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ボクシング – 田中恒成の次戦の相手|フライ編

ボクシングの話だが、田中恒成の次戦の相手は、誰になるのだろうか。

ここでいう「次戦」とは、田中恒成選手と実力がある程度拮抗した選手との試合としたい。

なので、調整を主眼とした試合は除きたい。田中選手は2017年11月にWBOライトフライ級王者を返上し、フライ級に転級したが、フライ級にはライトフライ以上の猛者がいるようだ。

※田中選手はここまで、ミニマム⇒ライトフライ⇒フライ(3階級目)ときている。

今回は、フライ級での田中恒成選手の次戦の相手について書いてみたい。

目次

スーパースター - アンドリュー・セルビー(英)

1988年生、168cm。10勝無敗。KO率:50%。

リング誌の階級ランキングでは3位。スーパースターとの異名を持つ。

ボクシングの質が高く、攻守に隙がない。

1発で倒すパンチはないが、速くてキレのあるパンチを持つ。

捨てパンチを上手く使い、勝負どころではパンチをまとめてくる。スムーズに手が出るため、回転力があり迫力がある。隙がないので、カウンターをとるのも大変だろう。防御力も高く、デイフェンスで魅せることもできる。

スピードがあり、ボクシングセンスもある。厄介な相手だ。

テテに勝利 - モルティ・ムザラネ(南ア)

1982年生、166cm。35勝2敗。KO率:65%。

ボクシングに派手さはない。相手の攻撃をブロックしながらジリジリと圧力をかけ、クリーンヒットを狙う…というスタイル。相手にスピード負けすることもあるのだが、そのあたりは最初から承知しているようだ。愚直に圧力をかけ続け、虎視眈々とチャンスを狙う。

田中が最後まで高い集中力を保ち、アウトボクシングに徹することができれば、スピードの差で勝てると思う。だが、一瞬でも集中力を切らしたり、接近戦につき合うと危ないだろう。

※ドネアに負けているが、テテ、カシメロに勝っている。

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老練 - ドニー・ニエテス(フィリピン)

1982年生、160cm。41勝1敗4分。KO率:50%。

ミニマムから三階級を制した王者。レベコ、ロドリゲス・ジュニアに勝っている。

老練なボクサーで、勝ち方を知っている、というイメージ。固い守りから手が伸びてくる。ジャブが上手い。フライ級では、何かの能力が突出している、ということではないと思うが、冷静さと堅い守りをベースに(ジャブで先手を取り)上手くまとめて勝っている、というイメージだ。

これまでの戦績をみても、負けにくい選手であることは確かだ。

強い - アルテム・ダラキアン(ウクライナ

1987年生、164cm。16勝無敗。KO率:69%。

筋肉質でがっしりしており、いかにも強そうな感じ。

見た目どおりパワーがあり、パンチも強い。デトロイトスタイルから強いパンチを放つ。体が硬そうに見えるが、(見切る能力が高く)上体の動きでパンチをかわし足を使うこともできる。

自分の距離を保つため、接近戦で打ち合う、というイメージはない。

クリストファー・ロサレス(ニカラグア

1994年生、169cm。27勝3敗。KO率:60%。

体重超過の比嘉大吾にアウエーで勝ち、一躍有名になった選手だ。

その試合では、強打の比嘉に臆することなく、1Rから積極的に出た。比嘉についてはすでに分析ずみで(ロマゴンとスパーを重ねたこともあり)自信を持っていたのか、もともとハートが強いのか…まぁ両方だろう。

左の使い方が上手く、手数が多い。田中のパンチは普通に当たると思うが、被弾せず当てなければいけない。これまで挙げた選手より実力は少し落ちると思うが、(日本での知名度・話題性もあるので)次戦の相手としては適当だと思う。

ロサレスにきっちり勝ち3階級制覇を果たし、階級トップを目指してほしい。

※A.セルビーに判定負けしている。

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田中恒成の次戦の相手 - サマリー

まとめ

今回は、フライ級での田中恒成選手の次戦の相手について書いてみた。

ムザラネとニエテスは、年齢的に下り坂だ。相手がまだ強い時期に勝負するならここ1、2年だろう。

ボクシングセンスが一番ありそうなのが、セルビーだ。華やかなスター性があり、スーパースターという異名も伊達ではない。このセルビー、ダラキアンに勝てれば、階級最強になるだろう。

※次戦の相手としては、ロサレスが適当だと思う。

フライ級には日本人選手も多い。

木村翔(WBO世界フライ級王者)、階級を上げるかもしれないが、比嘉大吾(元WBC世界フライ級王者)、拳四朗あたりもフライ級に上げてくるかもしれない。田口良一とはすれ違ってしまったが、ほかの日本人選手と対戦する可能性はあるだろう。今後の田中選手に注目したい。

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