2018年現在における「パウンド・フォー・パウンド」最新ランキングです。
このランキングは、異なる階級の選手を同じ物差しで比べた結果を表します。なので、このランキングを見れば、全階級を通じて今注目すべき選手が誰なのか…ということがわかります。PFPのランカー同士の一戦は、間違いなく世界のボクシングファンが注目すべき大一番になります。
今回は、2018年現在における最新の「パウンド・フォー・パウンド」を紹介したい。
目次
The Ring のPFP
リング誌のPFPから見て行こう。
1)ゴロフキン、2)ロマチェンコ、3)クロフォード、4)アルバレス、5)ガルシア、6)井上尚弥、7)シーサケット、8)スペンス・ジュニア、9)コバレフ、10)リゴンドー。
※シーサケット=ソー・ルンヴィサイ。言い難いのでシーサケットとする。
追記:この記事を上げた翌日に井上尚弥は5位に昇格。アルバレスが除外されたため。結果、コバレフまでは順位が繰り上がり、9)ニエテス、10)ウシク、となった。
ESPN のPFP
ESPNのランキングは以下のとおり。
1)ロマチェンコ、2)ゴロフキン、3)クロフォード、4)スペンス・ジュニア、5)ガルシア、6)シーサケット、7)コバレフ、8)ワイルダー、9)井上尚弥、10)サーマン。
World Boxing News のPFP
WBNではこうなる。
1)ロマチェンコ、2)ゴロフキン、3)クロフォード、4)ガルシア、5)井上尚弥、6)ジョシュア、7)アルバレス、8)シーサケット、9)ミナヨーティン、10)ウシク。以下、20位に田中恒成、24位にリナレス、44位に比嘉大吾、47位に拳四郎がラインクインしている。
BoxRec のレーティング
ボクレコのレーティングは以下のとおり。
1)クロフォード、2)アルバレス、3)ゴロフキン、4)ロマチェンコ、5)シーサケット、6)ネリ、7)ジョシュア、8)サンタ・クルス、9)ベルチェルト、10)ウシク。
以下、18位に拳四郎、21位に井上尚弥、60位にリナレス、65位に田中恒成、78位に岩佐亮佑、81位に田口良一となる。村田諒太は今のところ95位になっている。
メタPFP
以上のデータから求めた「メタPFP」は以下のとおり。
1位 ロマチェンコ、ゴロフキン
3位 クロフォード
4位 シーサケット
5位 アルバレス
6位 マイキー・ガルシア
7位 井上尚弥
※以下略。
2018 最新のPFP - サマリー
まとめ
今回は、2018年現在における最新の「パウンド・フォー・パウンド」を紹介した。
メタPFPを計算すると、ロマチェンコ、ゴロフキン、クロフォードの3人が抜けていることがわかった。4位以下は混戦だ。井上は7位だが、4~6位は計算方法により変動するだろう。
2017年にもPFPの記事を書いたが、そのときのランキングから1年+で4人が(トップ10から)完全に消えている(引退も含む)。次の1年でも同程度の変動があるかもしれない。
※井上尚弥は、リング誌のランキングで10位から6位と順位を上げてきている。
今回の記事:「パウンド・フォー・パウンド 2018年」
Photo credit: World Series Boxing on Visualhunt.com / CC BY-ND