を目指すのであれば、どうでもいい話なのだ。
このように、失敗に対する解釈を変えれば、ポジティブになれるだろう。
ポジティブになる方法は - サマリー
まとめ
今回は、「ポジティブになる方法」について書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)ポジティブな人とつき合う(長時間一緒にいる人に注意)、2)自尊心を高める、3)ネガティブワードを封印する、4)ネガティブなことを思い出さない、5)感謝で相殺する、6)失敗に対する解釈を変える、の6つになる。
具体的な行動を変えることで、自分の気持ちや雰囲気を+に変えることは可能だ。
たとえば、今からネガティブワードを封印すればいい。すぐに封印できなくても、まずは減らす努力をすればいい。ネガティブなことを思い出したら、感謝すべきことを考えればいい。
この方法を実践すれば、仕事や恋愛シーンで必ず役に立ち状況が好転するはずだ。
今回の記事:「ポジティブになる方法6つ - 仕事や恋愛で役に立つ」